平成6132日目
2005/10/22
【民主党・前原誠司代表】「改革という言葉をもう一度かみしめてほしい」
22日、神奈川県を訪問した前原誠司代表は、県内各地で大勢の聴衆を前に、精力的に党の政策を訴えかけた。
ときおり小雨がぱらついた天気も、夕方までには回復し、秋の深まりを感じさせる冷涼な空気があたりを包んだ夕刻には、前原代表、鳩山由紀夫幹事長、笠浩史国民運動委員長、蓮舫参院議員が一堂に会し、横浜駅前で、党の政策や自らの思いを熱く聴衆に語りかけた。
横浜駅西口で前原代表は、冒頭、「国民の皆さん方が望まれていることにはしっかりした考え方を示し、政府与党が取り組まないことについては提案をしていく」と、自らの掲げる対案・提案路線を改めて表明。民主党の法案に影響を受けて与党が方針転換した国会議員互助年金制度の早期廃止の例を挙げ、今後もぶれずに改革の姿勢を貫くと約した。
その上で前原代表は、「改革という言葉をもう一度かみしめてほしい」と聴衆に要請し、政府や自民党による過去の税金の無駄遣いや、国民の皆さんへの今後の負担押し付けは、改革という言葉を使えば許される訳ではないとの見解を示した。
例として、高齢者の負担金額の増加や先端医療の自由診療化などを盛り込み、次の通常国会での審議が見込まれている医療制度改革に言及。「民主党もしっかり対案を出す」と表明した上、いのちに関わる問題について、甘い言葉にだまされず、中身を吟味してほしいと本質への理解を求めた。
さらに、「改革」という名前と本質のずれを示す例として、障害者自立支援法案を取り上げ、養護学校から就職先の問い合わせを受けても、応えられない現実があると、具体的な経験を語った。医療やサービスに対して原則1割の定率負担を強いる法案の問題点に対しては「まさに弱者を切り捨てて、お金持ちの人を(優遇し)、格差があっても良いという社会を進めようとしている」と厳しく批判した。
その上で、本当に支援を必要とする方々に新たな負担を押し付けようとする政府与党には、不要な公共事業に多額の税金をつぎ込み、ムダづかいで借金をためた責任があると強調。「おかしくなってきた今の政治に歯止めをかけて、まともな議論ができるような言論の府に」国会を変えるべきとの考えを示すとともに、「本当に自分たちの子どもたちの将来を思う、国を憂う」議員が必要だとして、民主党の主張への更なる理解を求めた。《民主党ニュース》
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【宮崎県】小学校教諭が児童53人の個人情報をHP誤掲載
宮崎県三股町の小学校男性教諭(46)が、以前勤務していた宮崎市立生目台西小(時任秀昭校長)から児童53人の個人情報を持ち出し、転勤先の同僚教諭(26)に渡し、この同僚教諭が、自分のホームページ(HP)に誤って掲載していたことがわかった。両市町教委は22日、記者会見し、謝罪した。
インターネット上に流れたのは、同小6年生53人分の、4年生時の氏名、住所、生年月日や成績、リーダー性、運動能力、健康状態、家庭環境など。
両教委によると、4年生の時の担当だった男性教諭が昨年、現在の三股小に転任する際、フロッピーに落として持ち出した。同校で学級編成の参考にするのが目的だったが、同校のパソコンでは使えなかったため、使えるようにしてほしいと同僚教諭に渡したという。
同僚教諭は「教師の熟成」というタイトルで私的なHPを開いており、今年3月下旬に学級編成用のサンプルとして載せたという。複雑なコマンドを繰り返さないと個人情報がある画面にたどりつかなかったといい、両教諭とも「データの内容を確認せず、個人情報でなく学級編成のサンプル情報しか入っていないと思っていた」という。《読売新聞》
【東京競馬・第12レース】3連単で1846万馬券
22日に東京都府中市の東京競馬場で行われた日本中央競馬会(JRA)、東京競馬第12レースの3連勝単式(3連単)で、競輪、競艇などを含めた国内の公営競技史上最高となる1846万9120円の配当を記録した。これまでの最高配当は、今年5月に地方・大井競馬の3連単で記録した1300万390円。JRAの最高は、今年4月に福島競馬の3連単で記録した1014万9930円だった。
ダートの1400メートルで16頭が争ったレースは、1着に単勝16番人気のゼンノエキスプレス、2着に12番人気のカネスベネフィット、3着に3番人気のケイアイカールトンが入り大波乱となった。《共同通信》