平成9685日目
2015/07/15
この日のできごと(何の日)
【安全保障関連法案】衆院平和安全法制特別委員会で可決
集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法案は15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で採決が行われ、与党の賛成多数で可決された。採決時に維新の党は退席。民主党は離席したが議場内でプラカードを掲げるなどして議事進行に抵抗した。法案は16日にも衆院本会議に上程・可決され、参院に送付される見通しだ。
安倍晋三首相は採決に先立つ締めくくり総括質疑で「政治家は国民の命や幸せな暮らしを守る大きな責任を有する。必要な自衛の措置とは何かを考え抜かなければならない」と強調。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出など安全保障環境の変化を挙げ、「もはやどの国も一国のみで自国を守ることはできない。切れ目のない対応を可能とする法制が必要だ」と訴えた。
民主党の長妻昭代表代行は「国民の理解が得られていない中、強行採決は到底認められない」と反発。維新の党の下地幹郎氏は「国民に充実した審議ではないと解釈されてもしようがない」、共産党の赤嶺政賢氏も「採決は受け入れられない」と批判した。《産経新聞》
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野党議員はテレビカメラを意識しながら反対と絶叫、マスコミ各社「反対デモ」報道するも「賛成デモ」報道せず。
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NHKは15日午前、安全保障関連法案の審議が行われた衆院平和安全法制特別委員会の質疑の模様を生中継しなかった。採決の様子は正午のニュースを延長して伝えた。
NHKは委員会中継について「国民的な関心が高い重要案件を扱う委員会の質疑であることや、各会派が一致して委員会の開催に合意することなどを適宜、総合的に判断して放送している」と説明。「審議の内容は各時間帯のニュースで詳しく伝える」としている。
一方、衆院のインターネット中継にはアクセスが集中し、つながりにくい状況が続いた。《共同通信》
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【プロ野球・巨人】サヨナラ失策で4連敗
巨人2-3DeNA◇15日◇横浜
巨人は15日、DeNA13回戦(横浜)の9回二死満塁から、村田修一内野手(34)の失策により、2-3で今季5度目のサヨナラ負けを喫した。苦しんだ前半戦を42勝43敗1分けでターン。2位ながら2011年以来、4年ぶりとなる借金を抱えた状態で後半戦に臨む。《サンスポ》
【ドイツ】元ナチス親衛隊員に禁錮4年
第2次大戦中にアウシュビッツ強制収容所で約30万人のユダヤ人虐殺に関わったとして殺人ほう助罪に問われた元ナチス武装親衛隊所属のオスカー・グレーニング被告(94)に、ドイツ北部リューネブルクの地方裁判所は15日、禁錮4年を言い渡した。求刑は同3年6月だった。
検察側が判決確定後、高齢の被告が刑に耐えられる健康状態かどうかを確認する。
ドイツではナチス犯罪の捜査が今も続くが、戦後70年を迎え、関係者が高齢化。公判では生存する元収容者も証言し、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)をめぐる「最後の裁判」として注目を集めた。《共同通信》
【フランス】テロ計画で4人拘束
フランスのカズヌーブ内相は15日、軍高官を暗殺し頭部を切断するなどのテロを計画していたとして、国内居住のイスラム過激派とみられる4容疑者を拘束したと発表した。容疑者は16~23歳で、うち1人は元軍人だという。
容疑の詳細は明らかになっていないが、4人は来年1月ごろを期して軍施設を襲撃する計画を練っていたとされる。また、過激派組織「イスラム国」などが戦闘を繰り返しているシリアへの渡航を予定していたとの情報もある。《共同通信》
【中国・李源潮国家副主席】残留孤児と面会
中国の李源潮国家副主席は15日、北京の人民大会堂で、6年ぶりに中国を訪れた残留孤児の訪中団と面会し「残留孤児も日本の侵略戦争の被害者だ。中国人民は心から日本との友好を望んでいる」と強調した。
終戦後に中国に取り残され、養父母たちに育てられた残留孤児を重視して中国側の友好姿勢を強調することで、歴史問題で安倍政権をけん制する狙いもありそうだ。
李氏は残留孤児やその家族ら約50人と一人ずつ握手。「近代日本が起こした侵略戦争で中国も深刻な災難を被ったが、日本人も被害に遭った。われわれは日本人民と軍国主義を区別している」と強調した。《共同通信》