平成4992日目
2002/09/08
この日のできごと(何の日)
【川口順子外相】中国・江沢民国家主席と会談
川口順子外相は8日午後、北京に到着、江沢民国家主席、唐家璇外相と相次いで会談した。
中国側は小泉純一郎首相の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問や日朝国交正常化への支持と期待感を表明した。ただ江主席は首相は行った4月の靖国神社参拝を念頭に「歴史をかがみとするとの教訓に背けば両国に有害だ」と、歴史認識問題を指摘する形で参拝の継続を強くけん制した。
日中国交正常化30周年に当たる今秋の首相訪中が見送られた点に関しては、外相会談で首脳間対話の重要性を確認するにとどまり、靖国問題に対する中国側の反発の根強さを浮き彫りにした。
小泉首相と北朝鮮の金正日総書記よの会談については、江主席が「日本にとって重大な外交的行動で、初の訪朝の成果を期待する。日朝間の問題を一度で解決するのは困難だが、スタートが重要だ」と指摘。
唐外相は「日朝関係が正常化することを歓迎し、その実現を支持する。北朝鮮も今回の訪朝を大変重要視している」と述べ、金総書記が日朝成功化に積極姿勢を見せる、との見方を示した。川口外相は日朝対話進展への中国側の働き掛けを要請した。《共同通信》
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【大相撲秋場所】初日
大相撲秋場所初日(8日・両国国技館)進退を懸けて8場所ぶりに出場した横綱貴乃花が、新小結の高見盛を寄り切って復帰場所の初日を白星で飾った。横綱武蔵丸は小結貴ノ浪に送り出された。今場所に横綱昇進を懸ける大関千代大海も、関脇土佐ノ海にはたき込まれて黒星スタート。新大関の朝青龍は、霜鳥を力強い攻めから押し出した。休場明けの魁皇と武双山の両大関は明暗を分けた。武双山は栃乃洋を押し出し、魁皇は雅山に押し出された。関脇若の里は闘牙を押し出した。この日は皇太子ご夫妻が観戦した。《共同通信》
【J1】
Jリーグ1部(J1)第2節最終日は8日、埼玉スタジアムなどで2試合を行い、東京Vと浦和が勝ち、ともに2戦2勝とした。東京Vは勝ち点6で並ぶ磐田とF東京を得失点差で抑え、単独首位。
東京Vはエジムンドが後半に2点を挙げて神戸を2−0で下し、浦和は永井の得点で仙台を1−0で退け、2試合連続の延長Vゴール勝ち。神戸は2連敗。仙台は前期から5連敗を喫した。《共同通信》
【香川県警】受託収賄で宇多津町長を逮捕
香川県警捜査二課などは8日、町事業の物品購入をめぐり、業者から現金約160万円を受け取ったとして受託収賄の疑いで、宇多津町長のA容疑者(67)を逮捕、町役場やA容疑者の自宅などを家宅捜索した。
調べでは、A容疑者は1998年12月下旬と99年6月上旬、町制100周年記念事業の一環として行われた町施設のモニュメント購入に絡み、東京都内のイベント企画会社社長(52)から、契約を結んだ見返りに現金約160万円を銀行口座に振り込ませた疑い。A容疑者は容疑を認めているという。業者側は、贈賄罪の時効(3年)が成立している。
同町は95年ごろからこれまでに、同社に4、5回発注。今回の事業ではモニュメント購入などで約1000万円の契約を結んでいたという。《産経新聞》
【テニス・全米オープン】最終日
テニスの四大大会今季最終戦、全米オープン最終日は8日、ニューヨークのナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス決勝で第17シードのピート・サンプラス(米国)が第6シードのアンドレ・アガシを6−3、6−4、5−7、6−4で破って6年ぶり5度目の優勝を果たし、優勝賞金90万ドル(約1億800万円)を手にした。サンプラスの四大大会制覇は2000年のウィンブルドン選手権以来で、自らの持つ通算最多勝利記録を「14」に伸ばした。
1968年のオープン化(プロ解禁)以降、大会初の30歳代同士の決勝対決は、サンプラスが終始主導権を握り、快勝した。
女子ダブルス決勝では、ビルヒニア・ルアノパスクアル(スペイン)パオラ・スアレス(アルゼンチン)組が初優勝した。《共同通信》
【川口順子外相】中国・江沢民国家主席と会談
北京訪問中の川口順子外相は8日午後に江沢民国家主席、9日午後には銭其琛副首相と相次いで会談した。中国側は小泉純一郎首相の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問や日朝国交正常化への支持と期待感を表明した。
ただ江主席は首相が行った4月の靖国神社参拝を念頭に「歴史を鑑とするとの教訓に背けば両国に有害だ」と歴史認識問題を指摘する形で参拝の継続を強くけん制した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は、8日、カンザスシティーのロイヤルズ戦に途中出場し、2打数無安打。打率は3割2分7厘で首位と1分5厘差の4位。七回に代打出場し、右翼に入ったイチローは一ゴロ2本と2度の敬遠四球だった。佐々木投手が八回途中から登板し、8−5の九回に2点本塁打などで3失点。長谷川投手は延長十一回に1失点だった。試合はマリナーズが延長十一回、16−9で勝った。
ドジャースの石井投手はアストロズ戦に先発。3回1/3を5安打、3失点で今季10敗目(14勝)を喫した。石井は四回に頭部に打球を受け退場、市内の病院でエックス線検査の結果、頭がい骨に小さなひびがあることがわかり、そのまま入院。24時間経過を見ることになった。試合は6−2でアストロズが勝った。《共同通信》