平成4348日目
2000/12/03
この日のできごと(何の日)
【敦賀気比高・内海哲也投手】オリックス入団を拒否
オリックスがドラフト会議で1位指名した敦賀気比高の内海哲也投手(18)とオリックスの2度目の入団交渉が京都市内のホテルで行われ、この後、記者会見で内海投手は「社会人に行くと伝えました」と入団を拒否し、3年後の巨人入りを目指し、社会人野球の東京ガスに進むことを表明した。
交渉には内海本人のほか、母親の広子さんらが同席し、オリックスからは矢野清球団本部長、谷村智啓チーフスカウトらが出席。オリックスは高校生としては破格の契約金1億円、出来高払い契約金5000万円、年俸1300万円を提示した。
しかし、内海の意思は固く、矢野球団本部長は「交渉にならなかった。評価をもう少し真剣に考えてほしかった」と、事実上断念する意向を示した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【福岡国際マラソン】
マラソン3度目の新鋭、藤田敦史(富士通)が海外の強豪選手を抑え、日本最高記録を樹立した。
来年の世界選手権(カナダ・エドモントン)の日本代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは3日、福岡市の平和台陸上競技場発着のコースで招待選手22人を含む119選手が参加して行われ、藤田が2時間6分51秒の日本最高記録(大会新)で優勝した。
正午の気温16.5度という暑さの中、藤田はシドニー五輪金メダリストで大会2連覇を狙ったゲザハン・アベラ(エチオピア)、アトランタ五輪銀メダルの李鳳柱(韓国)らを次々に引き離し、独走でゴールインした。
日本勢では五十嵐範暁(中国電力)が2時間9分26秒で4位となり、一般参加の方山利哉が6位に食い込んだ。
【男子ゴルフ】JTカップ最終日
日本シリーズJTカップ最終日(3日・東京よみうりCC＝6968ヤード、パー70)首位スタートの片山晋呉が68で回り、通算9アンダー、271で優勝した。片山は2週間前のダンロップ・フェニックスに続く今季4勝目で通算6勝目。優勝賞金3000万円を獲得して賞金ランキング2位に浮上し、最終戦(7−10日)での逆転賞金王に望みをつないだ。
片山は好調なショットを生かして前半4バーディー(2ボギー)を奪ってリードを広げ、後半を2バーディー、2ボギーにまとめて逃げ切った。
70の宮瀬博文が3打差の2位。さらに1打差で68の尾崎将司と70の伊澤利光が3位に入った。《共同通信》
【フィギュア・NHK杯】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)第6戦、NHK杯国際競技会最終日は3日、北海道旭川大雪アリーナで行われ、男子シングルはショートプログラム(SP)首位のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が自由も1位で3連覇。GP3勝目を挙げた。本田武史(法大)は4位だった。
プルシェンコは4回転−3回転−2回転のコンビネーションジャンプを決めたのをはじめ、実力の差を見せて圧勝した。2位はイリヤ・クリムキン(ロシア)。本田は4回転トーループの着氷で手をつくなどミスがあったものの、上位陣の失敗もあって自由4位となり、SP7位から順位を上げた。田村岳人(日大)は9位だった。《共同通信》
【三宅島】島民が全体集会
三宅島の火山活動に伴い住民が全島避難してから3カ月。これまでそれぞれの地域で避難生活を続けてきた住民が3日、東京都港区の小学校で開かれた「三宅島島民ふれあい集会」で久しぶりに再会した。避難住民全員が対象となる集会は初めてで、1200人以上の住民が参加した。
会場では、あちこちで再会を喜ぶ住民の姿が見られ、島名産のアシタバのてんぷらやくさやが振る舞われたほか、子どもたちにはスカンジナビア政府観光局のサンタクロースから一足早いクリスマスプレゼントが贈られた。《共同通信》
【森喜朗首相】内閣改造に向け最終調整
森喜朗首相は3日午後、首相公邸で福田康夫官房長官、安倍晋三官房副長官や森派の小泉純一郎会長らを交え、来年1月からの省庁再編をにらんだ5日の第2次森改造内閣に向け、最終的な調整作業を続けた。
橋本派と江藤・亀井派で競合していた通産相(再編後は経済産業相)は、首相が江藤・亀井派の強い要望を受け入れ、平沼赳夫通産相の留任が有力となった。厚相兼労働相(同厚生労働相)は公明党が推す坂口力元労相の起用がほぼ確実だ。
橋本派が通産相に推している額賀福志郎元防衛庁長官は他のポストに回る方向。橋本派からの入閣は。斉藤斗志二氏に加え、法相に笹川堯氏の名前も浮上。森派の町村信孝元文相、田中真紀子元科技庁長官の入閣も取りざたされている。《共同通信》
【韓国・金大中大統領】収監当時の写真公開
韓国の青瓦台(大統領官邸)は3日、金大中大統領が野党政治家だった1981年に内乱陰謀罪などで無期懲役となり、韓国中部の青州刑務所に収監されていた当時の写真6枚を公表した。
金大統領のノーベル平和賞受賞決定後、法務省が保管していた写真帳を李姫鎬夫人に提供した。景気低迷で支持率が低迷する中、授賞式を前に、民主化のため過酷な試練を経た大統領の姿をあらためてアピールする狙いがあるとみられる。
81年1月の入所直後に頭を刈り上げた顔写真や、同年9月ごろに撮ったとみられる収監番号「9」を胸に付け独房内で読書する様子、鉄格子を挟み夫人や二人の息子と面会している写真などが含まれている。
金大統領は朴正煕大統領暗殺後の政情不安の中、80年7月に内乱陰謀罪などで起訴。81年1月に大法院(最高裁)で死刑が確定したが、直後に無期懲役に減刑。82年12月の釈放まで約1年10ヶ月間、清州の刑務所に収監された。《共同通信》
