平成6537日目
2006/12/01
【この日の安倍総理】
税制調査会総会(第3回)・答申の手交
平成18年12月1日、安倍総理は総理大臣官邸で開催された第3回の税制調査会総会に出席し、本間正明会長から平成19年度の税制改正に関する答申の手交を受けました。
この答申では、総合的な税制改革の流れの中で早急に見直すべき事項として、経済活性化に向けた減価償却制度や留保金課税制度などの見直し、会社法や信託法などの制度改革に対する税制面での対応、国民に身近で関心の高い金融所得課税のあり方や円滑・適正な納税のための環境整備などが盛り込まれています。
答申の手交を受けて総理は、「非常に厳しい日程の中、精力的にご審議頂いたことに心から御礼申し上げる。『成長なくして財政再建なし』の理念の下、経済活性化にかかる税制を中心に議論を行い、総合的な税制改革の全体像との整合性を考慮しながら取りまとめていただいた。この方針を指針として、税制改正を進めていく」と述べました。《首相官邸》
いじめ対策費を補正に計上へ
安倍晋三首相は1日昼、伊吹文明文部科学相と官邸で会談し、相次ぐ自殺などいじめ問題の深刻化を踏まえ、2006年度補正予算に対策費を盛り込む方針で一致した。いじめを受けた子どもや保護者から法務局や教育委員会、警察への相談電話について、24時間受け付け態勢を整備する。《共同通信》
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【板橋区・管理人夫婦殺害事件】当時15歳の少年に懲役14年
東京都板橋区の建設会社社員寮で昨年6月、管理人の両親を殺害し、部屋を爆破したとして、殺人と激発物破裂罪に問われた当時15歳で高校1年の少年(17)に対し、東京地裁は1日、懲役14年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。
栃木力裁判長は「凶悪重大事件で、内省がいまだ深まっているとはいえないことなどを考慮すれば、犯行の重大性を認識させ、その責任を自覚させるため、重大性に即した刑罰が必要だ。それで社会が納得すれば、将来の社会復帰にも役立つ」と判決理由を述べた。
刑罰対象年齢を16歳以上から14歳以上に引き下げた改正少年法施行(2001年4月)後に起きた殺人事件で、犯行当時16歳未満の少年が実刑判決を受けたのは初めて。弁護側は控訴する方針を明らかにした。
判決によると、少年は管理人の仕事を手伝わされるなどしたことから父親=当時(44)=への不満を募らせた。昨年6月19日夜、勉強を終えてテレビを見ていた際、父親に「勉強しろ」と怒鳴られ、その日解いた問題集を見せて反論すると、父親は少年の頭を押さえ付けるなどし「おれはおまえと頭の出来が違う」などと言った。
抑えてきた憎悪が一気に高まって父親の殺害を決意。母親だけ残すのもかわいそうと考え、翌20日早朝、管理人室で就寝中の父親の頭を鉄亜鈴で何度も殴るなどして殺害し、母親=同(42)=も包丁で刺殺した。
さらにガスを室内に充満させ、スプレー缶を載せた調理用電熱器のタイマーをセットして同日夕に爆発させた。
弁護側は公判で「犯行には心理的虐待を含む両親の不適切な養育が起因している。少年院での健全育成が必要で、保護処分がふさわしい」と家裁への移送決定を求めた。
しかし判決は「両親が仕事を手伝わせた際などに教育的配慮を欠き、親子の心の交流も円滑でなかったが、いわゆる虐待や不適切な養育は認められない」と判断。
判決によると、少年は昨年6月19日夜、父親から怒鳴られ、頭を押さえ付けられたことなどから、抑えてきた憎悪が高まって殺害を決意。母親だけ残すのもかわいそうと考え、翌20日早朝、管理人室で就寝中の父親の頭を鉄亜鈴で何度も殴るなどして殺害し、母親=同(42)=も包丁で刺殺した。
さらにガスを室内に充満させ、スプレー缶を載せた調理用電熱器のタイマーをセットして同日夕に爆発させた。
少年は事件の2日後、逃亡先の群馬県・草津温泉で逮捕され、東京家裁は「刑事処分相当」として検察官送致(逆走)を決定。少年は昨年8月に起訴された。《共同通信》
【ユーキャン新語流行語大賞】「イナバウアー」「品格」
1年の世相を反映し、強いインパクトを残した言葉に贈られる「2006ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表され、年間大賞にトリノ五輪金メダルの荒川静香選手の「イナバウアー」と、「品格」が選ばれた。同日、東京都内で表彰式が開かれた。《産経新聞》
【この日の民主党】
代表の思い受け、党らしい政権政策作り出したい 鳩山幹事長
1日午前、鳩山由紀夫幹事長は党本部で定例記者会見を開き、党員・サポーターへのアンケート集計結果を発表。来夏の参院選で戦うべきテーマが見えてきたとした上で、声を参考に、終盤国会への取組みや政権政策作りを進める考えを示した。
アンケート調査は、党員・サポーターを対象として本年秋に実施された。結果によると「取り組むべき政策」については「年金・医療」「教育・子育て」「景気・経済」を挙げる人が多く、「参院選で争点とすべきもの」については「年金・医療」「税のむだ遣い」の比率が高かった。
鳩山幹事長はまた、「党が強化すべき点」との設問に対し、「政権政党としての安心感」「党のリーダーシップ」を選ぶ人が多かったと紹介。「『日本の親父』のような安心感を、代表が与えることが大事だ」と考えを述べた。さらに政権政策について、昨日より全議員による集中的な討議が始まったことにも言及し、「小沢代表の思いを斟酌しながら、党らしい政策をわかりやすく作り出したい」などと語った。《民主党ニュース》