平成8744日目
2012/12/16
【第46回衆院選】自民圧倒的勝利、民主惨敗
第46回衆院選は16日、投開票が行われ、自民党が圧倒的勝利を収めて過半数(241)を大きく上回り、290議席台に達した。公明党も議席を伸ばして自公両党で320議席を超え、3年3か月ぶりの政権奪還を決めた。一方、民主党は政権批判の逆風の中で惨敗し、50議席台に落ち込んだ。
野田首相は16日夜、党代表の辞任を表明した。「第3極」として注目された日本維新の会は50議席を超え、第3党となった。この結果を受け、自民党の安倍総裁は26日に召集される予定の特別国会で新首相に選出され、公明党との連立政権を発足させる。《読売新聞》
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新潟5区では、民主前職で文部科学相の田中真紀子氏(68)が自民前職の長島忠美氏(61)に敗れ、比例区での復活もならなかった。16日は父、角栄元首相の命日。角栄氏の代からの支持者は年をとったり、真紀子氏に反発したりして徐々に離れていた。《朝日新聞》
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徳島1区では、7選を目指した民主前職の仙谷由人氏(66)が落選した。自民新顔の福山守氏(59)に敗れ、比例区での復活もならなかった。 《朝日新聞》
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比例東京ブロックで日本維新の会単独1位の石原慎太郎代表が早々と当選を確実にし、17年ぶりに国政復帰を果たした。
約13年半務めた東京都知事を10月に辞職した石原氏は、橋下徹代表代行と二枚看板で各地を遊説。北朝鮮による日本人拉致問題で「憲法9条がなければ戦争する姿勢で取り戻せた」と発言するなど、歯に衣着せぬおなじみの「石原節」で聴衆を集めた。《共同通信》
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民主党の菅直人前首相は東京18区で自民党元職の土屋正忠氏に接戦の末、敗れた。比例代表では復活し、辛くも11度目の当選を果たした。
菅氏は応援遊説で全国を回っていた過去の選挙戦を一変させ、今回は公示前から地元に密着。首相時代の実績や「原発ゼロ」を訴えて票の掘り起こしに努めたが、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の対応をめぐって逆風にさらされ、及ばなかった。土屋氏は地元をくまなく回って民主党政権を繰り返し批判。菅氏との戦いを3度目にして初めて制した。《共同通信》
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【野田佳彦首相】民主代表辞任表明
野田佳彦首相(民主党代表)は16日午後11時過ぎ、都内のホテルで記者会見し「敗北の最大の責任は代表である私にある」と代表を辞任すると表明した。会見に先立ち輿石東幹事長や岡田克也副総理らと協議し、年内に召集される特別国会までに党両院議員総会を開き、後任を選出する考えを示した。《日経新聞》
【米・オバマ大統領】自民・安倍総裁に祝意
オバマ米大統領は16日、衆院選での自民党勝利を受け「安倍晋三総裁に祝意を表する」との声明を出した。
オバマ氏は、日米同盟を「アジア太平洋地域の平和と繁栄の要石」と強調。日米間に加え、地域的、世界的に重要な問題で「次期政権と緊密に取り組んでいくことを楽しみにしている」とした。
一方で、退陣する野田佳彦首相に対しては、日米関係への多くの貢献に「謝意」を示した。《共同通信》
【東京都知事選】猪瀬直樹氏が圧勝、433万票獲得
石原慎太郎前知事の辞職に伴う東京都知事選が16日、投開票され、前都副知事で作家の無所属、猪瀬直樹氏(66)が新人9人の争いを制して初当選を決めた。猪瀬氏は石原氏の後継指名を受け、自民党の支援、公明党と日本維新の会の支持を得て選挙戦を優位に展開。副知事としての実績を強調し、約13年半に及んだ石原都政の継承を訴えて幅広い層の支持を得た。
他の候補者は新銀行東京の清算など都政の刷新を主張。前日弁連会長の宇都宮健児氏(66)は共産党や社民党、日本未来の党の支持を受け、脱原発を前面に打ち出したが及ばなかった。前神奈川県知事の松沢成文氏(54)らも支持を広げられなかった。
猪瀬氏は公約で、石原氏が力を入れてきた2020年夏季五輪の招致実現のほか、都営地下鉄と東京メトロの経営一元化など副知事時代から取り組んできた政策の継続を掲げた。高齢者向けのケア付き住宅の拡充、国が所管するハローワークの職業紹介機能の都への移管なども挙げた。
任期半ばでの都知事の辞職は現行の選挙制度下では過去に例がなく、都知事選が衆院選と同日に行われたのも初めて。《日経新聞》
【第67回甲子園ボウル】関学大、2年連続25度目の優勝
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第67回甲子園ボウルは16日、甲子園球場で行われ、西日本代表の関学大(関西)が東日本代表の法大(関東B)を20―17で下し、2年連続25度目の優勝を果たした。関学大は日本選手権のライスボウル(来年1月3日・東京ドーム)で社会人王者と対戦する。
関学大は木戸のキックオフリターンTDなどで10―0としたが、法大の反撃に遭い第4クオーターに一時は7点のリードを許した。しかし、QB畑のTDパスと、試合終了間際に堀本がFGを決めて逆転勝ちした。《共同通信》
【防府読売マラソン】川内優輝選手、初優勝
「市民ランナーの星」として知られる川内優輝(埼玉県庁)が16日、山口県の防府市陸上競技場発着で行われた防府読売マラソンで、2時間10分46秒で初優勝した。2日に行われた福岡国際マラソンで6位だった川内は、ことし9度目のレースで5勝目を挙げ「勝ち越せてすごくよかった。安定感が増してきた」と満足そうに話した。
来年8月の世界選手権(モスクワ)出場へ向け、代表選考レースは3月のびわ湖毎日マラソンを予定している。世界選手権の派遣設定タイムとなる2時間7分59秒以内が目標で「2時間7分台を出すために、何とかやっていかないと」と話した。《共同通信》