平成3589日目
1998/11/05
この日のできごと(何の日)
【横浜高・松坂大輔投手】意中の球団は「横浜」
高校野球の甲子園大会で春夏連覇を果たした横浜高の松坂大輔投手(18)は5日、神奈川県高野連に退部届を提出。その後会見し「意中の球団は在京セ・リーグの一つ」と語った。松坂投手は9月までに希望球団を横浜一本に絞っており、「気持ちが代わることはない」と自らの意思を明らかにした。
松坂は20日のプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実視される高校球界屈指の右腕。日本高野連からの希望球団名は明らかにしないようにとの通達もあって、具体的な球団名こそ明らかにしなかったものの、横浜一本の気持ちを「意中の球団以外なら社会人に行く」と話し、「いつまでたっても忘れられないような選手になりたい」とプロでの抱負を述べた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【阪神・野村克也監督】縦じまお披露目
阪神の野村新監督が5日、高知県安芸市で行われている秋季キャンプで入団後、初めてユニホームを着て指導した。
球場入りする際、報道陣に囲まれた野村監督は「貸衣装みたいやな。慣れるまで大変だ」と照れくさそう。しかし、一歩グラウンドに足を踏み入れると野球の虫の血が騒ぐのか、走塁の練習では一時中断し、ナインを集合させた上、大声で指示を与えたり、2割2分2厘と低打率に終わった新庄と約30分間の打撃論を交わすなど積極的だった。
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阪神は5日、甲子園球場でスカウト会議を開き、20日のドラフト会議で藤川球児投手(高知商高)を1位指名すると決めた。末永チーフスカウトは「ことしは甲子園には出ていないが、出ていたら新垣(沖縄水産高)ぐらいの評価にはなっている。140キロ前半の直球に制球力があり、将来的に考えて新垣とそん色ない」と話した。6日には、スカウトが高知商高にあいさつに行く。《共同通信》
【小渕恵三首相】向井千秋宇宙飛行士と交信
米スペースシャトル「ディスカバリー」の向井千秋さん(46)が米中部時間4日午後(日本時間5日早朝)、船内から官邸にいる小渕恵三首相、竹山裕科学技術庁長官と25分間交信し、打ち上げ以来初めて、日本に向けて宇宙での生活を肉声で語った。
向井さんは、手話で「皆さん応援ありがとう。仕事場は宇宙」などとあいさつしたほか、地球を眺めながら作ったという短歌も披露し余裕たっぷり。実験で多忙な日程を縫って2度目の宇宙をエネルギッシュに楽しむ姿に、小渕首相らは「素晴らしい」「さすがは向井さん」と感心するばかりだった。《共同通信》
【能登空港】着工
石川県が能登振興の起爆剤として計画する能登空港の起工式は5日午前、輪島市三井町の同空港建設地で行われ、関係者約320人が立地可能性調査の開始以来12年ぶりの着工を祝った。県は平成15年7月の開港を目指す。起工式に出席するため現地入りした高梨勇一エアーニッポン社長は同日朝、開港時に能登−羽田便を一日3往復体制で運航させる方針を明らかにした。
安全祈願祭のカマ入れ、クワ入れ、玉串奉てんなどの後、起工式に移り、能登空港建設促進協議会長の谷本正憲知事、能登空港建設促進議員連盟会長代行の瓦力代議士が「開港後は人、モノ、情報が交流し、地域の振興が図られると確信している」などとあいさつし、同議連会長の坂本三十次代議士のメッセージが読まれた。
続いて安富正文運輸省航空局次長、奥田建代議士、岩本荘太参院議員の順で祝辞を述べた。能登空港建設促進期成同盟会長の坂本明穴水町長、梶文秋輪島市長、山瀬秀能都町長をはじめ地権者代表、地元小中学生も加わってくす玉を割った後、谷本知事、長憲二県議会議長が作業初めのスイッチを押すと花火ととも一にブルドーザーが動き出し、用地造成工事が開きれた。
正午から穴水町の穴水勤労者センターで祝賀会が開かれた。航空各社からは高梨エアーニッポン社長をはじめ日本航空、全日本空輸、日本エアシステムの4社関係者が出席した。
県は平成13年度に用地造成工事を終了し、この間、12年度に滑走路、13年度に誘導路、駐機場、14年度にターミナルビルなどのそれぞれ整備に着手する見通しである。《北國新聞》
