2003 平成15年10月4日(土)　辻元清美前衆院議員、衆院選不出馬を表明

平成5383日目

2003/10/04

この日のできごと(何の日)

【社民党・辻元清美前衆院議員】衆院選不出馬を表明

秘書給与詐取事件で起訴された社民党の辻元清美前衆院議員は、4日開かれた同党大阪府連大会に「今回の問題にきちんとけじめをつけることが最も大事」とのコメントを寄せ、次期衆院選に立候補しない意向を伝えた。これを受け同府連は辻元前議員を擁立しない方針を正式に決定した。

コメントで辻元前議員は「裁判により司法的な判断を仰ぐことで、事件に関する一連の責任を全うしたい」と強調し「総選挙には立候補しない」としている。自身のホームページにも同内容のコメントを掲載した。

大会では前議員の府連代表退任も承認、今後は一党員として活動するという。《共同通信》

【ボクシング】

ボクシングのトリプル世界タイトルマッチ各12回戦は4日、東京・両国国技館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級暫定王座決定戦は、同級4位で元WBAスーパーフライ級チャンピオンの戸高秀樹(緑)が同級5位のレオ・ガメス(ベネズエラ)に2−1の判定で勝ち、2階級制覇を達成した。

世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級1位の西岡利晃(帝拳)はチャンピオンのウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)と2001年9月の対戦に続いて三者三様の判定で引き分け、王座奪取はならなかった。ウィラポンは11度目の防衛に成功した。

WBAスーパーフライ級タイトルマッチでは同級14位の本田秀伸(グリーンツダ)が王者のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に0−3の判定で敗れた。ムニョスは2度目の防衛を果たした。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第9節(4日＝6試合)金沢市の石川県陸上競技場でG大阪−仙台が行われたほか、各地で熱戦が繰り広げられ、仙台がG大阪を1−0で下し、リーグ戦では4月19日以来20試合ぶりの勝利をつかんだ。勝ち点15で並んでいた横浜M−市原の直接対決は横浜Mが1−0で勝ち、単独首位に立った。浦和は3−0でC大阪に快勝し、勝ち点17で2位に浮上。鹿島はF東京い1−5の完敗で第2ステージ初黒星を喫し、磐田は神戸に3−1で逆転勝ちした。《北國新聞》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル北部ハイファのアラブ料理レストランで4日、爆弾テロがあり、イスラエル放送によると、子供を含む19人が死亡、50人以上が負傷した。地元警察はイスラエル・テレビに対し、パレスチナ過激派メンバーの女性による自爆テロだと明かした。自爆犯も死亡した。

イスラエル市民を狙ったテロは9月9日、テルアビブ郊外とエルサレムで相次いだイスラム原理主義組織ハマスによる自爆テロ以来。

シャロン政権は9月のテロを受け、テロの責任はパレスチナ自治政府のアラファト議長にあるとして、議長追放の方針を決定しており、議長に対する圧力は今後さらに強まる可能性がある。

イスラエル軍は報復措置について協議を開始。治安筋によると、自爆犯はイスラム原理主義組織、イスラム聖戦のメンバーでジェニン出身とみられる。《共同通信》

【新イラク軍】発足

旧フセイン政権崩壊後、米軍主導の連合軍が採用、訓-練してきた新イラク軍の第一大隊の卒業式が4日、バグダッド北東約100キロのキルクーシュにある基地で行われた。新イラク軍の事実上の発足式。

卒業式には、連合軍暫定当局のプレマー文民行政官やアラウィ統治評議会議長が出席。アラウィ議長は「新イラク軍はすべての宗教、宗派と民族で構成される。国民を抑圧するのではなく、国と国民を守る」と旧イラク軍との違いを強調、新軍への期待を表明した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、プレーオフの地区シリーズ(5回戦制)は4日、各地で4試合を行い、ミネアポリスのア・リーグ、ツインズ(中地区1位)−ヤンキース(東地区1位)第3戦はヤンキースが3−1で勝ち、通算2勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。松井秀喜外野手は「6番・左翼」で先発し、二回一死三塁で先制の右越え2点本塁打。日本人としてポストシーズン初のアーチを放ち、八回にも中前打。4打数2安打2打点と勝利に貢献した。

ナ・リーグのマーリンズ(ワイルドカード)−ジャイアンツ(西地区1位)第4戦は7−6でマーリンズが勝ち、通算3勝1敗で6年ぶり2度目のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

アのレッドソックス(ワイルドカード)−アスレチックス(西地区1位)第3戦はレッドソックスが延長十一回、代打ニクソンの2点本塁打で3−1とサヨナラ勝ちし、1勝2敗。ナのカブス(中地区1位)−ブレーブス(東地区1位)第4戦はブレーブスが6−4で勝ち、2勝2敗とした。《共同通信》

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