平成6180日目

2005/12/09

【この日の小泉総理】

「とちぎフレッシュメイト」の表敬訪問

平成17年12月9日、小泉総理は総理大臣官邸で、栃木県の農畜産物をPRする「とちぎフレッシュメイト」の古内優子さん、入江里佳さんらの表敬訪問を受けました。

小泉総理は贈呈された栃木県産のいちご「とちおとめ」をほおばり、「本当に甘い。これはうまい。」などと舌鼓を打ちました。

とちおとめは香港などに輸出され、日本の倍の1パック(16粒入り)1,200円で売れているという。小泉総理は演説などでも日本の農産物が中国で高く売れていることを強調しており、この日も「この味は売れるな。チャンスをとらえどんどん輸出したらいい。」と奨励しました。《首相官邸》

再び民主に秋波

小泉純一郎首相は9日夜、民主党の前原誠司代表が集団的自衛権の容認への積極発言を続けていることについて「前原代表は前から憲法改正論者だった。今後、自民党と協力できる点があるんだと思っている」と述べ、憲法改正での協力に意欲を示した。

他の政策課題をめぐる連携に関しても「近い点は多々ある」と指摘。8日には「民主でも自民に近い考え方の人がたくさんいる」と発言したばかりで連日、民主に秋波を送る形になった。首相官邸で記者団の質問に答えた。

自民党の武部勤幹事長も9日、大阪市内で講演し、民主との関係について「前原代表など今すぐ一緒にやれる人もおり、部分的な大連立があっていい。共同戦線を張って戦わなければならない」と述べた。憲法改正や公務員制度改革を念頭に、民主の一部勢力との連携に積極的な考えを示したものだ。《日経新聞》




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【 WBC・野球国別対抗戦】代表29選手発表

来年3月に初開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表が9日、東京都内のホテルで発表され、米大リーグからはマリナーズのイチロー外野手(32)、ホワイトソックスの井口資仁内野手(31)、パドレスの大塚晶文投手(33)が選ばれた。《共同通信》

【東京地検特捜部】橋本元首相ら再び不起訴

日本歯科医師連盟(日歯連)の献金隠し事件で、東京地検特捜部は9日、いったん不起訴とした後に検察審査会の議決を受け、再捜査していた橋本龍太郎元首相(68)や自民党の山崎拓前副総裁(68)ら政治家7人と同党元事務局長ら計10人をあらためて不起訴処分にした。同党の野中広務元幹事長(80)が起訴猶予、残る9人は嫌疑不十分で、当初の処分と同じ。

処分の理由について、特捜部は「政治家本人や秘書、献金授受の場となった料亭関係者らから幅広く聴取を重ねたが、新たな証拠は得られなかった。法と証拠に基づく厳格な判断」と説明している。一連の捜査はほぼ終結した。《共同通信》

【政府・与党】道路財源一般化方針を決定

政府、与党は9日、道路特定財源の見直しに関する協議会を首相官邸で開き、自民、公明両党の合意に基づき、暫定税率を維持したまま道路特定財源を一般財源化する基本方針を決定した。使途や規模の具体化は、2007年度予算以降に先送りされた。

北側一雄国土交通相と谷垣禎一財務相、安倍首相官房長官は会合後、小泉純一郎首相に基本方針を報告し、首相は了承した。《共同通信》

【民主党・前原誠司代表】憲法改正に与野党はない

民主党の前原誠司代表は9日午後(日本時間10日午前)、ニューヨーク市内で記者会見し、小泉純一郎首相が憲法改正で同党との連携は可能との認識を示したことについて「憲法改正が必要だと思っている政党に与野党はない。憲法改正の国民の認識や関心、議論を高めていく責務は民主党も負っている」と述べ、連携に前向きな姿勢をみせた。

同時に「憲法改正は衆参両院の3分の2以上の賛成を得なければ、国民投票にかけられない。しっかりとした議論を与党とやっていきたい」と強調した。

一方、前原氏のワシントンでの講演が中国に対して厳し過ぎるのではないかとの指摘に対しては「これから中国に行くからマイルドに言うとか、そういう器用なことはできないし、逆にすべきではない」と反論した。《共同通信》

【この日の民主党】

羽田最高顧問、ヨルダン国王に中東和平へ日本関与の必要性強調

9日午後、羽田孜最高顧問が訪日中のアブドッラー・フセイン・ヨルダン国王を訪ね、両国の友好関係と中東和平への日本の関与について、意見を交換した。

羽田顧問よりフセイン国王に対し、政府が自衛隊のイラク派遣の延長を決めたが、十分な国民的議論がないままに派遣を続けることには反対であるという民主党の見解が伝えられた。羽田最高顧問はさらに、民主党はイラクの復興については全面的に支援していくと発言した。

フセイン国王は、われわれは様々な支援に対して門戸を開いていると語り、日本が中立的な立場を保ちつつ、中東への支援を続けることに期待を表明した。羽田最高顧問は、包括的な中東和平に向けてのヨルダンの役割に期待すると述べるとともに、経済面でも交流を深めていきたいとの意向を示した。フセイン国王は、教育・医療・環境・原子力エネルギー・観光などの各方面での日本の支援と交流を期待し、顧問は両国関係の発展に努力すると語った。

会談は30分に及び、民主党の末松義規国際局長、武正公一ネクスト外務副大臣、榛葉賀津也ネクスト防衛副大臣が同席した。《民主党ニュース》



12月9日 その日のできごと(何の日)