平成43日目

平成元年2月19日(日)

1989/02/19

【ホメイニ師】「謝罪しても許さず」

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イランの最高指導者、ホメイニ師は19日夜、声明を発表、「悪魔の詩」の著者サルマン・ラシュディ氏はたとえ悔い改めようとも許されることはありえないと言明した。同氏が18日、「悪魔の詩」の出版でイスラム教徒に苦痛を与えたと謝罪したことに対し見解を示したもの。

ホメイニ師事務所が国営放送などを通じ発表した声明はまず、西側マスコミがラシュディ氏の謝罪により「処刑命令」が撤回される可能性を指摘したことに触れ、「これは100%否定される。たとえラシュディが悔い改め、現代で最も信仰深い人間になろうとも、すべてのイスラム教徒はこれまで得たものすべて、名声、財産をなげうって彼を地獄に送り込む義務を負っている」と述べた。《読売新聞》




【ユーゴスラビア・ドランツ連邦幹部会副議長】来日

大喪の礼に参列する各国弔問使節のトップを切ってユーゴスラビアのドランツ連邦幹部会副議長が19日午後、来日した。ドランツ氏は日航機で成田空港に到着後、日本政府のYS11機で午後3時17分、羽田空港に着き、宇野外相らの出迎えを受けた。《共同通信》

【竹下登首相】昭和天皇「大喪の礼」前に新宿御苑会場視察

竹下登
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竹下首相は19日午後、昭和天皇の大喪の礼が行われる東京・新宿御苑の会場を約1時間視察した。

大木戸門から入った首相は関係者から準備状況について説明を受けた後、大喪の礼と葬場殿の儀会場の入り口となる総門をくぐり、1万人以上の参列者を収容する幄舎、憲法の政教分離の原則との関連で論議を呼んでいる葬場殿を熱心に見てまわった。

視察後、首相は記者団に対し「大体準備は整った、という感じはした」と感想を述べるとともに、大喪の礼前後数日間にわたり都内で交通規制が実施されることについて「国民に迷惑をかけることが多いと思うが、心から協力をお願いすると同時に、お許しいただきたい」と得意の気配りを見せた。《共同通信》

2月19日のできごと