平成5384日目

2003/10/05

この日のできごと(何の日)

【民主党】合併大会

民主党は5日午後、都内のホテルで旧自由党との合併大会を開き、菅直人代表は「新たに加わった候補者とともに必ずや政権交代を成し遂げていく」と次期衆院選での政権奪取に不退転の決意を強調した。


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菅氏は先に発表したマニフェスト(政権公約)に加筆した最終版のマニフェストを発表。その中で特に重視する「ひも付き補助金全廃」など重点公約7項目を「脱官僚宣言−5つの約束 2つの提言」として提示した。

小沢一郎旧自由党党首も「日本を立て直すには自民党政権を倒して本当の改革を断行する以外にない」と強調した。

大会には約1800人が出席。所属国会議員(衆院137人、参院67人、計204人)のほか、次期衆院選に出馬する新人、元職も顔をそろえた。

「5つの約束」では補助金廃止のほか政治資金の全面公開、道路公団廃止と高速道路無料化などを、「2つの提言」では、基礎年金の財源に消費税を充てることや、小学校の30人学級実現や週5日制見直しを挙げた。《共同通信》

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【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第9節最終日(5日・大分スポーツ公園総合競技場ほか=2試合)東京Vがエムボマの2得点で大分に2−0で快勝し、勝ち点18で首位に立つ横浜Mに2差の3位に浮上した。大分は第2ステージ白星がなく、5分け4敗の14位。

清水は終了間際にトゥットが決勝点を挙げて、京都を1−0で振り切った。京都はJ2降格の対象となる年間通算順位では、仙台と並んで勝ち点19だが、得失点差で劣って最下位。《共同通信》

【テニス】

テニスのジャパン・オープン最終日は5日、東京・有明コロシアムで行われ、女子シングルス決勝は第5シードの16歳の新鋭マリア・シャラポワ(ロシア)が、ノーシードから勝ち上がった新鋭のアニコ・カプロス(ハンガリー)に2−6、6−2、7−6で逆転勝ちし、女子テニス協会(WTA)ツアーのシングルスで初優勝した。シャラポワはダブルスと合わせ、2冠を達成。

男子シングルス決勝は、ことしの全豪オープン準決勝で第1シードのライナー・シュットラー(ドイツ)が7−6、6−2で第2シードのセバスチャン・グロジャン(フランス)に勝ち、ツアー通算3勝目を挙げた。《共同通信》

【ゴルフ】

日本女子オープン選手権最終日(5日・千葉CC野田=6480ヤード、パー72)首位から出た服部道子が通算1アンダーの287で李知姫(韓国)と並んだプレーオフを制し1994年以来、9年ぶり2度目の優勝を果たした。優勝賞金1400万円と3年間のシード権(特別シード)を獲得した。服部は今季ツアー2勝目、通算16勝目。

服部は終盤に崩れたが、18番のバーディーで74とし、李に並んだ。プレーオフ2ホール目にダブルボギーとした李に対し、ボギーにしのいで勝った。1打差の3位に上原彩子とニッキー・キャンベル(オーストラリア)が入った。

前週、アマチュアとして30年ぶりに優勝した宮里藍(宮城・東北高)は70で回り、通算10オーバーの298で21位。今季ツアー7勝の不動裕理は30位に終わった。通算6オーバーで10位の横峯さくら(高知・明徳義塾高)がプレーオフの末にベストアマチュアとなった。《共同通信》

【石原伸晃国交相】藤井道路公団総裁を更迭

石原伸晃国土交通相は5日記者会見し、日本道路公団の藤井治芳総裁(67)の更迭を発表した。藤井総裁に6日午前に辞表を提出するよう指示した。債務超過の財務諸表の隠ぺい問題や左遷人事など独善的な運営による公団内部の混乱などから、2005年4月に迫った公団民営化の障害になると判断した。

藤井総裁の後任には「改革意欲に富んだ人物を速やかに選ぶ作業に入る。まだ白紙」と説明。民営化に向けた清新な人事の印象を与えるため民間人を中心に検討、「衆院選が終わっても新総裁が決まっていないのは困る」と述べ、早期の決定を目指すとした。それまでは副総裁が総裁の職務を代行する。

国鉄の民営化では、中曽根康弘首相が1980年に分割民営化に反対していた仁杉巌総裁を更迭し弾みを付けた例がある。「民営化に非協力的」と批判されてきた藤井総裁の更迭で、衆院選での支持拡大につなげたいとする小泉純一郎首相ら官邸の思惑もありそうだ。《共同通信》

【田中真紀子前外相】会見

田中真紀子前外相(59)が5日、地元の新潟県長岡市で記者会見し、後援会から次期衆院選への出馬を要請されたことを明らかにして「大変重く受け止めている。天命の重さを非常に強く感じた」と述べ、新潟5区から出馬する意向を事実上表明した。しかし秘書給与問題で2年間の自民党員資格停止処分を受けており、立候補すると除名されないか確認が必要として、出馬について明言は避けた。離党の可能性については「いろいろなオプションがある」と語った。

田中氏が会見したのは、昨年8月の議員辞職後、初めて。冒頭「この場で立候補表明はしない」と述べ、理由として党籍問題を挙げた。自民党から受け取った書面を基に「党籍は残っている。立候補すると党則に違反して除名になると書いてある」と説明。「立候補するとどうなるのか、週明けに確認したい。まだ時間はある」と語った。

自民党や小泉純一郎首に対しては「いろいろ思いはあるが、一般の皆さまと変わらないのではないか」と述べた。

秘書給与問題が嫌疑なしで不起訴処分となったことについては「必ず事実無根が証明されると確信していた」と話した。

新潟5区では、自民党現職の星野行男氏(71)、無所属で民主、社民両党に推薦を要請している元自治相の白川勝彦氏(58)、共産党新人の斉藤実氏(45)の3人が出馬を表明している。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル軍は5日、シリアの首都ダマスカスの西約15キロのサヘブにあるイスラム原理主義組織、イスラム聖戦などの拠点を4日深夜に空爆したと発表した。被害状況は不明。同軍は5日未明にもガザ地区の難民キャンプなどを空爆し、イスラム聖戦幹部の自宅を攻撃した。

シリア国内へのイスラエル軍の攻撃は1982年以来。19人が犠牲となったイスラエル北部ハイファでの自爆テロへの報復で、パレスチナ過激派組織解体に向け、パレスチナ自治政府や過激派組織を支援する周辺国に圧力をかけるのが狙い。

中東通信によると、シリア外務省筋は5日、国連安全保障理事会に緊急協議の開催を要請したと述べた。これを受けて国連安保理は同日、緊急協議を招集した。

イスラエルは今後も軍事攻撃を続ける可能性が高い。

イスラエル放送によると、同国の強硬派閣僚は「空爆は自治政府のアラファト議長への警告でもある」と指摘。自治政府が過激派取り締まりに本格的に乗り出さなければ、議長追放の強硬措置を取ることも示唆した。

パレスチナ自治区ガザ市からの情報によると、イスラエル軍は5日未明、ガザ市とガザ地区中部のブレイジ難民キャンプで、ヘリコプターによる空爆を実施。AP通信によると、同キャンプのイスラム聖戦幹部宅などがミサイル攻撃を受けたが、空爆当時は無人だったという。同軍はさらに自爆テロ犯の出身地、ヨルダン川西岸の自治区ジェニンとジェニン近郊の難民キャンプに侵攻、外出禁止令を出した。

アラファト議長はハイファのテロに関し「パレスチナの利益に反する行為だ
」と非難する声明を発表。イスラム聖戦はハイファのテロで犯行声明を発表し、自爆テロ犯が女性弁護士(29)で、兄弟が数カ月前のイスラエル軍の侵攻で死亡したことを明らかにした。《共同通信》

パレスチナ自治政府のアラファト議長は5日、クレイ新首相以下、閣僚9人を任命し、緊急内閣を発足させた。同時に議長令を出し、ガザ地区とヨルダン川西岸の自治区に非常事態を宣言した。

非常事態宣言を出すこととにより、治安権限を議長に集中させて秩序安定を図るとともに、イスラエルが北部のハイファで4日に起きたパレスチナ過激派による自爆テロへの報復として、議長追放などの強硬措置に訴えることを困難にする狙いもあるとみられる。

緊急内閣は内閣の約3分の1の規模。クレイ首相は自爆テロやイスラエル軍の報復攻撃が続く中、パレスチナ評議会(議会)の承認が不要な少人数の緊急内閣を発足させることで早期に自治政府の体制を整え、イスラエル側との和平交渉を再開したい意向だ。

ただ、イスラエル政府は「新内閣がテロ組織解体の行動を取るかどうかを見て決める」としており、パレスチナ新和平案、(ロードマップ)をめぐる交渉が再開するかどうかは、クレイ内閣が過激派組織取り締まりで具体的な成果を示せるかどうかにかかっている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのプレーオフ地区シリーズ(5回戦制)は5日、ミネアポリスなどで行われ、ア・リーグはヤンキース(東地区1位)、ナ・リーグはカブス(中地区1位)がリーグ優勝決定シリーズに勝ち進んだ。

ヤンキースは松井秀喜外野手の適時二塁打などで四回に6点を奪い、8−1でツインズ(中地区1位)を破り3勝1敗で2年ぶりの進出を果たした。8日からの同シリーズでは、2勝2敗で最終戦に持ち込まれたアスレチックス(西地区1位)チックス(西地区1位)−レッドソックス(ワイルドカード)の勝者と対戦する。

カブスはブレーブス(東地区1位)との第5戦を、先発ウッドの好投で5−1と快勝。3勝2敗で14年ぶりに同シリーズへ進み、マーリンズ(ワイルドカード)と顔を合わせる。《共同通信》

【ゴルフ】

男子ゴルフの世界選手権シリーズ第3戦、アメリカン・エキスプレス選手権は5日、米ジョージア州ウッドストックのキャピタルシティー・クラブ(パー70)で最終ラウンドを行い、前日首位のタイガー・ウッズ(米国)は2オーバーの72とスコアを落としたものの通算6アンダーの274で大会連覇。今季米ツアー5勝目を挙げた。ウッズは優勝賞金105万ドル(約1億1700万円)を獲得し、米ツアー賞金王レースのトップに浮上。史上初の5年連続賞金王へ前進した。伊沢利光は通算7オーバーの287で25位。手嶋多一は295で51位。

米プロゴルフツアーのサザンファームビューロー・クラシックは5日、米ミシシッピ州マデイソンのアナンデールGC(パー72)で最終ラウンドを行い、前日6位の丸山茂樹は6アンダーの66で回り、通算18アンダーの270とスコアを伸ばしたが3位に終わった。首位と2打差の2位でスタートした田中秀道は2アンダーの70と伸びず、通算16アンダーの272で4位。前日首位のジョン・ヒューストン(米国)が通算20アンダーの268で今季米ツアー初勝利を挙げた。《時事通信》

【この日の民主党】

「今度の選挙は勝てる」総選挙候補者を前に菅代表

民主党は5日、合併大会に先立ち衆議院総選挙候補者研修会を行った。

菅直人代表は「必ず勝ちあがって、国会へ駆けつけていただきたい」と候補者に訴え、自らの経験を踏まえて「自分が(選挙に)通ることが日本を変えることになる」との強い信念で戦ってほしいと語った。また、政権政策(マニフェスト)を示した選挙の重要性を指摘した上で、「今度の選挙は勝てると確信している」と表明した。

岡田克也幹事長は総選挙対策全般に関する説明を行った中で、小泉首相の政治姿勢について「まともな議論をしないポピュリズム政治では国はよくならない」と指摘。真剣に国の行く末を考え、国を変えていく選挙にしたいと力強く語った。

研修会に参加した香川1区の小川淳也予定候補は「執行部の気迫を感じ、期待感も高まり、決意を新たにした」と語った。宮城3区の橋本清仁予定候補は「政権交代が起こりうる体制が整ったことを実感した。マニフェストは有権者の評価も高い」と述べた。

[合併党大会]総選挙勝利で政権交代・日本再生を誓う

民主党と自由党の合併党大会が5日都内で、約2千人が参加して開かれ、「政権交代を成し遂げていく」(菅直人代表)ことを全員で確認、国会議員・予定候補が「民主党政権政策/マニフェスト」に署名し、来る総選挙でこれを前面に掲げて戦うことを誓い合った。

菅直人代表は冒頭のあいさつで、鳩山由紀夫前代表の合併への尽力を称えるとともに、「今回の合併は自由党にとって、生易しいものではなかった。政治を変えるためには新たな政権を作ることが何よりも必要だと、全員が参加された。皆さんとともに、新しい候補者とともに、政権交代を成し遂げていく」と力強く述べた。

続いて小沢一郎前自由党党首が「いかなる手段を使っても必ず政権交代を成し遂げることを誓う。日本一新の最終ページが始まった。日本を破滅から救う、政治的大事業に取り組む。今度の総選挙は国民生活破綻の小泉政権か、民主党による生活再生かだ」とあいさつした。

来賓からのあいさつでは、ジャーナリストの下村満子さん、連合会長の笹森清さん、埼玉県知事の上田清司さんから、新しい民主党に対する熱いエールが送られた。

次に党務報告に立った岡田克也幹事長は、間近に迫る総選挙に向けた候補者の擁立状況について、5日までに公認259人、推薦11人の計270選挙区の予定候補者が決まったことを報告、「今後300人に限りなく近づけていきたい」と表明した。

大会の最後に、菅代表がマニフェストを提案。政治の目標を脱官僚政権で「最小不幸社会」を作ることだと提起した。

「必ず政権交代を成し遂げる」菅代表が挨拶

民主党の菅直人代表は5日、民主党・自由党合併大会の冒頭であいさつに立ち、この大会について「まさに記念すべき大会。目指すべき国のあり方、具体的な政策も盛り込んだ政権公約、マニフェストを発表する」と述べたうえで、「今回の合併は多くの方に努力いただいた。なかでも、鳩山前代表の力による所が大きい」として、鳩山由紀夫前代表に登壇を求めた。

鳩山前代表は「大きな苦難を乗り越えた菅さん、小沢さんの身を捨てた大きな決断に心より敬意を表する。政権交代、新しい政権の樹立することがわれわれの責務だと、苦難の道を乗り越えられたと理解する。政権交代を実現させよう」とあいさつ。

菅代表は鳩山前代表と固い握手を交わし、「今回の合併は自由党にとって、生易しいものではなかった。政治を変えるためには新たな政権を作ることが何よりも必要だと、全員が参加された。皆さんとともに、新しい候補者とともに、政権交代を成し遂げていく」と力強く結んだ。

「民主党政権で本当の改革を」小沢前党首が挨拶

小沢一郎前自由党党首は5日、民主党・自由党合併大会であいさつに立ち、以下のように述べた(要旨)。

今日は、新しい民主党の発足を祝うと同時に、いかなる手段を尽くしても、ここで必ず政権交代をなし遂げることを誓い合いたい。今日から日本を一新する長く厳しい闘いが始まると同時に、最終局面を迎えた。この合併は、日本を破滅から救い、国民が塗炭の苦しみに陥るのを防ぐために、私たちがどんな犠牲を払ってでもなし遂げなければならない政治的大事業だ。

小泉内閣のめちゃくちゃな見せかけの政治の結果、経済・社会の崩壊が急速に進んでいる。まさに破滅のカウントダウンが始まっていると言っても過言ではない。それを直前で食いとめ、日本を立て直す方法はただ一つ、自民党政権を倒し、直ちに私たちの手で本当の改革を断行することだ。

この総選挙の争点は実に簡単明瞭だ。「自民党政治の継続か、脱自民か」「官僚支配の継続か、脱官僚か」「政官業癒着の継続か、脱癒着か」「小泉流見せかけの改革による生活破壊か、それとも本物の改革による生活再生か」──後者がよいと思う国民は、ぜひ民主党に政権を託していただきたい。

私は、本物の政治をめざす私たちの正義と良心が必ず国民に理解され、民主党を勝利に導いてくれると確信をいたしております。私も、一兵卒として愚直に私たちの理念と政策を国民に訴える。

岡田幹事長、総選挙候補擁立状況を報告

民主党・自由党合併大会で党務報告に立った岡田克也幹事長は、間近に迫る衆議院総選挙に向けた候補者の擁立状況について、5日までに公認259人、推薦11人の計270選挙区の予定候補者が決まったことを報告。「今後300人に限りなく近づけていきたい」と表明した。

また、9日に告示される参議院埼玉選挙区補欠選挙についても、「総選挙の前哨戦としてしっかり勝利したい」と呼びかけた。

菅代表がマニフェストを発表

民主党の菅直人代表は5日、民主党・自由党合併党大会で総選挙に向けた「民主党政権政策/マニフェスト」を発表した。

菅代表はまず、マニフェストの意義に触れ、期限や財源を明示した具体的政策をその政党の全候補者が合意した上で選挙前に示すことによって、総理大臣およびその政権で実行される政策までも有権者が直接選択できるようになる、と説明。民主党の全候補者がこのマニフェストの実行を約束して総選挙に臨むことを宣言するとともに、自民党にも正々堂々とマニフェストを掲げて戦うよう求めた。

続いて、民主党のマニフェストに貫かれている理念について提起。めざす国のかたちを「身近な地域で物事が決められる分権型の国、官僚が主人公ではなく国民が主人公の国」だとし、そこにおいて政治の力で国民の不幸を最小化すること、すなわち「最小不幸社会」を実現することが政治の目標だとした。

マニフェストの内容については、ポイントとなる項目として、4年以内に霞ヶ関からの「ひも付き補助金」を全廃すること、政治資金を全面的に公開すること、3年以内に道路公団を廃止し大都市以外の高速道路を無料化すること、4年以内に国会議員定数と公務員人件費を1割以上削減すること、無駄な公共事業を中止し川辺川ダム、諫早湾干拓、吉野川可動堰を直ちに止めること、などを提起。また、第一次草案との関係では、年金と消費税、憲法、郵政改革、イラク支援と国連重視の安全保障などについて内容を追加したことを明らかにした。

各界の来賓から熱いメッセージ

民主党・自由党合併大会で5日、来賓として出席したジャーナリストの下村満子さん、笹森清連合会長、上田清司埼玉県知事が、新しい民主党に対する熱い期待と激励を送った。あいさつの要旨は、以下の通り。

■ジャーナリスト・下村満子さん
政権交代可能な野党の登場を待ち望んでいた。胸を熱くする思いだ。民主党が他党に先駆けて詳細なマニフェストを発表したことに敬意を表する。日本はギリギリの正念場、待ったなしだ。自分の国は自分の手で良くしていかなくてはならない。民主党は命がけで日本を政権交代可能な国にしていただきたい。小泉首相は改革、改革と叫んでいるが、根本的な改革は政権交代なしにできないからだ。新民主党に対する国民の期待は日増しに高まっている。それだけ新民主党の責任は大きいことを忘れてはいけない。私たちはこのたび「政権交代可能な国をつくろう」という国民会議を結成し、近いうちに意見広告を各紙に掲載する。

■笹森 清・連合会長
本当に日本は変わるのだという熱気を感じ、間違いなく新しい日本が来るのだ実感した。細川連立政権から10年、しがらみにとらわれていては改革はできないことが実感できたのではないか。その意味で菅、小沢、鳩山3氏の決断に敬意を表するとともに、新民主党によって連合が求めていた政権交代な政治システムができたことを心を込めて歓迎し、全国的にそのことを発信したい。民主党の体質は強化され、国民に政権の選択肢を民主党が提供できたことは間違いない。国民に小泉内閣はもう必要はない。民主党の一人ひとりが来る総選挙に命をかけ、日本再生、日本一新のために頑張るならば、民主党は確実に政権の座に着く。政権を取るのは今しかない。恐れるな、ひるむな、おもねるな。連合は総力を挙げて支援する。

■上田清司・埼玉県知事
知事選のご支援、ありがとうございました。簡素な政権政策の発表と自由党との合併とで、民主党としてのリアリティを国民の皆さんに感じさせている。リアリティはそろった。あとは何が必要か。超人的な努力が必用だ。ぜひ民主党は政権を担って欲しいと多くの国民が望んでいる。私も友情支援していきたい。すぐにできることは、すぐにやる。そういう姿、決意をぜひ国民に見せて欲しい。

「力強い総決起集会になった」菅代表

民主党の菅直人代表は5日、合併大会後に記者会見を行い、大会の意義や感想について語った。

菅代表は今大会の目的について、第一に「合併の意義をお互い確認すること。合併を皆で喜び合いたい。国民の皆さんに知ってもらいたい」とし、第二に「マニフェストの発表を含め、次期総選挙に向けた総決起集会」として実現することを挙げた。そして、こうした目的に沿って、活気みなぎる大会として実現できたことで「新人候補者にとっても、これならやれると、大変力強いものを感じてもらえたと思う」と意義をかみしめながら語った。《民主党ニュース》



10月5日 その日のできごと(何の日)