平成5021日目

2002/10/07

この日のできごと(何の日)

【社民党・土井たか子党首】拉致問題対応を謝罪

社民党の土井たか子党首は7日、国会内で記者会見し、北朝鮮の朝鮮労働党と友党関係にある社民党が日本人拉致事件の解明に積極的ではなかったことについて 「今にして思えば(朝鮮労働党から)間違ったことを言われていたが、社民党自身が(北朝鮮側を)追及したかというと、率直に言って十分とはいえず、期待に沿うよう尽くしてきたとはいえない。かえりみて申し訳ない」と謝罪した。

さらに、「被害を受けた家族の皆さんにも申し訳ありません、とおわびしたい」と陳謝した。 社民党のトップが北朝鮮による日本人拉致事件に対するこれまでの党の姿勢について公式に謝罪したのは、旧社会党時代を通じて今回が初めて。

土井氏はまた、「総括をどうするかという問題があり時間がかかっているが、党として対応しなければならないと考えている」と述べ、党として対北朝鮮政策について総括する考えを改めて示した。

さらに土井氏は党の公式ホームページで北朝鮮による拉致事件を「拉致は創作された事件」との論文(平成9年7月号)を掲載し続けていたことについて、「古い論文がいまだ掲載されていたということを指摘され、恥ずかしいかぎりだ。おわびしたい」と述べた。《産経新聞》

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【トヨタ・ランドクルーザープラド】フルモデルチェンジ

10月7日のできごと(何の日)
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【サッカー】

日本サッカー協会は7日、ジーコ監督の初陣となる国際親善試合、日本−ジャマイカ(16日・国立競技場)の、日本代表メンバー22人を発表。先のワールドカップ(W杯)代表からは、ベテランの中山(磐田)秋田(鹿島)を含んだ16人が残り、イタリア1部リーグ(セリエA)で活躍する中村(レッジーナ)やJリーグ得点ランク首位の高原(磐田)らが復帰した。

海外組では中村のほか、中田英(パルマ)稲本(フラム)小野(フェイエノールト)鈴木(ゲンク)の5人が招集された。DF名良橋(鹿島)が4年ぶりに選ばれたほか、山田(浦和)が入り、磐田の名波、田中も加わった。磐田と鹿島から6人ずつが入り、メンバーの半分以上を占めた。初代表の選手はいない。

W杯代表組では、川口(ボーツマス)森岡、戸田、市川(以上清水)明神(柏)森島、西沢(ともにC大阪)が外れた。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致事件】佐渡の曽我さん親子も拉致認定へ

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致事件で警察庁は7日、1978年に新潟県真野町(佐渡島)で拉致された曽我ひとみさん(43)と母親ミヨシさん=当時(46)=親子について、今週中にも拉致被害者に追加認定する方針を固め、詰めの作業に入った。これで政府認定の拉致事件は9件13人になる。

新潟県警が5日、政府調査団に対するひとみさんの証言に基づき、拉致されたとみられる現場付近を実況見分。この結果、県警と警察庁は「証言と現場状況に矛盾はない」と判断した。《共同通信》

【社民党・田嶋陽子参院議員】離党届提出

社民党の田嶋陽子参院議員(61)=比例代表選出=は7日、社民党本部に離党届を提出した。田嶋氏は国会内で記者会見し「土井たか子党首から女性の党をつくろうと言われ(昨年)出馬した。いまの社民党は透明性もなく、説明責任も果たしていない。官僚的で男社会だ」などと離党の理由を説明、今後も無所属で議員活動を続ける考えを示した。

田嶋氏は昨年夏の初当選直後から、党運営に不満を表明。最近では出演したテレビ番組で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致事件を「(韓国の)国家安全企画部の脚本」などとする論文が党のホームページ(HP)に掲載されていた問題を厳しく批判。会見でも「(党運営に)スピード感や柔軟性がない」と指摘した。ただ旧社会党以来の朝鮮労働党との友党関係については「知らなかった。命や平和を大切にする党として、真っ先に説明してほしかった」と述べた。

田嶋氏は昨年夏の参院選で50万9000票余りを獲得、同党の第1位で当選した。比例選出議員の離党には、有権者への道義的責任から議員辞職すべきだとの声も強いが、田嶋氏は「(党首の)土井さんも辞職すべきだと言ったが、政治家として人生を全うしたい」と、辞職しない考えを強調した。田嶋氏は同党に対し不満を抱いた時期について「選挙に出た瞬間」と明言した。《共同通信》

綿貫民輔衆院議長は7日午後、議長公邸で自民党の山崎拓幹事長と会い、比例代表選出議員の政党離脱や衆院小選挙区補選へのくら替え出馬について「選挙制度上問題がある」として、与党3党の衆院選挙制度改革協議会で検討し、結論を出すよう要請した。

これを受け、与党3党幹事長は国会内で会談し、早急に協議会で検討を始める方針で一致。同時に、政府が設置する方向の第9次選挙制度審議会でも課題にするよう要請することになった。山崎氏は記者会見で超党派的な論議が必要との考えを表明、与党協議を経て、野党側にも協議参加を呼び掛ける意向だ。

比例代表選出議員をめぐっては、民主党の古賀一成衆院議員が今月の衆院福岡6区補選に出馬するため辞職願を提出、社民党の田嶋陽子参院議員が社民党を批判して離党するなど、対応の是非が与野党内で論議を呼んでいた。

山崎氏は記者会見で、田嶋議員の離党について「もともと政党で当選した人が政党を離れることを疑問とする議論があったが、超党派的に選挙制度改革の一つのテーマとなっていると思う」と強調、古賀一成氏のケースも「同じこと」と述べた。ただ、古賀氏のくら替え出馬を選挙戦の争点とすることに関しては「争点としても始まらない」と消極的な姿勢を示した。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け7日の東京株式市場には、前週末の欧米株安に加え、不良債権処理加速に伴い大型倒産が増加するとの不安も高まって幅広い銘柄が売られた。日経平均株価(225種)は大幅反落。終値は前週末比339円55銭安の8688円ちょうどで、3日に更新したばかりのバブル後最安値を再び割り込み、1983年6月中旬以来、約19年4カ月ぶりの低水準となった。

全銘柄の値動きを示す。東証株価指数(TOPIX)も31.13ポイント安の860.47と反落し、バブル後最安値を更新、1984年12月以来の低水準を記録した。《共同通信》

【米・ブッシュ大統領】イラク問題で演説

ブッシュ米大統領は7日夜、中西部のオハイオ州シンシナティで全米向けに演説し「脅威は甚大で時間とともに増大する。今、対処しなければいけない」とした上で「イラクが自ら武装解除しないのならば武装解除のために米国が(国際的な)連合を率いる」と早期の軍事力行使を辞さない強い決意を示した。

約30分の演説で、大統領はフセイン大統領を「独裁者の殺し屋」と非難。「否定と欺まんの時は過ぎた」と国際社会に早急な行動の必要性を訴えた。

対アフガニスタン軍事攻撃開始1年に当たるこの日の演説は、米議会や国際社会で対イラク軍事力行使への強い懐疑が残る中で、イラクの脅威をあらためて強調し、攻撃慎重論の一掃を狙ったものだ。一方「軍事攻撃は不可避ではない」など軍事攻撃に憂慮を示す国際社会に一定の配慮を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

民主党の羽田孜特別代表は7日、再任後はじめての定例記者会見で、社民党参議院比例区選出の田嶋陽子議員が離党を表明していることについて、「確かに有権者に田嶋さんの名前を書いてもらったのだろう。法律上は他党に移らずに無所属でいればいいということだが、社民党として当選された以上、やはり問題ではないか」との見方を示した。

羽田特別代表はまた、民主党の古賀一成議員が衆議院福岡6区補欠選挙に出馬するためと明記して議員辞職願を提出したことに言及。「補欠選挙になる理由は様々あり、これから日常的に起こりうること。惜敗率により比例区で当選した議員は、次も小選挙区を狙う以上、『不戦敗』は避けたいと考えるのは当然であり、(議員を辞職して補欠選挙に出馬するという)選択肢を与えることを制度の中で担保しておくべきだ」と述べ、国会の政治倫理・選挙特別委員会であらためて議論することを提案した。《民主党ニュース》



10月7日 その日のできごと(何の日)