平成4649日目
2001/09/30
この日のできごと(何の日)
【ベルリン・マラソン】高橋尚子選手が世界新記録で優勝
ベルリン・マラソンが30日、ベルリン市内で行われ、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手(29)=積水化学=が女子で史上初めて2時間20分を切る2時間19分46秒の世界新記録で優勝した。従来の世界記録は1999年の同マラソンで、テグラ・ロルーペ(ケニア)がマークした2時間20分43秒。
高橋、ロルーペの対決が注目された同レースは、午前9時(日本時間午後4時)に男子と同時スタートした。
シドニー五輪以来1年ぶりのフルマラソンに臨んだ高橋は、男子のペースメーカーとともに序盤から独走。25キロ地点を世界記録を上回るペースで通過するなど圧倒的な強さを見せつけ、五輪金メダルに続く快挙を成し遂げた。《共同通信》
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小泉純一郎首相は30日夜、高橋尚子選手が優勝したことについて「シドニー五輪の金メダリストとして国民の期待にこたえて優勝、しかも世界最高記録、素晴らしい。プレッシャーをはね飛ばした姿に感動しました」と祝福するコメントを発表した。《共同通信》
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【巨人・長嶋茂雄監督】本拠地最後の勇姿
今季限りで辞任する長嶋茂雄監督(65)が率いる巨人の東京ドームでの最終戦(横浜戦)が、30日、ナイターで行われ、試合後には、お別れのセレモニーが催された。
超満員の観客席が最も沸いたのは、試合中ではなく、ゲームセットの後だった。ベンチを出た長嶋監督にスポットライトが当たると、場内割れんばかりの大歓声。「四十数年球界に身を投じ、みなさまの温かい愛情をいただき、今日までまい進することができました。全国のプロ野球ファンのみなさま、本当にありがとうございました」とあいさつすると、スタンドの盛り上がりは最高潮に達した。
今季限りで引退する槙原寛己、斎藤雅樹両投手、村田真一捕手の3選手、そして次期監督の原辰徳ヘッドコーチのあいさつに続き、長嶋監督は主砲の松井秀喜外野手から受け取った花束を手に、チームの先頭に立って場内一周。マウンド付近で胴上げされた後、チームの全員と握手。終始笑顔のままグラウンドを去った。《共同通信》
【西武・東尾修監督】退団正式発表
西武の東尾修監督(51)の今季限りでの退団が30日、正式に発表された。西武ドームでの試合前に、同監督と会談した堤義明オーナーは「シーズン前から監督との間では今季が最後と決めていた」と明かした。後任候補として伊原春樹・作戦兼走塁コーチらの名前が挙がっている。《共同通信》
【日本女子オープンゴルフ選手権】最終日
日本女子オープンゴルフ選手権最終日(30日・北海道室蘭GC=6396ヤード、パー72)第2日から首位の島袋美幸が79とスコアを落としながら通算14オーバー、302で初優勝した。今季2勝、ツアー通算5勝目で、公式戦は初の制覇。賞金1400万円を獲得した。
この日も海沿いの強い風が吹き、優勝スコアは大会最多およびツアー史上最多ストロークとなった。岡本綾子は4打差の2位だった。《共同通信》
【男子ゴルフ】アコム・インターナショナル最終日
アコム・インターナショナル最終日(30日・茨城県石岡GC=7046ヤード、パー71)首位スタートの細川和彦が71で回り、通算17アンダーの267で今季初優勝し、賞金2200万円を獲得した。細川は1999年12月の日本シリーズJTカップ以来のツアー通算7勝目。
30歳の細川は2バーディー、2ボギーにまとめて逃げ切った。2打差の2位は谷口徹、佐藤信人、横田真一、今井克宗、スコット・レイコック(オーストラリア)の5人。尾崎将司は15位、伊沢利光は21位だった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は30日、シアトルで行われたアスレチックス戦に1番右翼手で先発出場し、8号のソロ本塁打を放ち、4打数1安打1打点だった。今季235安打として大リーグの新人最多安打記録を更新するとともに、打率3割4分8厘でア・リーグの首位を守った。マリナーズは6−3で勝った。
メッツの新庄剛志外野手はブレーブス戦に5番右翼手で先発出場し、5打数1安打1打点で打率は2割6分8厘となった。メッツは9−6で勝ち、ナ・リーグ東地区首位のブレーブスとのゲーム差を4とした。
エンゼルスの長谷川滋利投手は地元アナハイムでのレンジャーズ戦に1点リードの八回から4番手で登板、逆転を許して今季6敗目(5勝)を喫した。長谷川は1回を投げ、1安打2失点(自責1)、2四死球。《時事通信》
【米政府】タリバンに退陣要求
カード米大統領首席補佐官は30日、アフガニスタン・タリバン政権について「テロリストと連携し続けるならば、タリバンは政権を放棄するべきだ」と述べ、ウサマ・ビンラディン氏の引き渡しを拒否するタリバン政権の退陣を、米政府として初めて要求した。
補佐官は「テロリストを支援しテロを扇動するタリバンとは別の政権が間違いなくできるようにしたい」と言明。反タリバン勢力への支援本格化も打ち出し、「タリバン後」に明確に照準を合わせた。米FOXテレビに語った。
一方、同日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米軍はアフガニスタンとイラクの周辺地域に24隻の艦船と作戦機300機以上、2万8000人の兵力を集結させ、ブッシュ大統領の決断で、いつでも攻撃できる態勢を整えたと伝えた。
これに対し、タリバン政権のザイーフ駐パキスタン大使は30日の記者会見で、行方不明としていたビンラディン氏の国内の所在を把握していることを明らかにし、交渉継続の意思を示した。《共同通信》