平成2479日目

1995/10/22

この日のできごと(何の日)

【坂本弁護士一家合同葬】

オウム真理教の幹部に殺害された坂本堤弁護士=当時(33)=、妻都子さん=同(29)=、長男竜彦ちゃん=同(1つ)=を悼む日弁連と横浜弁護士会主催の「坂本弁護士一家合同葬」が22日午後、2万6000人を超す市民らが参列して横浜市の横浜アリーナで営まれた。

午後2時から始まった葬儀では黙とうの後、葬儀委員長の土屋公献日弁連会長が告別の辞を、続いて岡崎洋神奈川県知事、高秀秀信横浜市長らが弔事を述べた。

献花に先立ち、遺族を代表して坂本弁護士の母、さちよさん(63)があいさつし「大勢の方々のご参列をいただき、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げると、会場ではすすり泣きの声が漏れた。

さちよさんに続いて遺族としてお礼の言葉を述べた都子さんの父、大山友之さん(64)は「今後は、事件の真相を明らかにしていくことが、3人の供養になると信じています」と語り、こみ上げる無念さに唇をかみしめた。《共同通信》

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【米・クリントン大統領】国連の行革を呼び掛け

クリントン米大統領は国連創設50周年記念総会初日の22日、各国代表のトップで演説、国連の行政改革を呼び掛けるとともに、麻薬の密輸やテロ活動を行う国際的な組織犯罪への対策で各国の協力を訴え、「国際組織犯罪対策に関する宣言」の交渉を始めるよう提案した。

大統領は「東京での毒ガス事件(地下鉄サリン事件)」などを例に、新しい形態の脅威が世界に広がっていると指摘。この日提案した「宣言」は、核兵器など大量破壊兵器や麻薬の密輸組織を自国内にかくまわないと各国が約束し、こうした組織犯罪の捜査面で国際的協力を進めることをうたうものだと説明した。《共同通信》

【村山富市首相】中国・江沢民国家主席と会談

村山富市首相は22日午前(日本時間同日深夜)、ニューヨーク市内で江沢民・中国国家主席と会談し、中国の核実験強行について「核実験の中止を再度求めたい。日本の被爆50周年でもあり、核に対する強い国民感情がある」と遺憾の意を表明、実験の即時中止をあらためてった。

江沢民主席は「広島、長崎には同情している」としながらも、中国の核実験は①回数、量ともに核兵器保有5カ国中で最少②技術レベルが低い③核の先制使用はしない―と説明、あくまでも防衛を目的としたものだと反論した。

首相は対中無償資金協力凍結措置を説明、実験凍結を迫ったが、江主席は「核実験を経済協力と絡めるのは賛成できない」と強く反発、議論は平行線で終わった。

両者の会談は5月に続き3回目。江沢民主席は「過去に不幸な関係があったことを忘れてはならない。時々、日本では間違ったことを述べる人がいるが、歴史認識をしっかりしないといけない」と指摘。第二次大戦中の行為をいちいち謝罪するのはどうか、などと発言した島村宜伸文相の先の発言を念頭に、日本側の誠意ある対応を求めた。これに対し、首相は「大多数の国民は誤った歴史認識は持っていない」と強調した。

首相は江沢民主席に①包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期締結②日本が国連に提出予定の核実験停止決議案への協力―を要請した。

中国側が神経をとがらすアジア太平洋経済協力会議(APEC)大阪会合への台湾出席問題に関し、首相は過去2回の先例に従って台湾経済閣僚の招待にとどめる考えを表明。両首脳はAPEC域内の貿易・投資自由化問題については「自由化原則」を踏まえながら柔軟に対応する考えで一致した。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ第2戦】ヤクルト3−2オリックス

1995年プロ野球日本シリーズ第2戦は22日、グリーンスタジアム神戸に3万2000人を超す観衆を集めて行われ、ヤクルトが延長十一回オマリーの一発で3−2と勝ち越し、2連勝を飾った。

ヤクルトは、この回先頭のオマリーが平井から左越えにソロ本塁打。山部がその裏のオリックスの反撃を断った。23日は移動日。第3戦は24日、午後6時30分から神宮球場で行われる。《共同通信》

【サッカー・JFL】京都、J確定

JFL第29節第1日(22日・佐賀県総合運動場ほか=7試合)首位の福岡ブルックスは鳥栖フューチャーズに4−0で圧勝し、23勝5敗で勝ち点69、2位の京都サンガも6−2でブランメル仙台を下し、勝ち点67とした。3位の鳥栖は勝ち60点ので、残る1試合に勝っても、勝ち点で福岡と京都を下回り、福岡と京都がJリーグ昇格条件の2位以内を確定した。

11月21日のJリーグ臨時理事会で両チームの昇格が審議され、承認される見通しだ。

福岡は前半3分にマラドーナのPKで先制し、トログリオの2得点などで鳥栖を圧倒。京都は前半27分に望月慎が先取点を挙げ、その後リードを広げた。《共同通信》

【ゴルフ・小林浩美選手】2週連続V

紀文レディース最終日(22日・武蔵松山CC、6295ヤード、パー72)首位と4打差の8位からスタートした小林浩美が7バーディー、ボギーなしのコースレコードとなる65で回り、通算7アンダーの209で逆転優勝、賞金900万円を獲得した。小林は先週の富士通レディースに続いて米国から帰国後2連勝で海外2勝を含み通算11勝目。

首位スタートの城戸富貴はアウトを終えた時点で2つスコアを伸ばして通算6アンダーとしてトップで折り返したが、後半に3ボギーをたたいて崩れ通算4アンダーでプロ2年目の山田かよ、陳麗英(台湾)とともに2位に終わった。《共同通信》

【ゴルフ・丸山茂樹選手】2年ぶりの栄冠

ブリヂストン・オープン最終日(22日・千葉県袖ケ浦CC袖ケ浦=7120ヤード、パー72)プロ4年目で26歳の丸山茂樹が71で回り、通算14アンダーの274で優勝、賞金2160万円を獲得した。1993年のペプシ宇部興産以来、2年ぶりのツアー2勝目。

3打リードして首位スタートの丸山茂は12番まで1バーディー、3ボギーとスコアを落としマーク・カルカベッキア(米国)に並ばれたが、13、16、18番とバーディーを重ねて突き放した。

3打差の2位はカルカベッキア、尾崎将司とプロ2年目の横田真一の3人が入った。新人の横尾要(日大出)が通算10アンダーの5位に入る健闘を見せ、飯合肇は6位、尾崎直道は8位だった。《共同通信》

【F1】

自動車レースのフォーミュラワン(F1)シリーズ第15戦、パシフィック・グランプリ最終日は22日、岡山県英田町のTIサーキット英田(1周3.703キロ)で83周の決勝を行い、ベネトン・ルノーのミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)が1時間48分49秒972で今季8勝目を挙げ、2年連続2度目の総合優勝を決めた。

3番手からスタートしたシューマッハーは、序盤は5位まで順位を下げた。しかし徐々に盛り返し、50周目でピット作業中のデービッド・コールサード(英国、ウィリアムズ・ルノー)を抜いてトップに立った。その後は首位を譲らず、2位のコールサードに14秒920差をつけて逃げ切った。シューマッハーは通算18勝目。完走は17台。

日本勢は、片山右京(ティレル・ヤマハ)がトップから3周遅れながら完走して14位になったのが最高。鈴木亜久里(リジェ無限ホンダ)は11周目で、井上隆智穂(アロウズ・ハート)は39周目でそれぞれリタイアした。《共同通信》



10月22日 その日のできごと(何の日)