平成5689日目
2004/08/05
【野球・長嶋ジャパン】合宿地・イタリアに出発
アテネ五輪の野球日本代表24選手、コーチ陣らは5日、成田空港から直前合宿地のイタリアに向けて出発した。
長嶋茂雄監督は脳梗塞のリハビリテーション中でアテネ行きを断念したが、自ら記した背番号「3」が入った日の丸をチームに託した。代わって指揮を執る中畑清ヘッドコーチは記者会見で「目指すものは一つしかない。最高のプレーで戦ってくる」と決意を語った。
各選手は長嶋監督から手紙をもらったそうで、主将の宮本慎也内野手(ヤクルト)は「日本のため、日本の野球界のため、長嶋監督のために金メダルを取りたい」と話した。《共同通信》
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【新潟県立科学館】無重力カプセルが落下、女児3人けが
5日午後4時25分ごろ、新潟県上越市下門前の県立上越科学館で、無重力を体験する「宇宙体験カプセル」が上昇中に7-8メートルの高さから突然落下、乗っていた女児3人が打撲などで軽傷を負った。上越北署が機械の故障とみて原因を調べている。
同科学館によると、宇宙体験カプセルは、高さ約11メートルのプラスチック樹脂製の筒が垂直に立ち、筒の中にあるプラスチック樹脂製で球状のカプセルが圧縮空気の力で上下する。筒の内側最下部には鋼鉄製のバネがあり、カプセルを受け止める仕組みになっている。《産経新聞》
【この日の民主党】
[参院厚労委]年金・社会保障改革について4議員が追及
参議院厚生労働委員会が5日開かれ、年金および社会保障制度改革全般に関して質疑が行われた。民主党からは、山本孝史、小林正夫、辻泰弘、蓮舫の各議員が質問に立った。
山本議員はまず、改正年金法の成立後に15種40ヶ所に上る条文の誤りが見つかった問題を取り上げ、法案を再提出せず官報正誤による修正を強行した理由を追及。坂口厚労相、厚労省年金局長は「技術的誤り、誤記にすぎない」「内容に関わるところではなかった」などと弁明したが、山本議員は「国会議決したものは内閣が勝手に直してはいけない。明らかに間違っている」と厳しく批判した。
また山本議員は、社会保険庁改革について新たに民間から就任した同庁の村瀬長官に質問。厚生、国民両年金を一緒くたにした「業務勘定」など問題だらけの予算の改革、被保険者に保険料支払状況や給付見込額を伝える「オレンジレター」の発行などの情報開示等を求めた。村瀬長官も、「極力、仕組みを作っていきたい」などと答えた。
先月の参院選での当選後、初の質問に立った小林議員は、高齢社会における福祉・労働政策の課題を提起。高齢者介護については在宅介護を支援する体制の強化などを要請した。また6月の高年齢者雇用安定法の施行に合わせ、企業に対する65歳までの雇用の義務付けなどが円滑に行われるよう対応を求めた。
辻議員は、改正年金法を白紙撤回し議論し直すことが参院選で示された民意だ、と改めて指摘。坂口厚労相は、「負担増と給付減は避けられないという一番根幹の部分はある程度理解されている」などとうそぶいたが、「制度の抜本改革の上で負担・給付のあり方を考えるべきというのが国民の真意だ」と反論した。また、厚生、国民両年金を含めた一元化を追求するのか否かについて追及。しかし厚労相は、「スウェーデン方式を手本にした一元化には反対」などとはぐらかした。
蓮舫議員は少子化対策について初質問。出生率が1.57ショックといわれた時から少子化対策が採られてきているものの、その後も下がり続けていることを取り上げ「この時はまだ、20代の人が子どもを産んでいた。今下がっているのは、とても私には大変でできないと周りを見てあきらめたからではないか。看護休暇制度をどう思うか」と質した。坂口厚労相は「ぜひとも次期国会で成立を図りたい」と答弁。蓮舫議員は、就学後の子どもも看護休暇制度の対象にするよう求めた。厚労相は「第一歩として、就学前。拡大していく」と答えた。
蓮舫議員は民主党は障壁を乗り越えて子どもの安全を確保する社会に向けて取り組むとし、また、少子化対策には家族のあり方、働き方を変えていくことが必要と強調した。
[衆院本会議]改正年金法廃止法案を否決
衆議院本会議が5日午後開かれ、民主党が提出した「改正年金法廃止法案」の討論、採決が行われた。
厚生労働委員長の報告の後、賛成討論に立った城島正光議員は、改正法が「数字の辻褄合わせのみで、制度の抜本的改革のないまま、与党の数により強行採決された」「法律の体をなしていない、実現不可能な欠陥法案」と決めつけ、「小泉首相や政府の不正直さや、数字が国民を欺く道具に使われたことに国民の不信が頂点に達した」と糾弾。その上で「年金選挙である参院選で下った国民の審判は改正法に対する明確な拒否であり、この国民の総意に基づき年金改革の議論を一から国民に見える形でし直しすことによって、わが国民主主義と年金に対する国民の不信を回復し、持続可能な制度をつくるためにも、廃止法案の成立が不可欠だ」と訴えた。
このあと、与党(公明党)議員の反対討論を経て、記名投票の結果、法案は反対多数で否決された。
「激しい怒り覚える」年金法廃止法案否決で岡田代表
民主党の岡田克也代表は5日、衆議院本会議で改正年金法廃止法案が否決されたことを受けて記者団の質問に答え、「政府与党の姿勢に激しい怒りを覚える」と強い口調で述べるとともに、国会閉会後、ただちに全国で街頭に出て年金法施行を許さないよう国民に訴えていくことを明らかにした。
岡田代表は、「参院選で示された民意、7~8割の国民が改正年金法は一から議論し直すべきだと考えていることが示されたにもかかわらず、何ら反省もなく、応えようともせず、廃止法案をたった1日の審議で葬り去った。この政府与党の姿勢に激しい怒りを覚える。国会は今週で終わるが、われわれは国民の怒りを背景に街頭に出て、次の国会まで年金改悪法の施行を許さぬよう国民に訴えていく」と厳しい表情で語った。
[衆院本会議]坂口厚労相の不信任決議案を否決
衆議院本会議は5日夕、民主、共産、社民の野党3党が提出した坂口力厚労相の不信任決議案を審議、採決した。採決の結果、自民、公明の与党多数で否決された。
提案説明には民主党の海江田万里議員が立ち、「不信任の理由は数限りなくあるが、第1に続発する社会保険庁、厚生労働省の不祥事に対する監督責任。第2に年金改正法に関わる多くのゴマカシ、隠蔽。第3に、最大の理由であるが、年金改正法が参院選で国民から明確に否決されたことだ」と指摘。「厚生とは民生を豊かにすること。坂口大臣の姿勢からは民生を塗炭の苦しみに追いやる姿しか見えない」と決めつけた。
また、これに対して三井辨雄議員が賛成討論に立ち、「今や社会保険庁、厚労省が“疑惑のデパート”」と数々の不祥事や改正年金法の矛盾などを並べ立て、坂口大臣の「トップとしての政治責任、監督責任」を追及した。《民主党ニュース》