令和252日目

令和2年3月17日(火)

2020/03/17

【新型コロナウィルス】

「非常事態」27か国・地域

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、17日までに米国やイタリアなど少なくとも27の国・地域の政府が非常事態や緊急事態を宣言している。中国本土以外の感染者が中国本土を上回り、世界的な大流行となっている状況を反映したもので、宣言に伴い各国では、人の移動制限や学校の休校などの対策が次々と打ち出されている。

米国では13日に、トランプ大統領が国家非常事態を宣言した。3月に入って感染が急速に広がったためで、現在4000人を超えている。宣言によって、最大500億ドル(約5兆3000億円)の連邦政府の災害用基金を、州政府などの支援に転用できるようになった。ウイルス検査や患者の治療に使われる。

宣言を行った国は、世界保健機関(WHO)が「パンデミック(感染症の世界的な大流行)の中心」とした欧州で、イタリアやスペインなど12に上る。イタリアやスペインでは、不要不急の外出や飲食店の営業を禁止するなどの措置を行っている。

感染者が増えつつある中南米でも7か国に上る。このうち、ペルーとコスタリカ、パラグアイの3か国が15~16日に宣言を出した。ペルーは16日、国民に対する移動の自由の制限や国境閉鎖といった対策を始めた。

一方、宣言を出さない国でも、現行法に基づいて国民の権利を制限する措置が実施されている例もある。 また、WHOの16日時点の集計によると、中国本土以外の国・地域の感染者は、前日から約1万4000人増えて8万6000人を超え、初めて中国本土を上回った。中国本土は約8万1000人だった。 死者数も中国本土以外の国・地域で約3400人となり、中国本土(約3200人)を超えた。《読売新聞》

伊、感染者3万人超える

イタリア政府は17日、新型コロナウイルスの感染者が前日から3526人増え3万1506人に上ったと発表した。中国外で感染者が3万人を超えた国は初めて。死者は前日から345人増え2503人に達した。イタリアでは感染防止策として個人の移動が制限されているが、拡大が続いている。

コンテ首相は、フェイスブックを通した声明で「われわれは極めて困難な試練に直面している。共に戦い、見えざる敵を打ち負かそう」と述べ、感染拡大抑え込みに向けた協力を国民に改めて呼び掛けた。

地域別の最多は大都市ミラノがある北部ロンバルディア州の1万6220人。《共同通信》

台湾、日本から「退避」勧告

台湾の外交部(外務省に相当)は17日夕、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4段階の渡航警戒情報のうち日本を最高の「赤色」に引き上げると発表した。19日に発効する。「赤色」は渡航中止と在留台湾人の退避勧告を意味する。19日午前0時から、日本から台湾へのビザ免除も停止する。

外交部は同時に、東南アジアなど20カ国も「赤色」に指定した。台湾の衛生福利部(厚生労働省)は17日午後、日本への渡航に関する参考情報を全3段階で最高の「第3級(警告)」に引き上げ、不要不急の渡航中止を勧告。第3級指定国のビザ免除停止を発表していた。外交部の判断はさらに踏み込んだ形だ。

17日夜以降、日本から台湾に到着した人に14日間の外出禁止を義務付け、日本への帰国も禁止される。違反者は強制隔離され、最高100万台湾元(約350万円)の罰金が科される。《産経新聞》

Bリーグ、4月1日まで中止に

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリーグ戦を約2週間中止し、14日から試合を無観客で再開したバスケットボール男子のBリーグは17日、臨時実行委員会を開き、20日から4月1日までに予定されている1部(B1)と2部(B2)の計95試合の中止を決めた。

中止となった試合の扱いや4月4日以降のリーグ戦、プレーオフの実施予定については後日、発表する。

リーグは2月末から3月11日までの99試合を延期した上で再開。その初日となった14日には1部で北海道の3選手に発熱が認められたため川崎―北海道が中止となり、翌15日には審判員の発熱で千葉―宇都宮が中止となっていた。

サッカー欧州選手権は延期

欧州サッカー連盟(UEFA)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大により、今夏に予定されていた欧州選手権の1年延期を発表した。同選手権は4年に1度の一大イベントで、今大会は欧州広域の12都市を会場として、6月12日から7月12日まで開催するはずだった。

感染が広がっている欧州ではイングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスの五大リーグなどが当面の試合延期を決定している。UEFAは人々の健康面を第一とした上で「欧州選手権の延期が、中断している各国内リーグの日程を完了させることの助けになる」とした。《共同通信》

IOC、五輪は予定通り

国際オリンピック委員会(IOC)は17日、電話会議形式による臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で中止や延期の懸念が高まっている東京五輪を予定通り開催する方針を再確認した。引き続き行われた各国際競技連盟(IF)との協議でも7月24日の開幕に向けて準備を進める方向性で一致した。

IOCは「東京五輪に向けて変わらず全力を尽くす。大会まで4カ月以上ある現段階で思い切った決定を下す必要はない」との声明を発表し、開催を危ぶむ声が世界各国で強まる中でIFと足並みをそろえた形だ。《共同通信》

日米財務相が市場監視確認

麻生太郎財務相は17日、新型コロナウイルス感染症拡大を巡りムニューシン米財務長官と電話会談し、株価下落など金融市場への影響を引き続き監視すると確認した。麻生氏は会談後の記者会見で「世界経済を下方リスクから守る」と強調。今月3日に続き来週にも、先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話会議を開くよう提案したことを明らかにした。

麻生氏は「今後とも日米両国で緊密に連携していくことで一致している」と表明した。会談では、全ての適切な政策手段を動員することも改めて申し合わせた。《共同通信》



【日経平均終値】1万7011円53銭

17日の東京株式市場は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を懸念した売り注文と、割安銘柄への買い注文が交錯して乱高下し、日経平均株価(225種)の前日終値を挟んだ値動きの幅が1178円に達する荒れた相場となった。終値は前日比9円49銭高の1万7011円53銭と、5営業日ぶりに小幅反発した。

東証株価指数(TOPIX)は32.12ポイント高の1268.46。出来高は約30億6500万株。

感染拡大が著しい欧州で渡航禁止や入国制限が相次いでおり、市場には「先行きが見通せず、相場は荒い値動きが続きそうだ」(大手証券)との見方があった。《共同通信》

【大相撲春場所】10日目

大相撲春場所10日目(17日・エディオンアリーナ大阪)横綱白鵬は平幕阿武咲に押し出されて初黒星を喫し、全勝力士がいなくなった。阿武咲は2個目の金星。横綱鶴竜は竜電を寄り切って2敗をキープ。大関昇進を目指す関脇朝乃山も炎鵬を押し出し、勝ち越しを決めた。

大関貴景勝は関脇正代にはたき込まれて5敗となった。1敗は白鵬と平幕碧山の2人。1差で鶴竜、朝乃山、御嶽海、隆の勝が追う。十両は琴恵光が1敗で単独トップを守った。《共同通信》

【競泳・池江璃花子選手】プールに

白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子選手(19)=ルネサンス=が17日、写真共有アプリ「インスタグラム」で昨年2月の病気判明から初めてプールに入ったことを報告し「言葉に表せないくらい嬉しくて、気持ちが良くて、幸せです」とコメントした。

マネジメント会社によると、17日午後に顔を水につけずに約30分間、ビート板を使って軽く泳いだり、水中を歩いたりした。新型コロナウイルスの感染拡大については「1日でもはやく収束することを願います」とつづった。

池江選手は昨年12月に退院。東京五輪は断念し、2024年パリ五輪の表彰台を目指している。《共同通信》

【兵庫県尼崎市】いじめ重大事態を2年放置

兵庫県尼崎市立尼崎高の水泳部で2017年、当時高校1年の女子生徒(18)がいじめ被害を訴えて不登校になり、保護者が「重大事態に当たるので調べてほしい」と学校に申告したのに、市教育委員会と学校が調査せず2年以上放置していたことが17日、市教委や関係者への取材で分かった。生徒は既に退学した。

市教委は今月、保護者に謝罪。いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」とみて、近く専門家を含めた調査委員会を設置する方針。市教委の担当者は「重大事態が発生したのは事実。今後は事実関係を明らかにする」と話している。《共同通信》

【自民党】運動方針を決定

自民党は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期となった党大会に代わる両院議員総会を党本部で開き、令和2年運動方針を採択した。運動方針は2年ぶりに憲法改正を独立した章として掲げ、前文に続いて掲載することで最優先事項であることをアピールしたのが特徴。

安倍晋三首相(党総裁)はあいさつで「憲法改正も含めて、運動方針にのっとって一致結束し、全力を尽くしていきたい」と訴えた。

また、首相は新型コロナについて「皆で力を合わせれば乗り越えられない困難はない。打ち破れない難関はない」と強調した。その上で「世界が結束し、ウイルスに打ち勝った証しとして、『完全な形』での東京オリンピック・パラリンピックを開催しようではないか」と呼びかけた。

党大会は当初、3000人規模で8日に東京都内のホテルで開く予定だった。延期は阪神大震災が発生した平成7年以来。新たな開催日については、新型コロナウイルスの収束状況を見ながら慎重に判断する。《産経新聞》



3月17日のできごと