平成8980日目
2013/08/09
【秋田・岩手豪雨】
東北北部は9日、局地的な豪雨に見舞われ、土砂崩れや住宅への浸水が相次いだ。岩手県で土砂崩れなどで男女2人が死亡したほか、秋田県仙北市では土石流で男女5人が行方不明となった。各地でけが人も出ており、各自治体が被害状況の確認を進めている。岩手、秋田両県は自衛隊に災害派遣を要請した。JR東日本秋田支社は、9日に続き10日も秋田新幹線の盛岡―秋田間の運休を決めた。
土石流は秋田県仙北市田沢湖田沢供養佛やその周辺で発生し、住宅など8棟が全壊。県警などによると5人が行方不明となっている。二次災害を防ぐため、夕方で捜索はいったん打ち切られた。
仙北市では9日朝、この地点の観測史上最多となる1時間に88.0ミリの猛烈な雨を観測。降り始めからの雨量は270ミリを超え、平年の8月の1カ月分が半日で降った。 盛岡市では家屋が倒壊して3人が重軽傷を負ったほか、雨宿り中に豪雨で折れた枝が落下して、女性(58)が腰に軽いけがをした。盛岡市は約3千人に避難勧告を出した。同県滝沢村でも団地の斜面が崩れ、2人が負傷した。
同県雫石町の国道46号付近では、新幹線運休による代替バス1台が道路冠水のため一時立ち往生したが、乗っていた47人は無事。秋田、岩手県境の仙岩トンネル付近でもバスなどが一時動けなくなった。雫石町の一部地区では土砂崩れで、住民が孤立している。《共同通信》
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【楽天・田中将大投手】開幕16連勝
楽天の田中将大投手は9日、Kスタ宮城で行われたソフトバンク15回戦で先発して7回無失点でプロ野球新記録となる開幕16連勝を達成した。昨年8月26日から続いている連勝も20に伸び、1951~52年の松田清(巨人)と57年の稲尾和久(西鉄)がマークしたプロ野球記録に並んだ。
開幕連勝記録は前回登板の2日の日本ハム戦で81年の間柴茂有(日本ハム)と2005年の斉藤和巳(ソフトバンク)が持つ15連勝に並んでいた。
田中は七回まで4安打四球なしと安定した投球でソフトバンク打線を無得点に封じた。試合は5―0で快勝した。《共同通信》
【国の借金】1000兆円突破
財務省は9日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国(政府)の借金が、ことし6月末時点で1008兆6281億円となり、初めて1千兆円の大台を突破したと発表した。3月末時点と比べ、17兆270億円増えた。
安倍政権発足後に決定した大型の緊急経済対策に加え、東日本大震災の被災地復興支援などで、国債の増発を続けたため借金の残高が大きく膨らんだ。財務省は、2013年度末に国の借金が1107兆円程度に達すると見込んでいる。《共同通信》
【長崎市・田上富久市長】政府を批判
長崎は9日、被爆から68年の原爆の日を迎えた。長崎市松山町の平和公園で市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれ、田上富久市長は平和宣言で「日本政府に被爆国としての原点に返ることを求める」と述べ、核兵器廃絶に積極姿勢を示さない政府を批判した。被爆地・長崎の明確なメッセージは安倍政権下で活発化する改憲などの議論にも影響を与えそうだ。宣言は一方で、若い世代への体験継承を訴えた。
田上市長は、4月の核拡散防止条約再検討会議の準備委員会で核兵器の非人道性に関する声明に政府が賛同しなかったことを「核兵器の使用を状況によっては認める姿勢で、原点に反する」と糾弾した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
平成25年8月9日、安倍総理は長崎市の平和公園で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。 68回目の「原爆の日」に行われたこの式典には、被爆者や遺族らおよそ6300人が参列、また、44カ国と欧州連合(EU)の代表も出席し、犠牲となった方々の冥福と世界の平和を祈りました。今回は、インドの代表も初めて式典に参列しました。
田上富久長崎市長、遺族代表、被爆者代表、市内青少年代表によりこの1年間に死亡が確認された被爆者の名簿が奉安され、遺族代表、被爆者代表、小・中・高校生代表が献水を行いました。そして、田上市長や安倍総理らが献花を行いました。《首相官邸》
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安倍晋三首相は9日、長崎市で記者会見し、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈見直しに関し、自らが設置した有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で検討を急ぐ考えを示した。今年2月から中断している懇談会を9月に再開させ、秋をめどに報告書を受け取りたい考えだ。
首相は会見で「有識者会議で安全保障環境の変化を踏まえ、わが国の平和と安定を維持するため、どのように考えるべきかを検討してもらっている」と強調した。《共同通信》
【みんなの党・渡辺喜美代表】「再編より党結束優先」
みんなの党の渡辺喜美代表は9日の記者会見で、野党再編をめぐり「数合わせの再編は必ず失敗する。こういうときこそ内部体制を固めていく」として、党の改革や結束強化を優先する考えを表明した。一方、7日に更迭された江田憲司前幹事長はBS―TBS番組の収録で野党再編に積極的に取り組むと主張し、路線の違いを際立たせた。
渡辺氏は、若手も含めた全体的な党役員人事を月内に決めるとし、「政策や政界再編で主導権を握れるように基盤を強化する」と強調。再編時期に関しては「当面は政策に賛同する人を糾合していく。いつ政治の流れが変わっても反射神経で対処できる体制をつくる」と述べた。《共同通信》
【メキシコ】麻薬組織の大物釈放
メキシコの裁判所は9日、1985年に米麻薬取締局(DEA)の捜査員を拉致、殺害したとして禁錮40年の有罪判決を受け、28年間服役していた麻薬密輸組織の元リーダー、ラファエル・カロ受刑者(60)を釈放した。AP通信などが伝えた。
メキシコには多数の麻薬組織がはびこるが、同受刑者はこれらの麻薬ビジネスの基礎を築いたとされる大物。DEAは釈放に「深く困惑している」との声明を発表した。
事件は州裁判所の管轄だったのに、司法手続きに違反して同受刑者を連邦裁判所で裁いたことが、釈放の理由だという。《共同通信》