平成1421日目
1992/11/28
この日のできごと(何の日)
【姫路養護学校】塀上に有刺鉄線
兵庫県姫路市東阿保、県立姫路養護学校(森本洋校長、134人)で、児童、生徒が校外に出ないように約16年にわたって校門に鎖をつけ、塀上に有刺鉄線が張りめぐらされていることが28日わかった。そのものものしさに、父母や住民たちは「子供たちの人権を無視した行為」「校内に凶暴な子がいるのかと誤解していた」などと善処を訴えている。
同校は、姫路市を中心に、周辺の竜野市や太子町、神崎町などから脳性マヒや自閉症などの小、中、高校生が通っている。
鎖が設置されたのは昭和51年ごろで、正門など3か所の門扉などを留め具で結んである。鎖のほか、平成元年、すべての塀に有刺鉄線を取り付けた。有刺鉄線は同校の敷地約2万2000平方メートルを取り巻く長さ約1キロ、高さ1.5-2メートルのフェンス塀の上に張りめぐらしてある。正門などには、「開けたままにしておくと児童、生徒が外へ出ますので、必ずくさりをかけて下さい」などと書いた二種類の看板を掲げている。
同校の説明では児童たちが外に出て、事故などに遭わないようにするためで、就学時間中は門を開けない決まりになっているという。森本校長は「看板や鎖は誤解を招いてもしかたがないが、安全確保が第一。外観でなく内部での教育を見て評価してもらいたい」と話している。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【社会党・田辺誠委員長】竹下氏辞職に照準
社会党の田辺委員長は28日午後、金沢市内で記者会見し、佐川急便・皇民党事件をめぐり竹下元首相の「再喚問の必要性は極めて高く、欠かすことはできない」とした上で「国会証言をきちんとやってその後で責任を取るべきだ」と強調、参院での再喚問後、議員辞職に追い込む考えを表明した。《共同通信》
【宮澤喜一首相】臨時国会閉幕直後に改造
宮澤首相は臨時国会閉幕直後に内閣改造・自民党役員人事を断行する方向で28日から非公式調整に入った。佐川急便事件の衆院予算委での証人喚問が終了、補正予算成立にめどがついたことから「自前政権」で政局の主導権を握り、今後の政策課題に対応したい考えだ。《共同通信》