平成8756日目
2012/12/28
【安倍晋三首相】「安倍内閣で拉致解決」
安倍晋三首相は28日昼、北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表らメンバーと就任後初めて官邸で懇談し「再び首相となった以上、必ず拉致問題を安倍内閣で解決する決意で進みたい」と表明した。第2次安倍内閣発足直後の面会で、政権として問題解決に全力を挙げる姿勢をアピールした格好だ。
懇談会には横田めぐみさん=失踪当時(13)=の両親の滋さん、早紀江さん夫妻や増元照明事務局長らも参加。飯塚代表は「もう待てないというのが家族会共通の立場だ。早いうちに解決の道筋を見たい」と要望した。
政府側は岸田文雄外相、古屋圭司拉致問題担当相、菅義偉官房長官が同席した。《共同通信》
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【バスケットボール・高校選抜女子】桜花学園(愛知)、3年ぶり18度目の優勝
バスケットボールの全国高校選抜優勝大会第6日は28日、広島市の広島県立総合体育館で行われ、全国高校総体決勝と同じ対戦となった女子決勝は桜花学園(愛知)が初めて決勝に進んだ聖カタリナ女(愛媛)を88―79で下し、3年ぶり18度目の優勝で高校総体との2冠を達成した。
桜花学園は40得点した河村を軸に競り合いを制した。3位決定戦は昭和学院(千葉)が勝った。
男子は高校総体との2冠を2年連続で狙う延岡学園(宮崎)と昨年準優勝の尽誠学園(香川)が決勝に進出した。準決勝で延岡学園は北陸(福井)を80―53で退け、尽誠学園は洛南(京都)に66―63で逆転勝ちした。《共同通信》
【東証大納会】終値1万395円18銭
ことし最後の取引である大納会を迎えた28日の東京株式市場では、日本経済回復への期待が高まり、日経平均株価(225種)の終値が2日連続で2012年の最高値をつけた。大納会で最高値を更新するのは1999年以来13年ぶり。終値は前日比72円20銭高の1万0395円18銭で、11年の東日本大震災の発生前日以来の高さ。年末の終値としては09年以来3年ぶりの高値だった。
日銀に大胆な金融緩和を求める安倍晋三政権の取り組みに期待し、28日の東京外国為替市場では一時1ドル=86円台半ばと、約2年5カ月ぶりの円安を記録した。《共同通信》
【石原伸晃環境相】前任との引き継ぎ拒否「虚礼廃止」
石原伸晃環境相は28日の記者会見で、前任の長浜博行氏との事務引き継ぎを断った理由について「虚礼廃止ということ。何をやりました、これをやりますと署名簿を交換する儀式はあまり意味のあることではない」と説明した。
その上で「無駄を省き、効率良い社会をつくるのがポリシーだ」と持論を述べた。
一方、福島県内の汚染土を保管する中間貯蔵施設の設置をめぐる地元自治体との調整など、機微に触れる問題の引き継ぎについては「衆人環視ではできないこともある」と強調した。《共同通信》
【自民党・石破茂幹事長】TPP交渉参加、参院選までに対処方針
自民党の石破茂幹事長は28日の記者会見で、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題に関し「来年夏の参院選までに党として何らかの対処方針を決めなければならない」との認識を示した。ただTPPをめぐり党内の賛否は割れていることから調整難航は必至で、明確な方向性を打ち出せるかは見通せない。
自民党は衆院選の政権公約で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対」と明記。安倍晋三首相は26日の就任会見で、TPP参加に関し「十分な情報を得て、分析してから総合的に検討していきたい」と述べるにとどめている。《共同通信》
【日本未来の党】分党
滋賀県の嘉田由紀子知事と小沢一郎元民主党代表は28日夜、大津市内で記者会見し、日本未来の党を事実上、分党すると正式に発表した。嘉田氏と小沢氏側は党運営をめぐり対立していた。脱原発を掲げた日本未来は、結党から1カ月で分裂。会見に先立ち「衆院選で支持を寄せてくれた国民に心よりおわびする」との共同声明を公表した。
小沢氏は旧日本未来に残り、既に党名を「生活の党」(代表・森裕子参院議員)へ変更した。嘉田氏は、社民党政審会長を務めた阿部知子衆院議員と共に離党し、政治団体「日本未来の党」設立を総務相へ届け出た。《共同通信》
【安倍晋三首相】ロシア・プーチン大統領と電話会談
安倍晋三首相は28日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、自身による2013年中のロシア訪問実現へ調整を進めることで一致した。双方は平和条約締結のため、北方領土問題の本格交渉入りに向けた事務レベル協議を活発化させるべきだとの認識を確認した。
首相は、条約締結の前提となる領土問題の解決が日ロ間の最大の懸案だと指摘。「双方が受け入れ可能な解決策を見いだす努力をしたい」と強調。プーチン氏は「平和条約に関する作業がより活発化するよう、それぞれの外務省に指示を出す必要がある」と応じた。《共同通信》
【中国・張志軍外務次官】安倍政権に関係改善の努力を期待
中国の張志軍外務次官は28日、第2次安倍内閣の発足を受け「(新政権が)中国と日本の間に存在する隔たりや問題を適切に処理するよう望む」と述べ、日中関係の改善に向けた努力に期待感を示した。国内外のメディア関係者らが出席する中国外務省主催のフォーラムで語った。
張氏は「中日は互いに重要な近隣国」と強調。両国関係が緊迫する中、新政権誕生を機に解決に向けた糸口を探りたい意向をにじませた。
一方で、靖国神社参拝や改憲志向などを念頭に「日本国内の政治動向を高度に注目している」とした。新政権に「歴史を直視」するよう促し、こうした動きをけん制した。《共同通信》
【イラン軍】ホルムズ海峡で演習
イラン海軍は28日、原油輸送の大動脈ホルムズ海峡周辺で軍事演習を開始した。来年1月2日までの6日間の予定。イランのメディアが伝えた。
6月にモスクワで開かれて以降、暗礁に乗り上げているイランの核問題をめぐる欧米など6カ国との協議の再開が近いとされる中、軍事力を誇示することで欧米をけん制し、協議を有利に進める狙いがあるとみられる。
軍事演習はホルムズ海峡やオマーン湾、アラビア海を含む約100万平方キロの海域で行われ、軍艦や潜水艦などが参加。
海軍の司令官は25日、ミサイルの発射実験など「(演習で)海軍の最新兵器をテストする」と説明していた。《共同通信》
【米・ニューヨーク市】殺人件数が過去最少に
ニューヨークのブルームバーグ市長は28日、警察学校の卒業式で、2012年中に同市内でこれまでに起きた殺人件数は昨年比19%減の414件で、半世紀前に記録を取り始めて以来最も少なくなるのは確実だと述べ、「全米で最も安全な大都市がさらに安全になった」とアピールした。
AP通信によると、これまでの最少は09年の471件。最も多かったのは1990年の2245件。大幅な減少の理由は、ジュリアーニ前市長時代の警官増員策、銃規制派の急先鋒ブルームバーグ市長による犯罪多発地域取り締まり、警官による不審者への頻繁な所持品検査とみられている。《共同通信》