平成3201日目
1997/10/13
この日のできごと(何の日)
【ダウンタウンのごっつええ感じ】打ち切りへ
フジテレビは13日、人気お笑いタレント・ダウンタウンがホスト役を務める人気バラエティー番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」(日曜夜8時)を来月2日の放送を最後に打ち切ると発表した。
同局によると。コンビの一人松本人志さんが、今後の番組収録を拒否したため。同局では同番組が放送される予定だった先月28日夜、ヤクルトのセ・リーグ優勝が対阪神戦ナイターで決まる可能性が出たため、急きょナイター中継に切り替えたが、松本さんはこの決定に納得しなかった。
このため同局は松本さんの所属する吉本興業に引き続き出演依頼していたが、結局「番組に対するボルテージが下がり、100%意欲的に取り組めない」という松本さんの意向を受け入れた。同局広報局は「優勝がかかった重要な試合なので放送局として社会的責任があると考えて差し替えた。局としては現実的な大人の決着をつけたと考えている」と話している。《読売新聞》
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【セ・リーグ】全日程終了
プロ野球は13日、セ・リーグの広島−ヤクルト(広島)を消化し、セ、パ両リーグで今季の公式戦の全日程が終了した。セの順位は2年ぶりにリーグを制したヤクルトを筆頭に2位横浜、3位広島、以下巨人、阪神と続き、中日は5年ぶりの最下位だった。
タイトル争いでは大野(広島)が2.85で9年ぶりに最優秀防御率を獲得し、42歳での史上最年長のタイトルホルダーになった。18勝の山本昌(中日)は最多勝と最多奪三振(159)を最り、最優秀救援は佐々木(横浜)が41セーブポイントでリーグ初の3年連続(4度目)の獲得となった。
打撃では鈴木尚(横浜)が3割3分5厘で初の首位打者となり、本塁打はホージー(ヤクルト)が38本で初タイトル。打点王はロペス(広島)が112点で2年連続で取り、緒方(広島)は盗塁王(49)、ローズ(横浜)は最高出塁率(4割4分4厘)に輝いた。
観客動員は135試合になったため、1348万3500人で前年比10.3%増となったが、1992年の1380万台には達しなかった。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】予算委で「一龍対決」
衆院予算委員会は13日、新進党の小沢一郎党首や民主党の鳩山由紀夫幹事長らが質問、2日間の総括的質疑を終えた。予算委での小沢氏と橋本龍太郎首相の「一龍対決」は初めて。
小沢氏は新たな日米防衛協力のための指針では「湾岸戦争当時は認められなかった(米軍への後方)支援問題が含まれており、従来の憲法解釈を変更、拡大したものではないか」とただした。
首相は「当時も戦闘地域と一体化しない協力はできるというのが(廃案になった)国連平和協力法案の趣旨だった。政府の判断として変化しているとは考えていない」と憲法解釈が変わっていないとの認識を表明した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・橋本龍太郎首相は13日、衆院予算委員会での小沢一郎新進党党首との「一龍対決」の感想を記者団から求められ「気持ちの良い議論ができた」「丁寧な言葉で答弁したつもりだ」と強調した。だが、記者団が安保論議で小沢氏の追及に首相が反論した場面を挙げながら「横綱相撲と言ったところか」と突っ込むと、首相は「何だい、それは。皆さんがどう判断するか知らないが、一生懸命に議論した」と一遍に不機嫌に。佐藤孝行氏の入閣問題以降、党内外から風当たりが厳しいだけに、白黒を付けられるのを嫌った?
○・・・この日の衆院予算委理事会でも、小沢一郎新進党党首が話題に。自民党の深谷隆司筆頭理事は12日に都内のデパートで開かれた日本画の展覧会で小沢氏と入れ違いになったと切り出し、質問前の小沢氏に「いい趣味ですね」と声を掛けると、小沢氏は「何も知らずに行っただけですよ」と謙そんしたとか。これを聞いた新進党の藤井裕久理事は「深谷さんもいい趣味ですよ」とすかさずリップサービス。石油卸商・A被告の証人喚問問題でこう着した予算委審議が正常化したばかりとあって、双方が気配りをしたようだ。《共同通信》
【自民党】小泉発言に苦慮
自民党は13日、小泉純一郎厚相が郵政3事業の国営維持が決まるなら閣僚を辞任すると公言したことについて「厄介な問題だ」(首脳)と対応に苦慮している。同日夕の役員会で、村上正邦参院幹事長は加藤紘一幹事長に「厚相とよく話してほしい」と要請。野中広務幹事長代理は「郵貯資金を(大蔵省へ)自動的に繰り入れないとの方針は小泉氏の考えを取り入れたものだ」と強調した。
小泉氏は郵政事業民営化を「公約」に揚げており、場合によっては「厚相を辞める可能性がある」(幹部)との見方も強い。閣僚辞任となれば改革後退との印象は否めず、橋本政権への打撃は必至だ。
行政改革会議が簡易保険と郵便貯金の民営化を打ち出したことに対し、自民党行革推進本部は早々と修正を求める方針を固め、YKKトリオで小泉氏と親しい加藤氏、山崎拓政調会長も国営維持で足並みをそろえた。執行部は国営を維持しても郵貯の大蔵省への預託制度の廃止や金利引き下げ、国庫納付金制度導入など「民営論の本質に近い」(加藤氏)改革措置で、小泉氏を説得する考えだ。
加藤氏は役員会後の記者会見で「形としての民営化より活性化、自己責任の原則が導入されるかが行革の論点だ。自主運用すれば郵貯、簡保の性格を大きく変える重要性が認識されていい」と述べた。《共同通信》