平成3543日目
1998/09/20
この日のできごと(何の日)
【民主党】初の全国研修会
民主党は20日、都内のホテルでことし4月の結党以来初の「全国研修会」を開いた。菅直人代表は講演で、今後の政局見通しに関連して「いつ(衆院の)解散があっても対応できる態勢を早い段階で準備しておく必要がある」と述べ、次期総選挙に備えた臨戦態勢づくりを急ぐ考えを明らかにした。
与野党の党首会談で決着した金融関連再生法案の修正合意については「自民党が過去の権益を守り、失政を隠すことを目的にするのなら、合意が壊れることも覚悟しなければならない」として、合意が白紙に戻ることもあり得るとの見解を表明。政府、自民党首脳から相次いでいる日本長期信用銀行に対する公的資金投入の容認発言をけん制した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【B’z】アルバム「B’z The Best “Treasure”」発売
【大相撲秋場所】8日目
大相撲秋場所8日目(20日・両国国技館)大関武蔵丸が敗れ、持ち味を発揮して勝った貴乃花、若乃花、曙の三横綱が7勝1敗で優勝争いのトップに並んだ。貴乃花は小結出島を危なげなく寄り切り、若乃花は横綱初挑戦の新鋭若の里を突き落とした。曙は旭豊を一方的に押し出した。武蔵丸は関脇貴闘力に押し出され2敗目。もう一人の大関、貴ノ浪も蒼樹山の押しに屈して5勝3敗となった。関脇千代大海は切り返しで魁皇を下し5勝目を挙げた。1敗の三横綱を追う2敗は武蔵丸と平幕の寺尾の二人。十両は大碇が初黒星を喫したが依然単独トップ。《共同通信》
【小渕恵三首相】米国へ出発
小渕恵三首相は20日夕、羽田発の政府専用機で米国に出発した。首相は出発に先立ち東京・王司本町の私邸で、世界経済や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の問題についてクリントン大統領と素直に意見交換したいとの意向を表明。「大統領とは初めて会うわけで、個人的友好関係を深めていきたい」と訪米への意気込みを示した。
首相はニューヨークで開催中の国連総会で演説するほか、クリントン米大統領と初の首脳会談を行い、23日夜に帰国する。《共同通信》
【マレーシア】前副首相逮捕
マレーシアの首都クアラルンプール中心部で20日、今月2日に解任されたアンワル前副首相兼蔵相(51)とその支持者ら3万人以上が集会を開き、マハティール首相を非難、辞任を要求した。これに対し、当局は同日夜、約10台のトラックに分乗した警察官を首都郊外のアンワル氏の自宅に送り、同氏を逮捕、警察本部に連行した。
アンワル氏は今回の解任を「政治的陰謀」とし、首相を強く非難してきた。この日の集会により、現政権との全面対決の姿勢を鮮明にしたことで政権側は身柄拘束に踏み切ったとみられる。
アンワル氏逮捕でマハティール政権は短期的には維持されそうだが、近く総選挙に踏み切るとみられる。与党が敗北した場合、首相が退陣する可能性もあり、マレーシアは経済危機に加え、政治的混乱も進む恐れも出てきた。
この日は、マレーシアで開催中の英連邦競技会の閉会式出席のため、エリザベス英女王が訪問したばかり。これに合わせてアンワル派が集会を開催したとみられる。マレーシアで数万人規模の反政府集会が開かれるのは極めて異例。
市中心部のムルデカ広場周辺には放水車も出動、警察官約200人が厳重警戒にあたった。集会後、支持者ら約5000人がマハティール首相官邸に向かってデモ行進した際には、警官隊が催涙弾を発射、放水した。
集会でアンワル氏は「マハティール氏には十分すぎる時間をわれわれは与えてきた。彼はただちに辞任すべきだ」と演説した。
アンワル氏は、義弟らと同性愛関係にあったことなどを理由にマハティール首相から解任されたが、「卑しい行為には一切かかわっていない」と全面否定、疑惑を晴らすために逮捕して裁判にかけるよう自ら首相に迫るとともに、全国を遊説、17年間続いているマハティール政権打倒を訴えてきた。《共同通信》
【ベルリン・マラソン】
男子マラソンで10年ぶりに世界最高記録が誕生−。20日、ベルリンで行われたベルリン・マラソンの男子で28歳の伏兵、ロナウド・ダコスタ(ブラジル)が従来の記録を一気に45秒短縮する2時間6分5秒をマークし優勝。2時間5分台突入の足掛かりとなる快記録が生まれた。2位はジョセファト・キプロノ(ケニア)で2時間7分26秒だった。
女子はマーリーン・レンダーズ(ベルギー)が2時間25分56秒で制した。日本勢では市川良子(JALAC)が2時間33分30秒で5位に食い込んだ。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、セントルイス・カージナルスのマーク・マグワイア一塁手(34)は20日、ミルウォーキーのカウンティ・スタジアムでのブルワーズ戦で年間本塁打の大リーグ記録をさらに更新する65号本塁打を放った。
マグワイアはこれが通算452本目の本塁打で歴代20位タイに進出。白熱の争いを演じているシカゴ・カブスのサミー・ソーサ外野手(29)は、この日は5打数無安打でその差は2本になった。《共同通信》
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マグワイアとソーサの本塁打競争に全米が湧く中、1982年から1試合、1試合築いてきた鉄人の軌跡がついに途絶えた。米大リーグの連続試合出場記録を更新していたオリオールズのカル・リプケン内野手(38)が20日、ボルティモアのオリオール・パークで行われたヤンキース戦を欠場、偉大な記録は2632試合でストップした。
本拠地での今季最終戦のこの日、リプケンは「六番・三塁」で先発出場予定でメンバー表にその名前は書き込まれていた。しかし、試合直前にミラー監督に欠場を申し入れ、いつか止まる記録に自ら終止符を打った。
ベンチで試合を見届けたリプケンは会見で「ついにその日が来た。妻と話をして自ら決めた。みんな悲しまないでくれ」と語りかけ「私はエブリデープレーヤー」と引退を否定した。《共同通信》