平成9042日目
2013/10/10
【この日の安倍総理】
ASEANプラス3首脳会議
東南アジア諸国連合(ASEAN)に日本、中国、韓国を加えたASEANプラス3の首脳会議が10日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで開かれた。
安倍晋三首相と中国の李克強首相、韓国の朴槿恵大統領らが出席。会議前の記念撮影では、隣同士になった安倍首相と朴大統領が両腕を体の前で交差させる「ASEAN方式」で握手。会議に臨んだ日中両首相は、朴大統領を挟んで座ったが、目を合わそうとする姿は見られなかった。
安倍首相は冒頭あいさつで「ASEANとの協力が一層発展することを期待する」と述べた。《共同通信》
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安倍晋三首相は10日、ブルネイで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)に日中韓を加えたASEANプラス3の首脳会議で、東京電力福島第1原発事故の影響に関連して「流通している日本産品は安全だ」と日本産水産物の輸入規制の緩和、撤回を要請した。規制を強化した韓国の朴槿恵大統領に直接、変更を求めた形。
一方、朴大統領は歴史・領土問題をめぐる日本との摩擦を念頭に、災害対策など利害が一致しやすい分野での協力を進めるため新たな協議体を設けることを提唱した。
首脳会談が開けない状況が続く中、多国間会議の場を借りた初の“直接対決”となった。《共同通信》
東アジアサミット
東アジアサミット(EAS)が10日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで開かれた。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の一部が領有権を争う南シナ海問題に関し、安倍晋三首相は「すべての関係国が国際法を順守し、一方的な行動を慎むべきだ」と述べ、海洋進出を進める中国の名指しを避けつつ自制を求めた。
EASにはASEAN加盟10カ国に加え、日本、中国、韓国、米国など8カ国の首脳らが参加。同行筋によると、日本以外に10カ国が南シナ海問題に言及。そのうち7カ国は首相と同趣旨の発言だったという。《毎日新聞》
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【中日・谷繁元信新監督】就任会見
プロ野球中日の来季の新監督に決まった谷繁元信捕手(42)が10日、名古屋市内で就任記者会見し「負けない野球をしたい」と抱負を語った。谷繁捕手は選手と監督を兼任する。
新設されたゼネラルマネジャーに就任する落合博満氏(59)については「自分の考え方を分かってくださっている」と話した。チームづくりの方針には「捕手なので(重視するのは)やっぱり守り。自分の思うようにやりたい」と力を込めた。
谷繁新監督は島根・江の川高(現石見智翠館高)から1989年にドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団し、2002年に中日へ移籍。5月には最年長記録で通算2千安打を達成した。
【プロ野球志望届】127人が提出
日本高野連と全日本大学野球連盟は10日、プロ入りを希望する選手に義務付けた「プロ野球志望届」の提出を締め切り、午後5時時点で127人(高校71人、大学56人)が届け出たと発表した。未提出の選手は24日のドラフト会議で指名を受けられない。
高校生では、昨夏の全国選手権大会で1試合22奪三振の大会新記録を樹立した桐光学園(神奈川)の左腕、松井裕樹投手や、昨年の甲子園大会で春夏連覇に貢献し、18歳以下のワールドカップで主将を務めた大阪桐蔭の森友哉捕手らが届け出た。
大学生では150キロを超える速球を武器とする大型右腕、九州共立大の大瀬良大地投手らが届け出た。《共同通信》
【スペースワールド】ジェットコースターが緊急停止
10日午後0時55分ごろ、北九州市八幡東区の遊園地「スペースワールド」で、ジェットコースター「タイタンV」が地上40〜50メートルを走行中に緊急停止した。小学生15人を含む乗客23人は20〜40分後、係員の誘導でレール横の非常階段を歩いて避難した。けが人はなかった。《毎日新聞》
【北陸新幹線】列車名発表
JR東日本、西日本は10日、2015年春に開業する北陸新幹線の列車名を「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」の四つに決めたと正式に発表した。
両社によると、四つの運行体系に合わせ、公募した中から決定した。「かがやき」は東京―金沢の主要駅だけ止まる最速タイプ。「はくたか」は停車駅の多いタイプ。「つるぎ」は富山―金沢間を往復する列車。「あさま」は現行の長野新幹線と同じ東京―長野間の往復タイプ。
名称は5月31日~6月30日に公募、寄せられた約14万5千件のうち、最も多かったのは「はくたか」の約9千件だった。《共同通信》
【日、米、韓】合同海上訓練
日本の海上自衛隊と米韓両国の海軍による合同海上訓練が10日、韓国南方の海域で始まった。11日までの日程で、米海軍横須賀基地(神奈川県)に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンが参加した。
海上機動訓練や救難捜索訓練などを実施する見通しで、日米韓の海上兵力の相互運用性向上を図る。日韓が歴史問題などで対立する中、米国には3カ国の安全保障面での協調を誇示する思惑もありそうだ。《共同通信》
【みんなの党】渡辺構想を党方針に決定
みんなの党は10日、両院議員総会を国会内で開き、党存続を前提に野党連合で政権奪取を目指すとした渡辺喜美代表の「政党ブロック」構想を党方針として正式決定した。野党再編で新党結成も視野に入れる江田憲司前幹事長に足かせをはめた形。江田氏は「機関決定には従う」と表明した。
しかし江田氏は民主党の細野豪志前幹事長や日本維新の会国会議員団の松野頼久幹事長とともに、野党再編をにらんだ勉強会を立ち上げる意向を固めている。渡辺氏は勉強会設立を「反党行為」とみなして処分する構えをみせており、火種はくすぶり続けそうだ。《共同通信》
【宮城県知事選】告示
任期満了に伴う宮城県知事選は10日、告示され、3選を目指す現職の村井嘉浩氏(53)と、新人で弁護士の佐藤正明氏(65)=共産推薦=の2人が届け出た。いずれも無所属。27日に投票、即日開票される。
東日本大震災後初めての知事選で、村井氏の県政運営や復興施策に対する評価が主な争点となる。被災者支援やまちづくりの在り方をめぐり、活発な論戦が交わされそうだ。
元自民党県議の村井氏は政党推薦を求めなかったが、同党関係者が勝手連的に支援。この日も自民党国会議員が数人駆け付けた。
佐藤氏は公約で、医療費減免措置の復活や東北電力女川原発の再稼働反対、TPP参加反対を掲げている。《共同通信》
