平成4993日目

2002/09/09

この日のできごと(何の日)

【民主党代表選】4氏が立候補

9日告示された民主党代表選挙は午後4時の締め切りまでに、横路孝弘副代表(61)、菅直人幹事長(55)、鳩山由紀夫代表(55)、野田佳彦衆院議員(45)の4氏が党本部で立候補を届け出、選挙戦がスタートした。


https://www.dpfp.or.jp/

共同会見では4氏とも次期衆院選で小泉政権を倒し、政権交代を目指す考えを強調。政策面では、公共事業見直しや金融改革を進め、景気回復、雇用不安解消に全力を挙げる方針を示した。

今回の代表選は10月の衆参統一補欠選や、2年の代表任期中に実施される衆院選をにらみ、首相候補でもある野党第一党リーダーの「資質」と政権戦略が論戦の中心となる。4氏は9日夕の東京・新宿での街頭演説を皮切りに全国各地で合同演説会などを開催。23日の代表選挙集会(臨時党大会)で投開票され、新代表が決まる。

会見では、政権戦略について菅氏が野党間選挙協力の重要性を指摘、「自民党の一部との連携はあり得ない」と述べた。鳩山氏は、民主党として独自候補擁立を最優先させる意向を示し、横路氏は自民党との対抗軸を明確化する必要性を強調した。

憲法改正をめぐり、横路氏が「政治課題に載せる必要はない」と否定したのに対し、鳩山氏は改憲論議に積極姿勢を見せた。

党運営に関して、野田氏は旧党派に配慮した人事を批判する一方で「わたしは自民党政権に加担したことはない」と旧さきがけ出身の鳩山、菅両氏をけん制した。《共同通信》

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【大阪・道頓堀】中座が爆発炎上

9日午前3時10分ごろ、大阪市中央区道頓堀、閉館して、解体中の劇場「中座」が爆発音とともに出火、炎上し、地上4階地下1延べ約3000平方メートルをほぼ全焼した。隣接の雑居ビルや南側「法善寺横丁」の飲食店少なくとも16軒に延焼などの被害を出し、午前8時半、ほぼ鎮火した。

南署によると、建物内1階の西側で作業していた設備工事会社社員Aさん(31)が気道熱傷で重傷。消火や救助活動に当たった消防職員ら3人が負傷した。

建物内に引き込まれたガス管を切断し、管内に残ったガスを吸引する作業を行っていたことから、南署と大阪市消防局は、何らかの原因でガスに引火、爆発したとみて、作業手順に問題がなかったか関係者から事情を聴き、業務上過失致傷容疑で10日に現場検証して原因などを調べる。

現場は大阪・ミナミの繁華街、道頓堀の中心部。市消防局から消防車など約50台が出動したが、中座が解体中で崩壊の危険があったことなどから消火活動が難航。周辺のビルから客が避難するなど騒然とした。《共同通信》

【阪神・星野伸之投手】現役引退を表明

緩急を生かした投球で現役2位の通算176勝を誇る左腕、阪神の星野伸之投手(36)が9日、甲子園球場内の球団事務所で今季限りの現役引退を発表した。ユニホームを脱ぐ決断をした最大の理由は体調面だったそうで、星野は「(昨年夏ごろから)脈が速くなる頻脈に悩まされていた。つらかったので、限界かなと思った」と説明。19年に渡る選手生活を振り返り「トータルで見たら大満足。本当に悔いはない」と話した。《共同通信》

【大相撲秋場所】

大相撲秋場所2日目(9日・両国国技館)進退の懸かる横綱貴乃花は平幕旭天鵬に渡し込みで敗れ、1勝1敗となった。旭天鵬は初金星。横綱武蔵丸は琴龍を寄り切って1勝1敗とした。大関陣は、新大関の朝青龍が雅山を切り返しで下して2連勝。綱とりの懸かる千代大海は栃乃洋を押し出し、魁皇は小結高見盛を寄り切ってともに1勝1敗。武双山は小結貴ノ浪に肩透かしで敗れ、土がついた。高見盛は2連敗。貴ノ浪は2連勝。関脇は若の里が栃栄を押し出し、土佐ノ海は霜鳥を引き落としで下し、ともに2連勝。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の江田五月参院議員は9日、菅直人幹事長の代表選出陣式に選対事務局長として出席。菅氏に対する「独断専行」批判を意識してか(菅氏が鳩山由紀夫代表に敗れた)3年前の代表選で、菅さんは『ロを3、耳を7にする』と公約した。完全ではないが、だいぶ達成できた」。出馬に必要な3人の推薦人確保にも「今回は立候補できるかどうかでなく、堂々と進めることができた」と精いっぱいの援護射撃。もっとも「国会議員の支持では正直言ってちょっと負けてる。胃が痛くなる」と苦しい舞台裏をぽろり。《共同通信》

【オーストリア】連立政権崩壊へ

オーストリアのシュッセル首相(国民党)は9日、記者会見し、極右、自由党のリースパッサー党首の辞任表明で同党との連立政権の維持ができなくなったとして、国民議会(下院)を解散、11月下旬か12月上旬に総選挙を行うと発表した。

2000年2月に成立した自由党と保守の国民党との連立政権は、自由党の実力者で前党首のハイダー氏が引き起こした党内抗争をきっかけに、2年半あまりで崩壊することになった。

これで、一昨年のナチス擁護発言により辞任に追い込まれ、中央政界から遠ざかっていたハイダー氏が党の主導権を回復、政治の表舞台に復帰することがほぼ確定した。欧州で右傾化の流れが強まっているだけに、選挙でのハイダー氏の言動が注目を集めそうだ。

シュッセル首相は党内の承認を得たうえで、早ければ19日にも議会を解散する意向を表明した。

首相は九日、リースパッサー氏、クレスティル大統領らと相次いで協議、ハイダー氏が主導する自由党との連立政権維持は不可能と判断した。ハイダー氏も同日「総選挙を望むわけではないが、それが有権者への義務だ」と総選挙実施は不可避との見方を示していた。《共同通信》

【この日の民主党】

[代表選]横路、菅、鳩山、野田の4氏が立候補届け出

鳩山由紀夫現民主党代表の任期満了にともなう民主党代表選挙が9日、告示された。午後2時すぎから横路孝弘衆議院議員、菅直人衆議院議員、鳩山由紀夫衆議院議員、野田佳彦衆議院議員の4人がそれぞれ20人以上の推薦人名簿などを携え、順次立候補の届け出を行った。

届出書類を受け取った伊藤忠治中央代表選挙管理委員長は、「代表選挙規則、中央選管規則に則り、正々堂々と選挙戦を繰り広げてほしい」と各候補者に呼びかけた。

届出後、各候補者は記者団の取材に対し、それぞれに立候補の決意、所信などを語った。

民主党代表選挙に立候補した4人の共同記者会見が、9日16時から党本部ホールで行われた。

横路孝弘、菅直人、鳩山由紀夫、野田佳彦の4候補者は、政権交代に向け、民主党のさらなる発展を誓って固い握手を交わしたあと、それぞれ5分間のスピーチを行い、記者団の質疑を受けた。

民主党代表選挙が告示された9日、新宿駅西口ロータリー前で午後6時より4候補が揃って第1回立会演説会を開催。小雨が降りしきり、雷鳴がとどろく中、各候補者の応援団や勤め帰りの人々など数百名が熱心に訴えに耳を傾けた。

民主党代表選挙の総有権者数が31万人を超えた。伊藤忠治中央代表選挙管理委員長が9日、立候補者の共同記者会見の冒頭、報告した。

総有権者数のうち、郵便投票を行うことができる一般党員・サポーターなどの有権者数は31万1161人。このうち8月30日までにインターネットで登録したサポーターは2502人だった。代表選挙はポイント制で行われ、総ポイント数816ポイントのうち一般党員・サポーター分が320ポイントを占めている。《民主党ニュース》



9月9日 その日のできごと(何の日)