平成4267日目

2000/09/13

この日のできごと(何の日)

【ジャカルタ証券取引所ビル】爆発で13人死亡

インドネシアのジャカルタ証券取引所ビルの地下駐車場で13日午後3時20分(日本時間同日午後5時20分)ごろ、爆発があり、火災が起きた。ジャカルタ警察当局によると、少なくとも13人が死亡、約30人が重軽傷を負った。

ルスディハルジョ国家警察長官は同日夜、現場を視察し「止めてあった自動車にあった爆発物が原因とみられるが、これが爆弾かどうかは捜査中」と記者団に述べ、爆弾テロの可能性を示唆した。

警察などによると、地上階の職員らは全員避難したが、地下駐車場には車約400台が止めてあり、100人以上が閉じこめられているとの情報もある。同ビルには世界銀行のジャカルタ事務所のほか、三菱商事などの日本企業も入居しているが、ジャカルタの日本総領事館によると、日本人が負傷したとの情報はない。

取引所によると、爆発により取引は停止され、14日も取引を中止することになったが、機材やデータは被害を受けなかった。目抜き通りのスディルマン通りには黒煙が立ちこめ、オフィス街の交通はまひした。

ジャカルタでは8月にフィリピン大使公邸で爆弾テロがあり、2人が死亡し、大使ら20人以上が負傷。7月には最高検察庁が爆破事件があったが、いずれも犯人は特定されていない。正蓄財事件で在宅起訴されたスハルト元大統領の第2回公判が14日に予定されており、元大統領支持勢力が揺さぶりをかけるテロを行う可能性が指摘されている。初公判があった8月31日の前日には、法廷近くでバスに仕掛けられた小型爆弾が爆発した。《共同通信》

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【大相撲秋場所】11日目

大相撲秋場所11日目(13日・両国国技館)横綱武蔵丸が琴ノ若を送り出して土付かずの11連勝とした。横綱曙は闘牙を寄り切り、1敗をキープした。大関同士の対戦は魁皇が出島を送り出して9勝目。出島は3敗となった。他の大関は千代大海が栃乃花を押し倒して勝ち越しを決めたが、かど番の雅山は小結安芸乃島に寄り切られ、5敗目を喫した。大関復帰を目指す関脇武双山は土佐ノ海を押し出して7勝目。小結貴ノ浪は4敗となった。全勝の武蔵丸に、曙が1敗、魁皇が2敗で続く。十両は1敗の琴光喜を2敗の富風が追う展開。《共同通信》

【シドニー五輪・サッカー】予選リーグスタート

女子サッカーのキックオフで、今世紀最後のオリンピックがスタートした。シドニー五輪は15日の開会式に先立ち、13日からサッカーの予選リーグがスタート。シドニーなどで男女計6試合を行い、男子は1996年アトランタ五輪優勝のナイジェリアが、ロスタイムでホンジュラスに追いつき3−3で辛くも引き分けた。優勝を狙うイタリアは、後半36分のピルロのゴールで地元オーストラリアを1−0で下した。

競技はシドニーのブルース・スタジアムなどで午後5時(日本時間午後3時)からの女子2試合で開始され、ドイツが30でオーストラリアに快勝し、ブラジルは2−0でスウェーデンに勝った。地元の大声援にもかかわらず、オーストラリアは男女とも初戦を落とした。男子はこのほか、米国がチェコと2−2で引き分け、カメルーンは3−2でクウェートに競り勝った。《共同通信》

【中国人】訪日団体観光旅行第一陣来日

9月から試験的に解禁となった中国人の訪日団体観光旅行の第一陣計95人が13日午後、成田空港に来日。到着ロビーでは関係者数十人が中国の国旗や「熱烈歓迎」と書かれた横断幕を掲げ、和服の女性担当者が観光客に赤いバラを手渡すなどして、初めての団体観光客を出迎えた。

日本側には旅行者の不法滞在への懸念も残っているが、両国の旅行業界は将来の有望な市場として大きな期待を寄せている。

今回のツアーで初めて来日したという北京在住の王思博さん(78)は「温かい歓迎を受けて日本人の人情を感じた。日本は美しい国と聞いているので、これからの旅行が楽しみです」と笑顔で話した。

今回の団体観光旅行は6泊7日と8泊9日のツアーに分かれ、費用は最高1万7800元(約23万円)。参加者は「中国でかなり裕福な人たち」(日本側旅行担当者)で、一行は都内や箱根、名古屋、奈良、京都、長崎などを訪れる。《共同通信》

【東海豪雨】1万3000人なお避難

記録的豪雨となった東海地方の水害で、駅が冠水した名古屋市営地下鉄は13日午後、全面復旧し、同市内の交通網はほぼ回復した。

しかし、愛知県内では一級河川、新川の堤防決壊で町全域が浸水した西枇杷島町などを中心に、約5700世帯でガスの供給が止まり、約1万4000世帯で停電。完全復旧するには、中部電力は水が引いてから約3日間、東邦ガスは数日から1週間とみている。

一方、名古屋市天白区の民家で女性(77)の遺体が見つかり、愛知県警は住宅浸水の心労から急死したと判断。豪雨による死者は8人となった。13日夜の時点で、約三千六百人が名古屋市内で最寄りの学校などに避難、県内全体で約1万3000人が避難したままだ。

西枇杷島町では、排水が進み、水位が深さ数十センチ程度に下がった場所が多いが、水が1メートル以上残る所もある。陸上自衛隊などのボートで町役場などの避難所や浸水して孤立した自宅から町外へ脱出する住民が相次いだ。しかし、まだ約6000人が避難所に身を寄せている。

愛知県は、名古屋市や西枇杷島町に加え、新たに半田市や美浜町など4市6町に災害救助法を適用。これで同法の対象は6市10町になった。岐阜県も上矢作町に同法の適用を決めた。《共同通信》

【 JR西日本】コンクリ落下事故で施工31社に26億円の賠償提示

山陽新幹線のトンネルや高架橋のコンクリート構造物劣化問題で、JR西日本は13日、施工不良が著しかったゼネコン31社の担当者を大阪市内のホテルに呼び、総額26億円の損害賠償請求を提示。同日午後、記者会見で交渉見通しを発表した。《共同通信》

【全国都道府県知事会議】

政府主催の全国都道府県知事会議が13日午前、首相官邸で開かれた。森喜朗首相は、意見交換の中で東京都が9月3日に行った防災訓練について「(東京都と)同様にブロックごとに何年かに一度やっていくことが大事だ。検討してほしい」と述べた。

首相はあいさつで、4月に施行した地方分権推進法に触れ「地方分権の成果を生かすためには市町村の行財政基盤の強化に向け、市町村合併を積極的に推進していくことが極めて重要な課題だ」と述べ、積極的に取り組むよう要請した。《共同通信》

【森喜朗首相】12月上旬にも内閣改造

森喜朗首相は13日午後、首相官邸で内閣記者会のインタビューに応じ、来年1月の中央省庁再編に伴う内閣改造の時期について「新しい中央省庁の予算編成は新大臣の方がいい。新大臣が(年明けの通常国会で)国民に説明するのが筋としては一番通っている」と述べ、年末の平成13年度予算編成前に内閣改造を行う意向を表明した。

臨時国会の延長がなければ閉幕直後の12月上旬を想定しているとみられる。首相は来年夏の参院選を控え、内閣改造や役員人事で挙党態勢の確立を図る意向を強調した。

当面の焦点の12年度補正予算案の規模に関して「国債はこれ以上発行しないことを念頭に、どの程度財源が得られるのかということを(考えて)、最終的に判断する」として、国債発行を極力抑える考えを示し、自民党内にある事業規模10兆円の補正に否定的な見解を明らかにした。《共同通信》

【薬害エイズ事件】最終弁論

薬害エイズ事件「帝京大ルート」で、業務上過失致死罪に問われた元同大副学長安部英被告(84)=求刑禁固3年=の最終弁論が13日、東京地裁(永井敏雄裁判長)で開かれた。弁護側は「非加熱製剤の危険性を十分に知らなかった」などとあらためて無罪を主張、弁論は夕方まで続き、結審する。薬害事件で初めて医師の刑事責任が問われた同被告の裁判は、来年3月にも判決が言い渡される。

弁護側は最終弁論で、「検察側は製薬会社からの資金提供や安部被告自身のメンツ保持などが動機と主張しているが、論告の通りなら殺人罪だ」と批判。「過失に動機は存在し得ないのであり、悪質な動機で行われたかのような立証はすべきでない」と述べた。さらに、「『医師としての良心の一片も見いだせない』などとする論告の言葉は、故意による悪質な動機を説明するもので、過失とは無関係。論告に名を借りた名誉棄損というべきであり、許し難い」と反発した。《共同通信》

【長野県知事選】田中康夫氏が政策発表

10月15日投票の長野県知事選への出馬を表明した作家の田中康夫氏(44)が13日、同県松本市のあがたの森公園で記者会見し、公約となる政策を発表した。

田中氏は「一番大切なのは法律やマニュアルをつくるのではなく、それに携わる人の意識や気概が大切だ」などと信念や行動力の重要性を訴えた。

政策の柱は「(県政における)『長野モデル』の確立」「県民の命を守る行政」「豊かな時間の創出」の3項目。県議会の県内各地開催、災害危機管理司令室の設置、多様な学校教育など、それぞれ具体策を盛り込んだ。

また、カモシカの図柄のシンボルマークや投票日を記した候補者名の入らないポスターも公表した。《共同通信》



9月13日 その日のできごと(何の日)