令和255日目

令和2年3月20日(金)

2020/03/20

【新型コロナウィルス】

米、全世界でビザ発給停止

米政府は20日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、全世界で通常のビザ(査証)発給業務を一時停止すると発表した。既に日本を含む多くの国で発給を停止していたが、対象範囲を拡大させた。

国務省によると、全てのビザ面接の予約はキャンセルされる。同省は再開時期に関し「できるだけ早く通常業務を再開するが、現時点では時期を明示できない」としている。

米政府は18日、同省が指定する渡航警戒レベルで4段階中、下から2番目以上の国約100カ国で、ビザ発給を一時停止すると発表していた。観光など短期滞在のビザ免除制度は従来通り運用される。《共同通信》

インドネシア・ジャカルタ州、非常事態宣言

インドネシアのアニス・ジャカルタ特別州知事は20日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、非常事態を宣言した。期間は同日から2週間。状況により延長する。

23日からナイトクラブやバー、映画館などの娯楽施設が閉鎖されるほか、公共バスや都市高速鉄道(MRT)の運行時間や乗客数も制限。企業には従業員に自宅勤務させるよう求めた。

政府によると、国内の感染者は20日、369人に上り、うち215人がジャカルタで確認。国内で60万~70万人に感染のリスクがあると試算している。《共同通信》

「よみうりランド」や「としまえん」、営業再開へ

よみうりランド(東京都稲城市)は20日、営業を23日から再開すると発表した。西武鉄道も、子会社が運営する都市型遊園地「としまえん」(東京都練馬区)と、レジャー施設「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)を21日から再開すると発表した。

各遊園地は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月29日から休業していた。いずれも再開は屋外アトラクションに限定し、屋内施設では休業を続ける。入り口で検温を行い、37.5度以上の発熱がある場合は入園を断るという。

一方、サンリオは20日、子会社が運営するテーマパーク「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)について、20日までとしていた休業を4月上旬まで延長すると発表した。再開時期は今後の状況をみながら判断する。《読売新聞》

大阪府、イベント休止を延長

大阪府は20日、新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、府主催のイベントや施設、府立学校の部活動などの休止期間を4月3日まで延長すると決めた。今月21日から順次再開する方針だったが、国の専門家に感染者数が急増する可能性を指摘されたことや、関西空港への帰国者が多いことなどを踏まえ「リスクが高くなっている」(吉村洋文知事)と判断した。

延長期間後の対応は改めて検討する。民間へのイベント自粛要請については国の方針に沿って対応する。

会議では厚生労働省専門家の作成文書が示され、大阪、兵庫両府県の感染者数は4月3日時点で最大3374人に膨らむなどと想定されていた。《共同通信》

安倍首相、大規模行事は慎重対応要請

政府は20日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を首相官邸で開催した。安倍晋三首相は大規模な全国的イベント開催の可否に関し、慎重対応を求める政府の専門家会議の見解を参考に、主催者が判断するよう求めた。小中高などの休校要請を巡り、新学期からの再開に向けて具体的方針をできるだけ早急に文部科学省でとりまとめるよう指示した。

首相は感染拡大防止に向け(1)換気が悪い(2)多くの人が密集する(3)近距離での会話が発生する―との三つの条件が「同時に重なる場を避ける行動を引き続きお願いする」と呼び掛けた。《共同通信》



【地下鉄サリン事件】発生から25年

多数の死傷者を出したオウム真理教による地下鉄サリン事件(1995年)から25年を迎えた20日、現場となった東京メトロ霞ヶ関駅(東京都千代田区)など6駅に献花台が設けられ、犠牲者への慰霊が行われた。

職員2人が死亡した霞ヶ関駅では、事件発生とほぼ同時刻の午前8時頃、約20人の駅員が黙とう。午前10時頃には同駅助役だった夫(当時50歳)を亡くした高橋シズヱさん(73)が献花し、「この25年間、夫の姿や形はなくとも、ずっと一緒にいると思って行動してきた。これからは静かに夫との思い出を振り返ることが多くなるだろう」と話した。

事件では13人が死亡し、6000人以上が負傷。今月10日には、25年間の闘病生活を送ってきた浅川幸子さん(56)が死去した。

教祖の麻原彰晃こと松本智津夫・元死刑囚ら教団元幹部13人の刑は2018年7月に執行された。一方、教団は3団体に分かれ、現在も計約1650人の信者がいるという。《読売新聞》

【東京五輪】聖火が日本に到着

東京五輪の聖火が20日、特別輸送機でギリシャから宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。聖火は、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市で「復興の火」として一般披露が始まった。21~25日に宮城、岩手、福島各県を巡回。聖火リレーは26日に福島県でスタートする。

新型コロナウイルスの影響で、到着式や展示イベントでは規模縮小が相次いだ。IOCのバッハ会長は19日、「違うシナリオは検討している」と述べ、通常開催以外の可能性に言及した。

聖火は20日午前、予定を早めて松島基地に到着。柔道男子の野村忠宏さんとレスリング女子の吉田沙保里さんが聖火皿に点火した。《共同通信》

【大相撲春場所】13日目

大相撲春場所13日目(20日・エディオンアリーナ大阪)白鵬、鶴竜の両横綱と平幕碧山が2敗で首位に並んだ。

白鵬は大関昇進を狙う関脇朝乃山との2敗同士の対決を押し出しで制し、鶴竜は大関貴景勝を寄り切った。1敗で単独トップだった碧山は隆の勝に押し出された。一人大関の貴景勝は7敗目。2敗の3人を、3敗で朝乃山、平幕の御嶽海と隆の勝の3人が追う展開となった。十両は琴勝峰が2敗で首位を守った。《共同通信》

【日本ボクシング連盟】五輪代表選手を発表

日本ボクシング連盟は20日、開催国枠で東京五輪に出場する男子の3選手を発表し、ライト級の成松大介、ミドル級の森脇唯人(ともに自衛隊)、フライ級の田中亮明(岐阜・中京学院大中京高教)が名を連ねた。30歳の成松は2大会連続、23歳の森脇、26歳の田中は初出場となる。

強化委員会では、アジア・オセアニア予選で1勝した森脇を選出。初戦敗退の成松、田中は過去の実績で選ばれた。成松は「目標は金メダル」と意気込み、森脇は「自分のボクシングを貫きたい」と意欲を語った。プロで世界3階級制覇の田中恒成(畑中)を弟に持つ田中は「日本の代表として頑張りたい」と力を込めた。《共同通信》

【三陸鉄道】全線で運転再開

岩手県沿岸部を走る三陸鉄道リアス線は20日、陸中山田駅(山田町)―釜石駅(釜石市)間の28.9キロで台風19号からの復旧工事を終え、全線163キロが約5か月ぶりにつながった。

ただ、この日は強風の影響で、朝から同区間を走る列車が途中で運転を見合わせるなどした。正午過ぎから陸中山田駅で出発式が行われたが、同駅を出発し釜石に向かうはずの記念列車も、途中の駅で運転を取りやめた。

出発式では、三陸鉄道の中村一郎社長が「全国の皆様からの支援のおかげで全線再開ができた。これからも人と人、地域と地域をつないでいきたい」とあいさつ。沿線では地域住民らが大漁旗や「リアス線おかえりなさい」などと書かれた横断幕を掲げて祝福した。一方、釜石市で午後に予定されていた記念式典は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために中止が決まった。

運行再開の区間を含む宮古―釜石間55.4キロは、元々はJR山田線の一部だった。東日本大震災で不通になったが、昨年3月に三陸鉄道に移管されて8年ぶりに運行を再開し、北リアス線と南リアス線を合わせ、第3セクターの路線として全国最長となる163キロがリアス線として一つにつながった。

しかし昨年10月の台風19号豪雨で、リアス線は線路への土砂の流入や路盤の崩落などが70か所以上で発生。全線の7割にあたる113.7キロが不通となった。同11月から、復旧を終えた区間ごとに運行を再開してきた。《読売新聞》

【富山県富山市】路面電車南北接続「開通式」

富山駅の南北を走る路面電車をつなぐ南北接続事業が完了し、20日、富山駅で開通式が行われた。営業運転は21日から始まる。1908年の富山駅開業以降、100年以上続いた鉄路による南北分断が解消され、富山市のコンパクトなまちづくりは大きな到達点を迎える。

南北接続は、駅の北側で旧富山ライトレールが運行したLRT(次世代型路面電車)と、南側で富山地方鉄道が走らせる市内電車のレールを駅高架下で結ぶ市の事業。全国にない取り組みで、全長15.2キロのLRT網が完成する。事業費は約40億円。市街地の活性化や通勤通学、買い物の利便性向上が期待される。

式には森雅志市長や赤羽一嘉国土交通相、石井隆一知事、県選出の国会議員ら約150人が出席した。森市長は「市民100年の夢が実現する。まちづくりはこれで終わりでなく、ゆとりと豊かさを実感できる魅力的な都市の創造にまい進していく」とあいさつ。関係者がテープカットし、開通を祝った。

式後は記念乗車があり、女優で特別副市長の柴田理恵さん(富山市八尾地域出身)が、篠原玄太運転士に花束を贈呈。招待客がライトレールの車両だったポートラムと、環状線のセントラムに乗り込んで中心部を周遊した。

接続後は、乗り換えなしに南北を移動できる直通ルートが3路線あり、北端の岩瀬浜と駅南の3方面(環状線、南富山駅前、富山大学前)を結ぶ。富山地鉄が運行を担い、運賃は全線均一で大人210円。《北日本新聞》

【ケニー・ロジャースさん】死去

米カントリーの大御所歌手、ケニー・ロジャースさんが20日、老衰のため南部ジョージア州サンディスプリングスで死去した。81歳。2018年にラストツアーを健康上の理由でキャンセルし、ホスピスでケアを受けていた。

1938年、南部テキサス州ヒューストン生まれ。高校時代からバンドを組み、66年にフォークグループに参加。解散後はソロとして活動し、70年代に「ルシール」など数々のヒット曲を世に送り出した。約60年間にわたり現役で活躍して米国で国民的歌手と呼ばれ、グラミー賞を3度受賞、テレビ映画にも出演した。《共同通信》



3月20日のできごと