平成4293日目
2000/10/09
この日のできごと(何の日)
【千代田生命】更生特例法申請
経営不振に陥っていた中堅生保の千代田生命保険(東京)は9日、自主再建が困難となり、東京地裁に更生特例法の手続き開始を申し立て、受理された。会見した米山令士社長は、同法に基づく「受け皿」保険会社として米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に支援を要請、交渉中であることを明らかにした。再建へ向けた更生計画は、来年春をめどに策定される見通しだ。
千代田生命の負債総額(準備金を含む)は2兆9366億円で、金融庁によると、今年9月末見込みで343億円の実質債務超過だった。
生保破たんは5社目だが、千代田生命は全国に約150万人(今年3月末)の契約者を抱え、保険会社の破たんとしては戦後最大。今年6月に施行された更生特例法の適用を保険会社が申請したのは初めて。現経営陣は総退陣する。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【プロ野球・横浜】新監督に森祇晶氏
プロ野球・西武前監督で野球解説者の森祇晶氏(63)の横浜次期監督就任が9日、決まった。
横浜・大堀隆球団社長はこの日、横浜スタジアムで「6日に横浜市内のホテルで正式にお願いし、(森氏から)きのうお受けしたいとの電話がありました」と説明。森氏も9日「いろいろ考えたが受諾しますと連絡した」と語った。
森氏は1955年に巨人入団。67年の日本シリーズで最優秀選手になるなど活躍。引退後、ヤクルト、西武のコーチを経て、86年に西武監督に就任。9年間で8度のリーグ優勝、6度の日本一に輝いた。《共同通信》
【横浜・ローズ内野手】引退
横浜のローズ内野手(33)が現役を引退することが9日、決まった。この日、横浜スタジアムでのヤクルト戦後、球団と契約交渉したが合意せず、引退を決意した。球団は年俸ダウンを提示していた。ローズは10日に帰国する。
ローズは「いい話し合いだった。悔いは残っていない。日本のほかのチームでプレーするつもりもない」と涙ながらに話した。野口善男編成・運営担当取締役は「お金のこともあるだろうが、ローズは野球をやることに迷っていた。日本でもアメリカでもやらないと言っている」と説明した。
ローズは1993年に入団。チャンスに強い打撃で98年の日本一に貢献。昨年は打率3割6分9厘、153打点で二冠を獲得。また、セ・リーグ新記録の192安打を記録し、史上初の3度目のサイクル安打をマークした。シーズン中に引退を表明したが、撤回して今季に臨んでいた。今季も21本塁打、3割3分2厘(リーグ2位)97打点(同2位)の好成績だった。
【ボクシング】WBAスーパーフライ級タイトル戦
世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は9日、愛知県体育館で行われ、チャンピオンの戸高秀樹(緑)が挑戦者で同級1位のレオ・ガメス(ベネズエラ)に7回2分13秒でKO負けし、3度目の王座防衛に失敗した。
37歳のガメスはWBAのミニマム、ライトフライ、フライの3階級を制し、同スーパーフライ級でも暫定王座獲得の実績がある。これで正規王者として名実ともに4階級制覇の偉業を達成した。
戸高は序盤からガメスの強烈な右ストレート、右アッパーをまともに受け、7回は連打でダウンした。
戦績は戸高が21戦17勝(8KO)3敗1分け、ガメスは41戦33勝(25KO)7敗1分け。
日本の事務所属の現役世界王者は、WBAライト級の畑山隆則(横浜光)と世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級の徳山昌守(金沢)の2人になった。《共同通信》
【富山県知事選】中沖豊氏が6選
任期満了に伴う富山県知事選は9日投票、即日開票の結界、無所属で現職の中沖豊氏(73)=自民、民主、公明、保守推薦=が、無所属新人の富山県労働組合総連合議長の東山福治氏(61)=共産推薦=を大差で破り、6選を果たした。
現職では大分県の平松守彦氏、宮崎県の松形祐堯氏に続いて3人目の全国最多の6選知事となった。最終投票率は43.91%。富山県知事選では昭和55年の45.24%を下回り、過去最低を記録した。
事実上、中沖氏の信任投票の色合いが濃かったことに加え、選挙戦はシドニー五輪と14日から富山県で開催予定の国体秋季大会に挟まれる形で行われ、有権者の関心は最後まで薄かった。投票日の9日は、県内全域が雨だったことも影響したとみられる。《共同通信》