平成2414日目
1995/08/18
この日のできごと(何の日)
【全国フェミニスト議員連盟】女性閣僚ゼロに抗議
今月8日に発足した村山改造内閣に、女性閣僚が1人も入らなかったのは時代に逆行すると、超党派の議員らでつくる「全国フェミニスト議員連盟」(代表、住田景子・東京都小平市議)のメンバーが18日、村山富市首相あての抗議文を総理府に提出した。
抗議文は、前回の世界女性会議では、日本政府も指導者的地位に就く女性の割合を95年までに30%にする目標に合意したと指摘。それなのに9月に北京で開かれる世界女性会議を目前にした組閣で女性閣僚を1人も指名しなかったのは、国際条約違反にも匹敵すると指摘している。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【村山富市首相】中国の核実験「極めて遺憾」
村山富市首相は18日午後、中国が核実験を強行したことについて「戦後50周年、被爆50年に当たって国際社会が平和と核軍縮への願いを新たにしているこの時期に、5月に続いて核実験を強行したことは極めて遺憾だ」との抗議の談話を発表。静養先の栃木県・鬼怒川温泉のホテルで、秘書官を通じて明らかにした。
談話の中で、首相は17日午前中に核実験に伴う地震波を観測したとの報告を受け、中国の核実験を確認、直ちに外務省に対して中国へ抗議するよう指示したことを明らかにし「わが国が再三、核実験の停止を申し入れたにもかかわらず、中国が再び実験を行こなったことを重大に受け止めている」と強く警告した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・栃木県・鬼怒川温泉で静養中の村山富市首相は18日昼前、ホテル周辺の渓谷沿いを散策。白のポロシャツ、青のスラックスに運動靴というくつろいだ姿で、孫の手を引き、観光客らに「天気が良くてよかったですね」と、のんびり声を掛ける余裕も。日ごろは警備上の理由などで散歩すらままならないだけに、この日は余程気分がよかったのか、途中で用意された車を断るほど。最後には観光客の中に入り込んで写真撮影や握手に気軽に応じた。ホテルに戻ってからも記者団に「汗をかいたよ」。景気やら核実験やら懸案も忘れ、すっかりリラックス。
○・・・この日、社会党の参院議員会長に内定した鈴木和美氏は「難しい時代に参院議員会長になり、責任の重さを痛感している」と、うれしさも半分程度といったところ。なにせ、参院社会党は先月の参院選の歴史的敗北の結果、63人が一気に39人へと激減。「参院で第三党になっても、与党内の連携を図りながら村山政権を支持し、発展させなければならない」と強調する言葉もやや、力がなかった。それでも、新党問題をめぐり路線対立が深刻化している党内事情に関しては「参院社会党は統一してまとまった行動を」と気を引き締めていた。《共同通信》
【グリーンピース・ジャパン】核実験で座り込み
環境保護団体グリーンピース・ジャパンは18日、中国の核実験に抗議し、東京都港区元麻布の中国大使館前で座り込みをした。
午前10時20分ごろ、同大使館前に「核よさらば」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げた活動家ら約30人が集まり「中国は核実験をやめろ」などとシュプレヒコールを上げた。
志田早苗事務局長は「(核実験は)信じられない行為。フランスが国際世論に押され反対の流れが強まっているのを踏みにじるもので、許せない」と唇をかみしめていた。
大使館前を通りかかった男性の中国人留学生は「被爆国だけに日本の人々が抗議することについて理解できる。でも、防衛力として中国にはまだ核が必要だと思うし…」と複雑な表情で抗議行動を見つめていた。《共同通信》
【日本ハム・西崎幸広投手】通算100勝達成
日本ハム5−1ロッテ◇18日◇千葉
西崎は立ち上がりから細かい制球に苦しんだが、粘り強く投げて6回を3安打1点と好投。打線の援護にも恵まれて100勝を達成した。
1点を追う日本ハムは二回、2死球と四球で満塁とし、渡辺の犠打で同点。三回の一死満塁では、田中の三ゴロでロッテの内野陣は3ー捕ー1の併殺を狙ったが、定詰が一塁に悪送球し、日本ハムに勝ち越し点が入った。四回は上田が右越えに3号2ランしてリードを広げた。《共同通信》
【第77回全国高校野球選手権大会】第12日
第77回全国高校野球選手権大会第12日は18日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、PL学園(大阪)旭川実(北北海道)金足農(秋田)敦賀気比(福井)が勝ち進み、ベスト8が出そろった。PL学園は8年ぶり、金足農は11年ぶり、旭川実と敦賀気比は初めての8強入り。
PL学園は日大藤沢(神奈川)にリードを許したが、七回に5点を奪い一気に逆転。10−5で押し切った。初出場の旭川実はエース角井が今春の選抜大会準優勝校銚子商(千葉)を2点に抑えて4−2で快勝し、北海道勢としては初めて準々決勝に進んだ。金足農は前半で大きくリード。八回の韮山(静岡)の反撃を好継投でかわし、8−6で逃げ切った。敦賀気比は1−1で迎えた延長十五回、一死一、三塁から飯田の右犠飛で決勝点をげ、2−1で柳川(福岡)にサヨナラ勝ちした。《共同通信》