平成3588日目

1998/11/04

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】経済回復「一両年で軌道に」

政府は4日午前、1998年度第三次補正予算に盛り込む緊急経済対策を検討するための経済対策閣僚会議を開いた。小渕恵三首相は「一両年のうちに経済を回復軌道に乗せるとともに、将来に役立つ施策に大胆に重点を置いてほしい」と述べ、今後1−2年を視野に入れた対策を盛り込むよう指示した。

会議では対策の主要項目として(1)金融システム安定・信用収縮対策(2)生活空間倍増戦略プランや産業再生計画など21世紀を見据えた重点的な投資(3)住宅投資の促進、雇用対策(4)恒久的な減税–などが挙がり、16日に対策を策定することが確認された。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【警視庁】中3女子に売春を強要、中2男子を逮捕

交際中の中学3年の女子生徒に「おれと別れたくなかったら援助交際しろ」と脅し、売春させたとして、警視庁少年二課は4日までに、児童福祉法違反(いん行させる行為)の疑いで、東京都内に住む区立中学2年の男子生徒(14)を逮捕した。

女子生徒は埼玉県和光市のホテルで、都内に住む千葉県の公立中学校教諭の男(39)を相手に売春しており、同課は埼玉県青少年健全育成条例違反の疑いで、近くこの教師を書類送検する。

男子生徒は容疑を認め「ポーカーゲーム機で負け、数万円の借金があった。女子生徒に稼がせた金は返済やゲーム代に使った」と供述しているという。

調べによると、男子生徒は8月30日、当時14歳の女子生徒に板橋区のテレホンクラブに電話をかけさせ、知り合った小学校教諭とホテルで売春させた疑い。女子生徒は教諭から3万円を受け取った。

男子生徒は女子生徒と同じ中学の後輩。6月ごろ、交際を申し込み付き合い始めたが、同月下旬ごろから、暴行を加えた上で「おれのためにやれ」などと言って繰り返し売春を強要していた。

女子生徒は別れたくなかったため、9月末までに1回2〜3万円で計10回売春し、客からもらった金はすべて男子生徒に渡していた。女子生徒から話を聞いた友人の女子中学生が同情し、女子生徒と一緒に男性の相手をしたこともあったという。《共同通信》

【ダイエー・武田一浩投手】FA宣言

今季、パ・リーグの最多勝に輝いたダイエーの武田一浩投手(33)が4日、フリーエージェント(FA)を宣言した。

ダイエーの岸谷球団代表によると、この日、FAの申請書が郵送で球団に届いた。武田は「いろいろ考えた上で宣言した。球団への要求や要望はたくさんある。今後は、他球団の話もいろいろ聞いてから決める」と話し、残留か移籍かについては明言を避けている。7日から、いずれの球団とも交渉が可能になる。

プロ11年目の武田は今季、FAの資格を取得した。ダイエー移籍3年目の今季は右のエースとして13勝10敗、防御率3.62をマークし、最多勝のタイトルを獲得した。《共同通信》

【政界談話室】

自民党の池田行彦政調会長は4日の講演で、民主党との政策協議に触れ「法律に詳しい方がたくさんいるから、各論ではうまくいかない」と、暗に弁護士出身の仙谷由人氏や枝野行男氏ら「政策新人類」を批判。さらに「一番偉い方はNGO(非政府組織)出身で、反体制じゃないのか」「我慢に習熟してない」などと菅直人代表を切り捨てた。池田氏は最後に「われわれは責任を持った政治運営に慣れている」とPR。与野党協議で「大蔵省の代弁者」「壊し屋」などと非難されたことへの怒りがいまだ冷めやらぬ様子。《共同通信》

【この日の民主党】

羽田幹事長が、おなじみの半袖スーツでファッション・モデル初挑戦。

「YUKI TORII HOMME」99春夏コレクションのショーが4日、東京・恵比寿で行われ、羽田幹事長のほか、ジュビロ磐田の中山雅史さん、作家の大岡玲さん、演出家のテリー伊藤さんら15人の男性著名人モデルが登場した。

地球温暖化防止とエネルギー節減を訴えるために、夏場は半袖のノーネクタイスーツを愛用する羽田幹事長。デザイナーの鳥居ユキさんから「ぜひ一度モデルに」と頼まれて、「半袖スーツを作ってくれるなら」という条件で承諾。白やライトグレーなどのスーツ3着を披露し、「ファッションショーはよく見に行くので、雰囲気には慣れている」と、堂々のウォーキングを見せた。

「かつての省エネルックはダサかった。最近はいろいろなデザインを選べるようになったし、来年の夏には羽田ルックがはやるんじゃないか」と羽田幹事長は終始ごきげんだった。《民主党ニュース》

岡田克也政調会長代理を団長とする民主党の視察団が11月4日、名古屋市がゴミ埋立を計画している藤前干潟を訪問した。

視察は運輸部会、厚生部会、環境部会での議論を踏まえ、石毛えい子、金田誠一、小林守、近藤昭一、佐藤謙一郎、佐藤泰介、島聡、藤井俊男、古川元久、細川律夫、山本孝史、山元勉各議員が参加した。埋立予定地である藤前干潟と代替地候補と目されるゴルフ場予定地を視察後、干潟保全やゴミ削減を訴える市民団体、事業を推進する名古屋市行政からの意見聴取を行なった。

市では運輸省への許可申請手続きに入る前の段階だが、57億円を投じて購入した名古屋市の私有地を公有水面とするために所有権を放棄しなければならないため、愛知オンブズマンが異議申し立てをしており、係争中である。

民主党市議との意見交換では、ゴミ問題と国際的な課題である環境保全に取り組むためには、名古屋市のみならず、県や国会レベルでも取り組むべき問題であるとの見解でまとまった。記者会見で岡田団長は「藤前干潟は日本でも最も貴重な干潟であり、名古屋だけの問題ではない」「二者択一の問題ではなく、可能性があるなら、藤前が残るほうがいいことは明らかだ」と語り、政調の関係部会で対応を詰める考えを示した。《民主党ニュース》



11月4日 その日のできごと(何の日)