平成4239日目
2000/08/16
この日のできごと(何の日)
【米大統領選】民主党、ゴア氏を正式指名
米民主党大会は3日目の16日夜(日本時間17日午後)、4000人以上の代議員による投票でゴア副大統領(52)を民主党大統領候補に正式指名した。ゴア氏は17日夜(同18日午前)、受諾演説する。
民主党はゴア、リーバーマン上院議員(58)=コネティカット州選出=の正副大統領候補の中道コンビで政権続投を目指し、11月の投票日に向け選挙態勢を取る。
これに先立ちリーバーマン氏が演説。「この国に残る人種、性別、出身国、性的し好による差別の壁を崩す時が来た」と訴えた。ユダヤ系初の副大統領候補として、保守系ユダヤ人やカトリック系など幅広い支持を獲得する狙いがある。
リーバーマン氏は、ケネディ元大統領の「ニューフロンティア(新天地開拓)精神」を引用し、「次のフロンティアは、内に残る相違を克服し壁を破り、すべての米国人が無限の可能性を追求するのを助けることだ」と宣言。
孤児院育ちの父親が、苦労して自分を大学に送ってくれた過去を語り、「父は労働と責任の重要性を教えてくれた」と、勤労者の立場に立つ政治家であることを強調した。
またゴア氏について「業續、その心情を15年間知り、ともに祈ってきた」と述べ、全面的に支える決意を表明した。
一方、中道志向に転換した共和党を「外見を変えたことは喜ばしい」としながら、「変えるべきものは政策だ」と指摘、同党政策は公教育への資金投入が少ないなどと批判した。《共同通信》
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【大分一家6人殺傷事件】少年が初めて謝罪
大分県野津町の一家6人殺傷事件で、殺人などの現行犯で逮捕された高校1年生の少年(15)が16日、接見した弁護士に「大変申し訳ないことをした。反省している」と述べ、被害者らに対して初めて明確な謝罪の気持ちを表した。《共同通信》
【第82回全国高校野球選手権大会】第9日
第82回全国高校野球選手権大会第9日は16日、甲子園球場で2回戦3試合を行い、樟南(鹿児島)柳川(福岡)瀬戸内(広島)が3回戦に進んだ。樟南は三回に1点を先制し、六回と九回にも加点。青野が6安打5四死球を許しながらも、要所を締めて完封し、3−0で浜松商(静岡)を下した。柳川は一回に4点を先取。香月が6安打、8奪三振で完投し5−1で浦和学院(埼玉)に快勝した。1回戦で毎回の19三振を奪った浦和学院の坂元は、2試合連続となる毎回の16奪三振だった。瀬戸内は10−1で昨年準優勝の岡山理大付(岡山)に大勝した。《共同通信》
【サッカー・キリンチャレンジ2000】日本3-1UAE
サッカーのキリンチャレンジ2000、日本代表ーアラブ首長国連邦(UAE)代表は16日、広島市の広島広域公園陸上競技場で約3万2000人の観客を集めて行われ、日本が3−1で勝った。フィリップ・トルシエ監督が就任以降の日本の国際Aマッチ通算成績は7勝6分け6敗となった。
日本は前半11分、右からの長いスローインをきっかけに森島(C大阪)が頭で先制。27分には中村(横浜)のFKが相手GKのキャッチミスを誘い、追加点を挙げた。後半も計5人を交代しながらも攻め込み、42分に奥(磐田)が3点目を奪った。《共同通信》
【プロ野球・阪神】巨人戦15年連続負け越し決定
阪神6-12巨人◇16日◇東京ドーム
阪神は15年連続の巨人戦負け越しが決まった。「伝統の一戦」を戦い続けるライバルに、大きな差をつけられて閉まっている。不名誉な記録に野村監督は「そんなもん、わしには関係ない。俺は(就任して)2年や」と無関心を装う。しかし「打倒巨人」に執念を燃やし続ける指揮官だけに、心の中は悔しさが充満しているに違いない。《共同通信》
【南北離散家族】個別対面
ソウルを訪問している朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の離散家族100人は、半世紀ぶりの肉親との再会から一夜明けた16日午前、50人ずつ二組に分かれ、一組は肉親同士で個別に対面した。
もう一組は総合レジャー施設として人気の高いロッテワールドなどソウル市内を観光。午後は対面組と市内観光組が入れ替わり、北朝鮮側の離散家族全員が肉親と水入らずの時を過ごす。
案内係なしで行われる個別対面は非公開で、再会したばかりの肉親同士で尽きぬ思いを語り合い、その後はソウル市内で焼き肉の夕食など、つかの間のだんらんを楽しむ。
一方、韓国政府当局者などによると、平壌に滞在している韓国側の離散家族は同日、肉親と二回にわたって対面。午前中は宿舎となっている高麗ホテルで約2時間にわたって非公開で個別に会い、正午からは家族単位で昼食を取り、午後は平壌市内や郊外を観光する予定という。《共同通信》
【コンコルド】全機の運航停止
英国とフランスの両運輸省は16日、両国事故調査局の正式勧告に基づき、墜落事故を起こした超音速旅客機コンコルドの耐空証明書取り消しを決めた。この措置により、英仏の2社のみが保有しているコンコルド全機が運航不可能となった。
また両運輸省は同日、エアバス・インテグレーテッド・カンパニーなど製造会社に対し、航空機の安全性を確実にするための行動計画を提示するよう求めたと発表した。
両国の運輸省は取り消し期限を「安全が証明されるまで」としているが、英運輸省は「数カ月はかかる」と、長期化を示唆した。
先月25日、パリ郊外で113人の死者をしたエールフランスのコンコルド事故以来、同社は同型5機の運航を停止。7機を保有し、運航を再開した英ブリティッシュ・エアウェイズも今月15日に耐空証明書取り消しを事前通告され、運航を中止している。
【クルスク号事故】音響信号途絶える
ロシア海軍は16日、バレンツ海の海底に沈んだ原子力潜水艦クルスクの乗組員118人の救出のため、救助用潜航艇を2隻に増やしたが、悪条件が重なって作業は難航、生存は絶望的との見方が広がった。艦内は低温で酸素欠乏の恐れが強まる中、乗組員の生存を示していた音響信号も受信できなくなり、作業は一刻の猶予も許されなくなってきた。
海軍北方艦隊司令部の当局者は同日昼になって、原潜内部から乗組員が艦体をたたいて発信していた音響信号が聞こえなくなったことを明らかにした。
別の司令部筋はインタファクス通信に対し、信号の途絶は「悲しむべき結果を意味する公算が大きい」と「悲観的な見方を表明。さらに、好条件が整っても、数人の乗組員しか救出が期待できないと指摘した。
黒海沿岸の保養地ソチで休暇中のプーチン大統領は、「危機的な状況だ」と強い憂慮の念を表明した。
海軍総司令部は、同日中に高級幹部を北大西洋条約機構(NATO)本部のあるブリュッセルに派遣し、事故の状況を説明して支援を要請する。現地では既に、ロシア軍現地駐在武官がNATO本部を訪れ、早期教出に向けた援助の方策について協議した。《時事通信》