平成5356日目
2003/09/07
この日のできごと(何の日)
【自由党】全国研修会
自由党は7日午後、静岡県函南町での全国研修会で、小沢一郎党首と合併合意した民主党の菅直人代表らによる公開討論会を開き、新・民主党の改革姿勢と政権交代の必要性をアピールした。ただ安全保障問題では、両党の見解の微妙な違いもうかがわれた。
小沢氏は「今のように(野党が)バラバラだったら、自公保連合軍に勝てない。まず民主党と自由党が大同団結して政権を任せられるような体制をつくることが大事だ」と指摘。菅氏も「私の原点は自民党に代わり政権を担当できる政党をつくることだ。その党で政権交代することが私の目標だった」と訴えた。
新・民主党政権が実現した場合の課題として「政治とカネ」の問題に触れ、小沢氏は「政治家のどこに(献金が)入るか分からないというのが問題。1円からオープンにするのが大事だ」として、政治資金の透明化を図る考えを強調。菅代表も「同感だ」と述べた。
しかし、イラク問題に関連して、小沢氏が「国連による平和の維持が必要だ。兵力の使用も含めて、日本の協力が必要だと言われたら協力する」と主張したのに対し、菅氏は「国連中心でやることには賛成だが、戦うことを目的に自衛隊を送ることは、国連の決議があってもわが国が取るべき政策ではない」との認識を示した。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲秋場所初日(7日・両国国技館)武蔵丸の休場で1人横綱の朝青龍は、小結土佐ノ海を速い攻めから左外掛けで下し、休場明けの初日を白星で飾った。大関陣は連続優勝を狙う魁皇が小結闘牙を突き出して快勝。かど番の栃東も旭天鵬を寄り切り、高見盛を突き出した千代大海とともに白星発進。しかし武双山は栃乃洋の左すくい投げに不覚を取った。関脇は若の里が北勝力を左上手投げで退けたが、雅山は琴龍に押し出された。《共同通信》
【J1】
Jリーグ1部(J1)第2ステージ第4節最終日(7日・国立競技場ほか=2試合)第2ステージ負けなし同士の好カードは、鹿島は3−2で市原を振り切り、勝ち点を10に伸ばして首位に立った。市原の連勝は3でストップ。大分−F東京は、両チームともに決定機を欠き0−0で引き分けた。《共同通信》
【プロ野球】
プロ野球セ・リーグは7日、阪神が8−3で横浜に快勝し、シーズンの球団最多勝利に並ぶ今季80勝目を挙げた。優勝へのマジックナンバーは一つ減って「5」となった。マジック対象チームの広島も4−2で巨人に勝ったため、最短の優勝決定日は1日延びて11日となった。
パ・リーグは首位のダイエーが0−9で2位の西武に敗れ、マジックナンバーは「16」のまま変わらなかった。《共同通信》
【富山競輪】3連単で449万円
7日に行われた富山競輪で競輪史上最高額となる449万5120円の配当金が出た。これまでの最高記録は1973年の千葉競輪で出た236万3180円で、これを大幅に更新した。
最高配当が出たのは第7レース(S級一般)の3連勝単式。的中車券は504通り中501番人気で、的中は1票だけだった。出走9選手中、3人の落車棄権が出るなど波乱のレースだった。《時事通信》
【ボクシング・WBCスーパーバンタム級タイトル戦】
世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は7日、名古屋市総合体育館で行われ、挑戦者で同級6位の石井広三(天熊丸木)はチャンピオンのオスカー・ラリオス(メキシコ)に2回TKOで敗れ、タイトル奪取に失敗した。ラリオスは4度目の防衛に成功した。
石井は2000年11月に続く3度目の世界挑戦も実らず、戦績は35戦31勝(21KO)4敗となった。
石井は果敢に接近して左右フックで攻めたが、1回終了間際に右ストレートを浴びてダウンを喫した。2回にも左右の強打でダウンし、一方的な展開で完敗した。
この敗戦で、日本のジム所属の現役世界王者はWBCスーパーフライ級の徳山昌守(金沢)ただ1人のままとなった。《共同通信》
【全米テニス】
テニスの四大大会最終戦、全米オープン最終日は7日、ニューヨークのナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス決勝は第4シードのアンディ・ロディック(米国)が、全仏オープン覇者で第3シードのフアン・カルロス・フェレーロ(スペイン)を6−3、7−6、6−3で破って四大大会初優勝を果たし、賞金100万ドル(約1億1800万円)を獲得した。
ロディックは高速サーブと強烈なフォアハンドを軸に、第2セットをタイブレークで奪い、流れをつかんだ。第3セットも4−3の第8ゲームをブレークして押し切った。
男子ダブルス決勝は、第4シードのヨナス・ビョルクマン(スウェーデーン)トッド・ウッドブリッジ(オーストラリア)組が初優勝し、ウィンブルドン選手権に続いて四大大会を連続制覇した。女子ダブルス決勝は、第2シードのビルヒニア・ルアノパスクアル(スペイン)パオラ・スアレス(アルゼンチン)組が2連勝した。《共同通信》
【石原伸晃行革担当相】首相敗北なら「石原新党」も
石原伸晃行革担当相は7日午前のテレビ朝日の番組で、小泉純一郎首相が20日の自民党総裁選で敗れた場合の石原慎太郎東京都知事による石原新党旗揚げの可能性について「石原新党はあると思う」との見方を示した。
その上で、石原担当相は「(小泉首相の再選が阻まれ)小泉首相の路線が頓挫するようなことがあれば、(国民の支持を失い)自民党は終わり」と小泉首相への支持を表明した。また、小泉首相の構造改革路線について「2年間で成果は出ている。特殊法人の改革は(財政投融資という)第二の予算を小さくしていこうという改革で、小さな政府を目指している」と全面的に支持する考えを重ねて示した。《共同通信》
【米・ブッシュ大統領】国連、イラク復興に責任
米中枢同時テロから丸2年を迎える11日を控え、ブッシュ米大統領は7日夜、イラク情勢を中心とする「対テロ戦争」について国民向けに演説、「イラクが自由で民主的な国家となるため、国連加盟国は幅広い役割を負う責任がある」と言明。イラク復興で日本や欧州連合(EU)など国際社会の積極貢献を公式に要請した。
大統領は米国のイラク政策について「時間を要するし、犠牲も伴う」と述べ、国民に忍耐と理解を求めた。しかしイラク安定に向けた具体的な道筋は示せず、演説は米軍主導で進めてきたイラクの治安回復と復興が爆弾テロの連続発生などで行き詰まっていることを裏付ける内容となった。
国連多国籍軍については「米国が多国籍軍を率いる」として、国連への大幅な権限移譲を否定、米軍が指揮権をとると強調した。
また、近く議会に対し、イラクとアフガニスタンの駐留米軍費や復興費として総額870億ドル(約10兆2000億円)の追加予算を要請することも明らかにした。
大統領は、イラクが「今や対テロ戦争の主戦場になった」と指摘。「必要なことはすべてやる」と述べ、イラクでの軍事作戦を貫徹する決意をあらためて強調した。《共同通信》
【この日の民主党】
菅代表、自由党研修会で長野県知事らと討論
民主党の菅直人代表は7日、自由党の全国研修会の中で行われた「いま政権交代を実現する」と題する公開討論会に出席。小沢一郎自由党党首、田中康夫長野県知事、および司会の田原総一朗氏らとともに民主党政権実現の展望をめぐって議論を交わした。《民主党ニュース》