平成2115日目

平成6年10月23日(日)

1994/10/23

【トウカイテイオー】引退式

無敗のまま皐月賞、ダービー馬となり度重なる骨折から復帰、ジャパンカップや有馬記念を制した名馬、トウカイテイオー(7歳牡馬)の引退式が23日、東京・府中の東京競馬場で行われた。

秋晴れの空の下、田原騎手の騎乗でトウカイテイオーがターフに姿を現すと、スタンドを埋めた観客6万7000の視線が一点に注がれた。「テイオー、ありがと一う」。スタンドを向き歓声にこたえる同馬に、どこからともなくテイオーコールがわき起こり、中には涙ぐむファンも。観客は、それぞれの思いを重ね、惜しみない拍手を送っていた。

トウカイテイオーは平成3年のダービー直後に骨折が判明、三冠の夢は絶たれたが、二度の骨折から復帰、国際G1レースに初めて認定されたジャパンカップで、優勝した。昨年の有馬記念でも、一年間のブランクをはねのけ見事快勝した。来年からは北海道早来町の社台スタリオンステーションで種牡馬としての生活に入る予定。《共同通信》



【自民・加藤紘一政調会長】「連立政権の時代だと思う」

自民党の加藤政調会長は23日午前のテレビ朝日の番組で、政界再編の見通しについて「これからは自民党単独政権の時代は簡単には来ない。連立政権の時代だと思う。社会党が一つの集合体として、キャスティングボートを握ることはいいと思う」などと述べ、社会党の久保書記長が主張する第三極としての民主主義・リベラル構想に理解を示した。

加藤氏は自民党内にある自・社新党構想について「当面は無理だ」と指摘した。ただ社会党が「向こう(旧連立)側の陣営に行くわけでもないし、こちら側の方が社会党を引きつける力があると思う」とし、現在の枠組みでの政権運営に自信を示した。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ第2戦】巨人1−0西武

1994年プロ野球日本シリーズ第2戦は23日、東京ドームで行われ、巨人が1−0で西武を下し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

巨人は一回、失策と犠打で一死二塁とした。松井は三振に倒れたが、続く原が左前へ先制打。槙原がこの1点を守り切り、87年の西武第4戦以来、シリーズ二度目の完封勝利を挙げた。巨人の2安打は日本シリーズ1試合最少タイ記録(通算12度目)で、2安打での勝利はシリーズ史上初めて。完封勝利は91年第3戦の渡辺久(西武)以来3年ぶり。槇原は攻撃的な投球で、七回まで散発の2安打。八、九回は得点圏に走者を背負ったものの、落ち着いて後続を断った。第3戦は25日、西武球場で30年ぶりのナイターで行う。《共同通信》

【スリランカ】爆弾テロ、50人死亡

スリランカ警察当局によると、23日夜コロンボで開かれた野党、統一国民党(UNP)の集会で爆弾テロとみられる大規模な爆発があり、来月の大統領選挙に立候補しているガミニ・ディサナヤケ同党国会議員団長(52)を含む約50人が死亡、約300人が負傷した。スリランカ国軍筋は、何者かが爆弾を抱いて自爆したとみているが、集会場のステージの下に爆弾が仕掛けられていたとの情報もある。同筋などは、少数民族タミル人の過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の犯行の可能性が強いとみている。

クマラトゥンガ首相は24日未明、緊急閣議を招集。ウィジェトゥンガ大統領は8月に解除されていた非常事態令を全土に復活し、同日午前4時から無期限の夜間外出禁止令を発令、11月9日の大統領選の延期を発表した。

スリランカでは今年8月の総選挙で野党スリランカ自由党(SLFP)を中核とする「人民連合」(PA)が17年ぶりにUNPを破り、クマラトゥンガ首相の率いる内閣が誕生。LTTEと11年に及ぶ内戦の終結を目指して対話を開始、2回目の対話が24日に行われる予定となっていた。しかし、今回の事件で2回目の対話は無期限延期された。

ディサナヤケ氏はLTTEとの対話路線を進めるクマラトゥンガ首相を批判、このため政府は、同氏をテロの標的になる恐れのある人物の一人として警告を発していた。

同国では昨年5月にも、プレマダサ前大統領が暗殺された。LTTEはこの事件のほか、1991年5月のインドのラジブ・ガンジー元首相の暗殺にも関与していたとされる。

ディサナヤケ氏はジャヤワルデネ政権下で土地開発相なども務めたUNPの重鎮。暗殺されたプレマダサ前大統領に反旗を翻し、一時に離党したが、今年1月、UNP総裁のウィジェトゥンガ大統領に復党を認められ閣僚に返り咲いた。8月の総選挙でのUNP敗北後は、新議会での党国会議員団長に選ばれた。さらに、現職のウィジェトゥンガ大統領の大統領選への出馬辞退を受けて、次期大統領候補に指名された。



10月23日のできごと