平成4261日目

2000/09/07

この日のできごと(何の日)

【田中康夫氏】長野県知事選出馬を表明

作家の田中康夫氏(44)は7日、北佐久郡軽井沢町で記者会見し、10月15日投票の知事選に無所属で立候補することを正式に表明した。田中氏は「次の時代の日本の在り方を全国に発信していける『長野モデル』といえるものを、県民の皆さんとともにつくっていきたい」と述べた。具体的な政策と公約は、13日に松本市内で発表する。

田中氏はこの日、東京・世田谷区から両親が住む軽井沢町に住所を移した後、町役場前で会見。21世紀の長野県の理念として「新しい活力をはぐくむ県」「愛情があふれる県」「しなやかですがすがしい県」を挙げ、「行政のプロが必ずしも県民本位の県政を行えるとは思わない。県民や県職員が自由かったつに議論できるような県政にしたい」と話した。《信濃毎日新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【大相撲秋場所】5日目

大相撲秋場所5日目(7日・両国国技館)横綱武蔵丸と大関千代大海が全勝を守るなど横綱、大関陣は安泰。武蔵丸は小城錦を、千代大海は土佐ノ海を退けた。横綱曙は千代天山を寄り切り1敗を堅持し、大関出島も関脇栃東に右小手投げで勝ち4勝目。大関挑戦の栃東は3敗となり、今場所後の昇進が絶望的になった。残る大関は魁皇が琴竜を、雅山は小結貴ノ浪を下し、4勝1敗。5連勝の武蔵丸と千代大海を、1敗で曙ら九人が追っている。

【中海干拓事業】中止確定

島根県中海の国営本庄工区干拓事業をめぐり、谷洋一農相と澄田信義同県知事が7日、農水省内で会談し、谷農相が①昭和63年度から工事を凍結中②澄田知事自身が工事の即時再開は困難との見解を表明③与党3党が8月中に中止を勧告−の3点を挙げて「干拓を中止することが適当であるとの判断に至った」と通告した。

澄田知事は「工事再開の余地を残したいが、事業主体の国が最終的に判断することなのでやむを得ない」として、これを受託。両者の合意により、同干拓事業の中止が正式に確定した。

出雲神話の地に1400ヘクタールもの農地を造成することから「昭和の国引き」と呼ばれ、これまでに500億円を超える予算が投入された大型公共事業は、38年度の着工から37年で未完成のまま終了する。《共同通信》

【桶川ストーカー殺人事件】元警官3人に有罪判決

埼玉県桶川市で昨年10月、女子大生A子さん=当時(21)=刺殺事件に絡み、ストーカー被害で告訴したA子さんの調書を改ざんしたなどとして、虚偽有印公文書作成などの罪に問われ、懲役1年6月を求刑された埼玉県警の元警察官3被告に浦和地裁は7日、いずれも執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

須田贒裁判長は判決理由で「迅速な捜査を行っていれば、A子さん殺害という事態は起こらなかったと思われる。警察に対する国民全体の信頼を大きく傷つけた」などと述べた。《共同通信》

【民主党】執行部決まる

民主党の鳩山由紀夫代表は7日、党執行部人事で政調会長に党ネクストキャビネット(次の内閣)の岡田克也財政・金融担当相を、国対委員長に赤松広隆衆院議員をそれぞれ起用することに決めた。

羽田孜幹事長は交代を受け入れて、菅直人政調会長の幹事長昇格が決定。熊谷弘幹事長代理の留任も決まった。これにより、9日の党大会で発足する鳩山新体制の主要人事が決まった。

岡田、赤松両氏とも衆院当選4回で、民主党幹部の顔触れは「若さ」をアピールする布陣となった。羽田氏については「特別代表」のポストを新設して処遇、代表業務の一部を担当することで最終決着した。《共同通信》

【森喜朗首相】カストロ議長とスポーツ談義

ニューヨークを訪問中の森喜朗首相は7日(日本時間8日)、今回のメーン行事の国連演説を前に、世界中の島しょ国、内陸国の首脳を市内のホテルに招きレセプションを開催、キューバのカストロ国家評議会議長らと得意のスポーツ談義で交歓した。

ホスト役の首相は精力的に会場を回り、前日のアナン事務総長主催昼食会で言葉を交わしたカストロ議長を見つけると、すかさず「今度は野球で勝ちますからね」とシドニー五輪を話題に。

笑みを返した議長に「野球とバレーボールとサッカーで日本とキューバの対抗戦をやりませんか。その時は議長に日本に来て始球式をやってもらいたい」と来日まで招請し、周りにいた外務省幹部の目を白黒させた。

レセプションに先立つアフリカ3カ国首脳との会談でも、南アフリカのムベキ大統領が「いつ南アにラグビーを見に来ていただけるのか」とラグビー好きの首相をくすぐると、「ラグビーで日本が南アを負かせようになったら行きたい。しかし、そういうことにはならないから絶対に行けないでしょう」と世界有数のラグビー強国・南アの実力をたたえ、エールを返した。《共同通信》

【森喜朗首相】国連ミレニアムサミットで演説

森喜朗首相は7日夕、ニューヨークの国連本部で開かれている国連ミレニアムサミットで演説した。

安全保障理事会の常任理事国入りを目指す首相からは「国連の正当性を高め、期待される役割を果たせるようにするためには安保理改革の実現が急務」と強調。第一歩として(1)常任、非常任理事国双方の議席拡大(2)新たな常任理事国に途上国も加える–で意見集約すべきだと訴えた。《共同通信》

【国連ミレニアムサミット】首脳会議

国連ミレニアムサミットは7日、安全保障理事会首脳会議を開催、国連平和維持活動(PKO)強化に向けた各国首脳による公開討論を行い、「紛争予防から紛争後の平和構築に至るあらゆる段階で(PKOの)実効性を高める」と誓約した宣言を全会一致で採択、討議を終えた。

宣言には①PKO強化とその機能の向上②要員の安全確保と民間人保護のための効果的手段を重視③ダイヤモンド密輸などへの対策強化−などを明記。首脳会議にはクリントン米大統領ら常任理事国⑤カ国の全首脳のほか、非常任理事国10カ国の代表が出席した。《共同通信》



9月7日 その日のできごと(何の日)