平成3618日目
1998/12/04
この日のできごと(何の日)
【プロ野球選手会】新会長に古田敦也氏
労働組合・日本プロ野球選手会の定期大会が27日、大阪市内のホテルで開かれ、今季限りで現役を引退した正田耕三会長(広島)に代わり、古田敦也副会長(ヤクルト)を新会長に選出した。副会長には松井秀喜選手(巨人)立浪和義選手(中日)ら9人を選んだ。また社団法人日本プロ野球選手会の新理事長に川相昌弘選手(巨人)を選出した。いずれも任期は1年。
大会では現在9年となっているフリーエージェント(FA)資格取得年限の7年への短縮と、移籍の際に発生する補償金の引き下げ、代理人制度の導入などを引き続き要望していくことを確認した。ただ、代理人制度の導入要求には選手会内部でも意思統一されておらず、進展していないのが現状。古田新会長は「若手選手にはぴんとこない問題のようだが、(選手会が)一つになっていけるようにしたい」と語った。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【沖縄水産高・新垣渚投手】オリックス入団を拒否
オリックスは4日、那覇市内でドラフト1位指名した新垣渚投手(沖縄水産高)と2度目の入団交渉を行ったが、同投手は入団を拒否した。さらに3度目の交渉には応じないとし、交渉は暗礁に乗り上げた。
約2時間にわたる交渉で、新垣投手は「大学へ進学するので、入団はしない。(交渉は)終わりにしたい」と、九州共立大へ進学一本の意思を球団側へ伝えた。《共同通信》
【カンボジア】ポルポト派兵士最後の500人が投降
カンボジア政府軍幹部が明らかにしたところによると、北部タイ国境付近で抵抗を続けていた反政府ゲリラ組織ポル・ポト派の兵士約500人が4日、政府軍へ投降した。同幹部によると、これでほぼすべてのポト派兵士が政府軍に投降、軍事勢力としてのポト派は消滅した。
しかしタ・モク参謀総長、キュー・サムファン幹部会議長ら最高幹部は依然、数人の護衛兵とともに国境地帯の秘密のアジトに潜んだままという。
投降したのは北西部バタンバン州サムロートや北部プレアビヒア州のジャングル地帯にいた兵士。ポト派幹部のケム・ヌゴン氏が代表として4日、プレアビヒアで政府軍と投降交渉を行った。ヌゴン氏は同日夜、政府軍系テレビを通じ「われわれはリーダーと決別した。今後は政府に貢献したい」と述べ、投降兵士全員を政府軍に編入するよう求めた。《共同通信》
【宮澤喜一蔵相】辞意撤回
宮澤喜一蔵相は4日の閣議後の記者会見で、蔵相の進退問題に関連し「預かった仕事ができたから、これで(辞める)という状況にない」と述べ、予算編成などの終了後も、内閣改造までは蔵相職を務める意向を明らかにした。また、加藤紘一前幹事長への派閥会長継承については、3日の同派総会で大きな異論がなかったことを受け「年内にはだいたい加藤君に渡せるかなという感じだ」と述べ、年内交代を明言した。
蔵相は、11月27日の記者会見で、派閥会長を次期総裁を目指す加藤氏に交代すれば「内閣にいるのは信義にもとる」として蔵相職も辞任したい考えを示していた。これについて蔵相は4日の会見で「同じことを思っているが、当面は国務に渋滞を起こしてはならないという建前上難しい」と述べ、この発言を撤回した。
派閥会長については「派内はごたごたせず、落ちこぼれも当面どうということはない」と述べ、派閥分裂回避など加藤氏に交代する環境が整ったとの判断を示すとともに、週明けにも小里貞利事務総長と会い、こうした方針を説明したい意向を示した。《共同通信》
【政界談話室】
民主党の菅直人代表は4日の同党代議士会で、自民、自由両党の連立合意に関連して「副大臣制(の導入)、政府委員の廃止が浮上しているが、わが党も前に提案した」と、お株を奪われた悔しさをにじませた。続けて「小渕恵三首相がこれまで何をやってきたか。官僚の書いたものを棒読みしてきただけだ。棒読みしない首相になるのか」と、政府委員である官僚の助けがなければ満足に答弁できないと言わんばかり。最後に「言動一致していない首相を予算委員会で追及してほしい」と呼び掛け、対抗心をむき出しに。《共同通信》
【自民党】自自連立へ新組織
梶山静六元官房長官、亀井静香元建設相らを中心とする自民党の非主流4グループは4日朝、衆院第二議員会館で70人を集めた会合を開き、自由党との連立政権樹立を決断した小渕恵三首相を支持し、14日の今国会会期末までに一つの組織をつくり共同歩調をとっていく方針を確認した。新組織代表には梶山氏就任の方向で調整している。
7月の総裁選で梶山氏を支持した議員らで構成、これまで非主流派とされてきた4グループが大同団結した「主流派宣言」といえ、自自連立に消極的な加藤紘一前幹事長らYKKグルーブに対抗し、党内の主導権を奪還するのが狙い。
来年1月の通常国会召集までに自由党を閣内に入れた内閣改造を迫っていくとみられ自自路線をめぐる自民党内の攻防は一層激化しそうだ。
会合あいさつで梶山氏は3日の首相との会談に触れ「愛国愛党のため(総裁選で)戦ったのであり、個人的恩しゅうは持っていない。政治的脆弱性を打破するための最高の決断だ」と自自連立を評価したことを紹介。「大同につき大きな展望を開く礎となりたい」と首相への協力と結束を呼び掛けた。
出席者からは「通常国会前にしかるべき体制を整えていただきたい」(小林興起衆院議員)など自由党との早期連立を求める声が上がった。《共同通信》
【自由党・小沢一郎党首】連立に向け最終調整へ
自由党の小沢一郎党首は4日、小渕恵三首相(自民党総裁)と連立合意を再確認するため、来週前半にも党首会談をあらためて開催する方向で首相サイドと日程交渉を始めた。
来年1月の通常国会召集前の連立内閣発足に向け、内閣改造の時期や規模、閣僚ポストなどについて具体的な詰めをしたい考え。《共同通信》