平成4349日目

2000/12/04

この日のできごと(何の日)

【歌舞伎町ビデオ店爆破事件】

4日午後8時15分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町のビデオ店「マック」で爆発があり、店の天井と壁を焦がした。店にいた男性店員と通行人らにけがはなかった。約20分後、現場から約500メートル離れた新宿2丁目の四谷署御苑大通交番に散弾銃を持った少年が出頭。「爆発物を投げ込んだ」と供述したため、銃刀法違反(所持)の現行犯で逮捕、身柄を新宿署に移した。

少年は「爆発させるのはどこでもよかった。一日悩んだ。散弾銃は祖父の物だ」などと供述、殺したいと思っている人物がいて随分考えたという趣旨の話もしているという。

また「爆弾は自分で作った。ライターで火を付け、投げ入れた」とも供述している。

調べでは、少年は栃木県下都賀郡に済む県立高二年生(17)。ボストンバッグとウエストポーチの中に実弾39発と、黒いビニールテープを巻いたソフトボール大の球形の爆発物とみられる物をもっていた。少年は「これと同じものを転がして投げた」などと供述、警視庁の爆発物処理班がこの物体を凍結した。同署は爆発物の殺傷暴力を調べるとともに、爆発物取締罰則違反などの疑いでも少年を調べる。

家族によると、少年は3日夜から家を出ていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【日本ハム・下柳剛投手】代理人同席で交渉

日本ハムの下柳剛投手(32)は4日、東京・六本木の球団事務所で、プロ野球界で初めて代理人(弁護士)を同席させて契約更改交渉に臨んだ。代理人同席は今年オフに限り認められ、下柳が適用した選手の第1号。下柳は球団の年俸提示額に対し、サインをせずに保留。次回は21日に再び代理人同席で交渉する。

約1時間の交渉で、球団の今井俊一常務ら2人が下柳と代理人の上杉昌隆弁護士(35)に査定方法を説明した上で、来季の年俸を提示。この日は反論や意見交換など本格的な交渉には入らず、下柳側が球団からの金額提示と査定を持ち帰って検討するという段階にとどまった。下柳は今季、36試合に登板して8勝4敗。シーズン途中で中継ぎから先発に転向し、5年ぶりの完投勝利、プロ入り初完封勝利などを収めた。今季の推定年俸は1億3300万円。

下柳は交渉後、「(代理人が同席したことで)1人でやるときよりも感情的にならず、いい交渉になったと思う」と話した。今井常務は「(上杉弁護士が)査定に納得したかどうかは分からないが、ある程度の理解はしてもらえたのではないか」と語った。《共同通信》

【森喜朗首相】内閣改造に向け最終調整

来年1月からの省庁再編に対応した第2次森改造内閣が12月5日、発足する。森喜朗首相は与党内の最終調整を4日も続行し、新内閣の骨格を固めた。自民党の橋本、江藤・亀井両派で競合していた経済産業相には、平沼赳夫通産相(江藤・亀井派)の留任、谷津義男氏(同)の農相への起用が内定した。

文部科学相(再編までは文相兼科技庁長官)には町村信孝元文相(森派)が浮上。旧河本派が推す村上誠一郎氏は、防衛庁長官か金融担当相を軸に調整している。堺屋太一経企庁長官は留任を固辞する意向を表明し、慰留を断念する方向が固まった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・福田康夫官房長官は4日午後の記者会見で、5日の内閣改造で官房長官が読み上げる閣僚名簿の順番が決まっているかを質問され「私はそういう経験ないし…」と苦笑い。野中広務自民党幹事長退任の衝撃で始まった今回の人事は、情報技術(IT)分野で頼りとする堺屋太一経企庁長官が留任拒否を明言するなど思いのほか難航。その余波で細かい段取りまで手が回っていないようで、福田長官は「私も任命されるかどうかわからないし、お答えできない状況」とけむに巻いていた。《共同通信》

【河野洋平外相】ロシア全権代表と会談

河野洋平外相は4日、ロシアのプリコフスキー極東連邦管区大統領全権代表と外務省で会談し、北方領土問題について「四島の問題が残っており、国際的にも、日ロ双方の国内的にも納得できるやり方で解決する必要がある」と強調した。

プリコフスキー氏は、これに対し「四島の問題を争いの種ではなく、関係を近づける種とするよう努力すべきだ。現地住民や両国の国民が、双方指導部の決定を支持できるものが正しい解決だ」と応じた。

同氏は「領土問題が日ロ間の経済問題を妨げないことが重要だ」と表明。外相は日本企業がロシア極東に大きな関心を抱いていることを指摘した上で「両国政府は(ロシアの)投資環境の整備など、その関心をバックアップするよう努力する必要がある」と答えた。《共同通信》

【米大統領選】ゴア氏全面敗訴

米大統領選のフロリダ州再集計結果に対する民主党ゴア陣営の不服申し立て訴訟で、州都タラハシーの州地裁(ソウルズ判事)は4日午後(日本時間5日午前)、マイアミ・デイド郡などで手集計再会要求を退けるゴア氏全面敗訴の判決を言い渡した。

また再集計期限に関する訴訟で、首都ワシントンの連邦最高裁は同日、期限延長を容認した州最高裁決定を「法的根拠が不明確」として取り消し、州最高裁に差し戻す決定を言い渡した。

相次ぐ「敗訴」は手集計で「ゴア票」を積み上げ、逆転を目指すゴア氏に大きな打撃。今月12日の大統領選挙人指名期限が迫る中、逆転戦略は手詰まり状態に追い込まれた。1カ月近くにわたって混迷を続けてきた米大統領選は終幕に向かって大きく動き出す。《共同通信》

【この日の民主党】

全国キャラバン「おかしなことなくし隊」報告・青森

「おかしなことなくし隊」は4日から、青森市を起点に6日までに八戸市、盛岡市、仙台市、郡山市、福島市、米沢市、秋田市を回るキャンペーンを始めた。

初日となった4日、空路で青森市に入った隊員たちを出迎えたのは真っ白な雪景色だった。JR青森駅前で第一声を上げた田中甲政権奪取運動委員長は、雪が降りしきる中、「私たち民主党は本気で政権を奪取して、この国のおかしなことをなくしたい。そのために、私たちは今日から全国を回ります」と宣言。地元・民主党青森県第一区総支部長の戸来勉さんも、「青森から日本を変えましょう」と語りかけた。

参加者(田中甲・近藤昭一・山村健・今野東・井上和雄
地元候補者(戸来勉青森一区総支部長・田名部匡代青森三区総支部長)

いよいよ全国キャラバンのスタートです。初日の青森では強い雪が降っていました。青森空港を降りたら、そこは真っ白な雪景色でした。

青森駅前

田中甲衆議院議員
「自民党の中でも改革派と呼ばれた加藤さん、山崎さんに、国民は期待をしました。しかし、二人とも結局は自民党というしがらみと利権を断ち切ることはできませんでした。私たち民主党は本気で政権を奪取して、この国のおかしなことをなくしたい。そのために、私たちは今日から全国を回ります」

民主党青森県第一区総支部長戸来勉
「青森から日本を変えましょう」

はつかり12号で青森駅から八戸駅へ移動しました。

八戸駅前

民主党青森県第三区総支部長田名部匡代
「本当にこの国はおかしな事だらけですよね。それをかえるために皆さん応援してください」

全国キャラバン「おかしなことなくし隊」報告・岩手

参加議員田中甲・近藤昭一・山村健・今野東・井上和雄
地元弁士加藤卓夫民主党岩手県連会長代行

自由党王国と言われる岩手県。野党の選挙協力も検討されています。政権交代目指して、反自民ののろしを上げましょう。

はつかり16号で盛岡駅へ移動

盛岡駅前

盛岡駅前でバスを待っている人たちに街頭演説を行いました。

今野東衆議院議員
「おかしなものをなくしたい。私が最もなくしたいのは森首相です」

山村健衆議院議員
「特定の組織や団体の利益のために動いている今の政治をなくしたい。銀行に対して何兆円もの税金が公的資金という名で渡されています。結局、損をしているのは国民です」

加藤卓夫(民主党岩手代表代行)
「無駄な公共事業をもってきて、その挙句、国民の負担になっている。そのおかしな事に気づいている国民のみなさん、私たちに政権をとらせてください」

田中甲衆議院議員
「今年の選挙で通った民主党の新人議員の平均年齢を、みなさんは知っていますか? なんと42.6歳です。すごく若いです。その若い私たちが全国を回って国民の声を聞いて、この国のおかしなことをなくしたいと思います。官僚主導による中央集権の政治が最もおかしいと私は思います。この国の姿を変えるために、私たち民主党に政権を奪取させてください」

全国キャラバン「おかしなことなくし隊」報告・宮城

参加議員(田中甲・近藤昭一・山村健・今野東・井上和雄)
地元議員(岡崎トミ子参議院議員・桜井充参議院議員・鎌田さゆり衆議院議員)

「民主党王国」と呼ばれるくらい民主党への支持が浸透している宮城県。小選挙区はなんと4勝2敗と自民党を圧倒しました。どの国会議員もそろって、きさくな市民派議員でした。みなさん演説前に「おばんでやす。」という挨拶をします、このノリが強さの秘訣です。

盛岡駅からやまびこ20号で仙台駅へ佐々重ビル前で街頭演説、その後、駅前の商店街をみんなで歩きながら政策を訴えました。

トークイベント(ホテルメトロポリタン)

安孫子雅浩仙台市議会議員を司会にして、このような内容のことを満席の市民に訴えました。

岡崎トミ子(参議院議員)
「この宮城県では、6月の選挙で民主党からは5人の衆議院議員をみなさんに当選させていただきました。2人の参議院議員を合わせると7人も国会議員がいます。
今回の国会では私たち民主党は循環型社会を作るためにがんばりましたが、自民党がこの国会でやったことは自分たちが有利なように選挙制度まで捻じ曲げてしまうことや医療費を引き上げて国民の生活を困らせることでした。自民党にこれ以上、政権を任せるわけにはいきません。おかしな自民党政権をなくすために、今日、民主党の若手国会議員団が宮城県におこしくださいました」

田中甲(千葉5区衆議院議員)
「ディズニーランドがあるのが、私の選挙区です。業界団体などの推薦を丁重にお断りさせていたできまして、「市民として応援してください。」と言い続けました。これは、しがらみをなくした政治をするためです。私たちは陳情とは、免許や入学などの斡旋ではなく、市民のためになる政策提言だけだと思っています。
さて、私は道州制の導入を訴えていきたいと思います。地方の財源がないまま、地方分権はできないと思います。中央集権の官僚主導政治を、地方分権の民主導の政治に変えていきます。
私たちは本気で政権交代を目指します。政治で最も大切なのは命を守ることです。命を守らない今の政治を変えていきたいと思います。戦争中の事実をひたすら隠している今の自民党政権には、命を守ることをできません」

近藤昭一(愛知3区衆議院議員)
「私はもともと中日新聞にいました。しかし、あまりにも今の政治はひどいことをやっている、いまの政治家には任せられないと思いました。そして、政治をやっています。
さて、この宮城県の浅野知事は自書で「誰もが住みやすい街を作る。」と言っています。しかし、中央集権では地域の声が届くことはありません。
例えば、障害者の方々が自分たちで働けるところをつくろうという話になったことがありました。しかし、地域の声は届きませんから予算がありません。逆に、国から予算がおりてきても、年度中に使わなければならないという変な予算です。突然きた予算ではうまく使えません。少子化対策の予算が、幼稚園のまわりの整備に使われるなどの変な例もありました。だからこそ、民主党が訴えるように地方分権が必要なのです」

井上和雄(東京14区衆議院議員)
「私は内閣委員会に所属して、ITの問題に取り組んでいます。アメリカのシリコンバレーでは中国やインドの人たちが大量に働いています。私はもともと国連職員としてインドに勤めていました。インドでは、15年前にIT革命に力を入れています。今の日本は先見性がなく2000年になってようやく取り組みました。
ITが進んだ組織は、中間管理職のいらない組織になります。トップに直接、情報が集まる組織になっていきます。日本の重厚長大の産業は崩れていきます。そこで、ITの推進と同時に失業しても生活できるシステムをつくる必要があります。また、お父さんが失業してもいいように、ダブルインカム(共働き)の社会が必要になると思います」

山村健(三重5区衆議院議員)
「私だけは座高が短いので立って話します。(笑)さて、私はあのリクルート汚職の藤波さんを相手に戦いました。組織もないのに、挑戦しました。10ヶ月間がんばりました。素人が頑張って何とか当選しました。
永田町の常識は、世間の非常識です。当選すると周りの人たちに急に「先生、先生」と呼ばれるようになってしまいました。議員になるとタクシーを使う人が多いですが、私はいつまでも地下鉄を使いたいと思います。
森首相がIT革命を「イットカクメイ」と読みました。(笑)それによって、ITを全国民が知ったそれだけが唯一の功績です。21世紀の基幹産業になるITですが、自民党の予算の使い方はただの垂れ流しです。ITには国境の壁がないので、日本だけでは語れない産業です。しかし、自民党はそれがわからずに、国内の法律だけをいじろうとしています。
民主王国と言われる宮城県では、ものすごく民度が高いです。それを各地へ広げていっておかしな政治をなくしてほしいと思います」

今野東(宮城1区衆議院議員)
「私たちは、聞く選挙をやりたいと思います。一方的にマイクで訴えるのではなく国民の声を聞きたいと思ってやっています。その中で、おばあちゃんに「おら戦争やだべ」と言われたのが印象に残っています。そのことがすごく重い発言でした。
さて、645兆円の大赤字はどうやって返すのでしょうか。自民党がやっているのは票集めのためのお金のばら撒きです。それをもうやめさせたいと思います。民主党は甘いことだけでなく、つらいことも言える、そして納得してもらうことのできる政党です」

鎌田さゆり(宮城衆議院議員) 「松浪議員のコップの水は私の前まで届きました。(笑) さて、私は男女共同参画社会をつくることを目指しています。その一つとしてピンクチラシの撲滅運動に取り組みました。あの松浪議員は、「自由な国だからピンクチラシがある。ピンクチラシがいやならアフリカの国にでも行け。」と私に言いました。「この人は何を言っているのだろう」と私は思いました。こんな人たちが作っている今の与党の政治を何とか倒したいと思います」

桜井充(宮城県参議院議員)
「加藤の乱のあと、株価は下がりました。それは、構造改革が進まなくなったという諦めが世間に漂ったのが原因です。だからこそ、私たち民主党は政権交代で構造改革をすすめなければなりません。同時に改革によって失業する人のセーフティーネットの整備を進めながら、大胆に構造を改革する必要があると思います」

会場からは、野党間の選挙協力についての質問がありました。それに対して、岡崎トミ子参議院議員から「自由党・社民党などと党首会談などをしながらすすめている最中です」と答えました。《民主党ニュース》



12月4日 その日のできごと(何の日)