平成3843日目

1999/07/17

この日のできごと(何の日)

【自由党・小沢一郎党首】連立離脱も辞さず

自由党の小沢一郎党首は17日夜、栃木県小山市内で記者会見し、次期衆院選について「自由党独自で態勢を整えつつある。小選挙区で最終的に100人を超す候補者を擁立して臨みたい」と述べ、自民党との選挙協力協議などが不調に終わった場合も想定し、自由党独自で準備を進める方針を表明した。

小沢氏は「(自自連立政権発足から)半年経過していまだに実現できるか分からない合意がある」と指摘。「(国会の残る会期が)1カ月あるから、連立(離脱)うんぬんという言葉は使わないが、選挙は待ってくれない。自由党として戦う態勢をとるのは当然だ」と強調した。

これは衆院の比例代表定数削減法案や選挙協力協議で自民党が誠意ある対応をしなければ、連立離脱もあり得るとの認識を示し、実現を強く迫ったものだ。《共同通信》

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【青森・深浦高校】高校野球青森大会0-54でコールド負け

昨年の高校野球青森大会で0対122という記録的大敗をして注目を集めた青森県立深浦高校が17日、今年の青森大会2回戦に初登場、昨年の屈辱をばねにはつらつとしたプレーを繰り広げたが、0対54でコールド負けした。

対戦相手は攻撃力のある県立青森戸山高校。深浦高校は昨夏、東奥義塾高校に全国高校野球大会の最多得点記録となる122点を奪われ敗退した。

二回以降は落ち着きを取り戻し、元気いっぱいのプレーを展開。四回表には4番の山形昌也三塁手が待望の初ヒットを放ち昨年喫したノーヒットノーランを逃れると、スタンドから歓声が上がった。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】14日目

大相撲名古屋場所14日目(17日、愛知県体育館)は、曙が貴乃花を押し出して1敗を守った。千秋楽の武蔵丸戦に勝てば、13場所ぶり10度目の優勝が決まる。初の賜杯を狙う出島は、平幕の湊富士をすくい投げで下し1差を堅持し、場所後の大関昇進がほぼ確実になった。優勝はこの2人に絞られた。

曙は左手を痛めている貴乃花を終始圧倒。出島は12勝目を挙げ、最近3場所の勝ち星も「32」とした。武蔵丸は貴ノ浪を一方的に寄り切り11勝目。千代大海は魁皇に寄り倒され、5敗目。魁皇は星を五分に戻した。関脇栃東は負け越した。十両は、6人が5敗で並んだ。《共同通信》

【自民党】地方も自自公に理解を

自民党執行部は17日、都内で開かれた党全国研修会で、公明党を加えた自自公連立政権の意義を時間を割いて説明、地方組織の理解を求めることに躍起となった。研修会初日の16日には小渕恵三首相(総裁)が「自自公は『3本の矢』だ」と強調。17日には森喜朗幹事長、池田行彦政調会長らが説得に追われた。《共同通信》

【カシミール地方】武装勢力の撤退完了

パキスタンからインド側カシミール地方に侵入した武装勢力の撤退期限を迎えた17日、インド軍当局者は、パキスタン側がドラス、バタリク、カクサル地区で撤退を完了、残るムシーュコ渓谷でも、最後の数グループが実効支配線(停戦ライン)を越えてパキスタンに引き揚げようとしていると述べ、撤退が事実上完了したことを認めた。

インド軍による5月上旬の掃討作戦開始以来続いていたカシミール地方での両国の軍事衝突は、2カ月余りで一応の終息を迎えた。

しかし実効支配線を挟んだ両国軍の砲撃や、インド側カシミール地方でのイスラム武装勢力のゲリラ、テロ活動は今後も続く見通しで、当面、両国の本格的な関係改善は難しそうだ。

今後の焦点は、緊張緩和や領有をめぐって対立するカシミール問題の打開を目指す直接対話の再開となる。

シャリフ・パキスタン首相は12日のテレビ演説で、首脳会談などをインド側に呼び掛けたが、インドは武装勢力へのパキスタン)政府の支援中止などを条件としている。《共同通信》



7月17日 その日のできごと(何の日)