平成8629日目

2012/08/23

【韓国政府】野田首相の親書を返却

野田佳彦首相が韓国の李明博大統領に送った親書について、韓国政府は23日、日本側へ返却する方針を正式に表明した。在日韓国大使館員が親書を持ち外務省を訪れたが、日本側は省内に入るのを拒否。大使館関係者によると韓国側は23日夕、親書を書留郵便で返送した。また首相は同日、天皇訪韓をめぐる大統領発言について謝罪・撤回すべきだとの考えを示した。

韓国外交通商省の報道官は23日の会見で、親書について「容認できない不当な内容が含まれている。返すのは当然だ」と説明。大統領府高官は、日本側が親書の返却を拒んだことに「大使館の車が(外務省構内に)入れなかったと聞いた。こんなことがあるのか」と批判した。


https://www.kantei.go.jp/

野田首相は23日の衆院予算委員会で、韓国側による親書の返却を「どうしちゃったんだろうと(思う)。あまりにも冷静さを欠いた行動ではないか」と批判。そのうえで「APEC(アジア太平洋経済協力会議)で首脳会談ができるクールさを持っているかどうか見極めないといけない」と語り、9月上旬にロシアで開かれるAPEC首脳会議の際に、韓国との首脳会談を行わない可能性を示唆した。外務省幹部も「親書を突き返されて会談するわけにはいかない」と語った。

また首相は予算委で、大統領が天皇訪韓の条件として謝罪を要求したことについて「相当常識から逸脱している。謝罪と撤回をすべきだ」と不快感を示した。首相は24日夕に官邸で記者会見し、竹島(韓国名・独島〈トクト〉)問題での日本の立場を改めて説明するとともに、韓国側の行動で事態がエスカレートしているとの認識を国内外に訴える考えだ。

首相の親書は17日に、外務省幹部が在日韓国大使館幹部に手渡した。大統領の竹島上陸問題や天皇への謝罪要求などに「遺憾の意」を示し、竹島の領有権問題で国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴を提案している。




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【藤村修官房長官】親書返還に不快感

藤村修官房長官は23日午前の記者会見で、島根県・竹島の領有権問題などをめぐり、野田佳彦首相が李明博韓国大統領宛てに送った親書を韓国側が日本側に送り返す方針を決めたことに強い不快感を示した。「外交慣例上、首脳間の親書が送り返されるような例は通常あり得ない」と述べた。

今後の対応に関しては「公式に『送り返す』という方針の連絡もないので、今の時点で何か言うべきではない」と明言を避けた。首相が17日に出した親書は、大統領の竹島上陸や日韓関係をめぐる発言に「遺憾の意」を伝え、竹島問題を国際司法裁判所に共同提訴することを提案する内容。《共同通信》

韓国政府は23日、竹島(韓国名・独島)の領有権問題を国際司法裁判所に共同提訴することを提案した野田佳彦首相の李明博大統領宛ての親書を返却すると発表、韓国大使館から大使館参事官が日本外務省を訪れた。だが外務省は構内への立ち入りを拒否し、返却できなかった。これを受け韓国政府は書留郵便で送り返す対抗措置を取った。

韓国の外交通商省報道官は記者会見で、韓国が竹島を不法占拠しているとの玄葉光一郎外相発言を「暴言」と強調。一方、野田首相は衆院予算委で、李大統領による天皇陛下への謝罪要求発言に「謝罪と撤回」を求めた。対立は双方が外交上異例の措置で応酬、先鋭化した。《共同通信》

【自民党・谷垣禎一総裁】解散へ首相問責検討

自民党の谷垣禎一総裁は23日の記者会見で、今国会中の衆院解散実現に向け、内閣不信任決議案や首相問責決議案の提出を検討する考えを重ねて強調した。「一刻も早く解散して新しい政治体制をつくるため、あらゆる手段を尽くす。力で押していくことも必要だ」と述べた。

提出時期については、韓国・李明博大統領の竹島上陸などを受けた今週末から来週にかけての衆参予算委員会での野田佳彦首相らの答弁を踏まえて判断する考えを強調。「そろそろ砥石を出し、伝家の宝刀を研ぐことも必要だ」とも指摘した。《共同通信》

【アドベンチャーワールド】パンダの赤ちゃんを公開

和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は23日、今月10日に生まれたジャイアントパンダの雌の赤ちゃんを一般公開した。この日午前の公開には約2千人が列をつくり、見物客から「かわいい」と歓声が上がった。

同施設によると、赤ちゃんパンダは「良浜」(11歳)の母乳で順調に育っており、23日現在、体長25センチで、体重は出生時の167グラムから2倍超の376グラムになっている。良浜は一日中、赤ちゃんを抱いているという。

一般公開は、パンダランド屋内運動場で午前10時と午後3時の1日2回実施。同施設では9月23日まで赤ちゃんの名前を募集する。《共同通信》

【第94回夏の甲子園】大阪桐蔭が春夏連覇

第94回全国高校野球選手権大会決勝は23日、甲子園で行われ、大阪桐蔭(大阪)が3―0で光星学院(青森)を下し、史上7校目の春夏連覇を達成した。大阪桐蔭は夏は4年ぶり3度目の優勝。光星学院は3季連続準優勝となり、東北勢初の甲子園大会制覇を逃した。

大阪桐蔭は4回、白水のソロ本塁打で先制すると、5回には3本の内野安打と相手の失策で2点を追加した。エース藤浪は光星学院の3番田村、4番北條から2三振ずつ奪うなど圧巻の投球。変化球を駆使して強打の光星学院を2安打に抑え、14三振を奪って2試合連続完封した。

大阪桐蔭の西谷監督は「藤浪は3年間で最高のピッチングを最後にやってくれた。選手にはよくやったと褒めてやりたい」と選手と称えた。《スポニチ》



8月23日 その日のできごと(何の日)