平成6395日目

2006/07/12

【小泉純一郎首相】イスラエル首相と会談

小泉純一郎首相は12日昼、イスラエルのオルメルト首相とエルサレムの首相府で会談した。小泉首相は中東和平に向けた新たな支援策として、パレスチナ・ヨルダン渓谷で農業・産業開発を進める「平和と反映の回廊」構想を表明。具体化のため日本、イスラエル、パレスチナにヨルダンを加えた4者による協議機関の設置を呼び掛け、オルメルト首相は「日本らしい支援の一つだ」と賛意を示した。《共同通信》

7月12日のできごと(何の日)

平成18年7月11日、中東各国訪問および先進国首脳会議・G8サミット出席のため政府専用機で羽田空港を出発した小泉総理は、同日夜(日本時間12日深夜)、イスラエルのテルアビブに到着し、エルサレムを訪れました。

12日午前(同日午後)、ヤド・ヴァシェムというホロコースト記念館を訪れ、第ニ次世界大戦中に犠牲となったユダヤ人の方々の冥福を祈り献花しました。また、当時リトアニアの副領事で、国外脱出のビザを発給して多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝氏の記念樹を視察しました。

首相府にて歓迎式典を受けた後、オルメルト首相と首脳会談を行いました。会談では北朝鮮のミサイルの問題や、イランの核の問題を含む中東・世界の平和と安定について話しあい、小泉総理から「イスラエルとパレスチナの共存共栄を心から願っている。お互いに自制心と平和への強い希望をもって、和平への努力を続けてほしい」と発言がありました。

また総理は、中東地域の生活レベル向上などの支援を通じてこの地域の平和と安定に貢献する「平和と繁栄の回廊」構想を提案し、日本とイスラエル、パレスチナ、ヨルダンの四者協議を始めることについて会談で合意し、共同記者会見を行いました。

午後(同日夜)、オルメルト首相主催の昼食会に出席したのち、宿舎にてイスラエル・パレスチナの青少年と懇談。その後、カツァブ大統領を表敬し、記帳を行いました。

翌13日午前(同日午後)、世界遺産にも登録されているエルサレムの旧市街を視察した後、陸路パレスチナへ移動しました。《首相官邸》




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【スピッツ】シングル「魔法のコトバ」発売

【奈良医師宅放火殺人事件】高1長男を家裁送致

母子3人が死亡した奈良県田原本町の医師宅火災で、奈良地検は12日、放火と殺人の非行事実で高校1年の長男(16)を奈良家裁に送致した。

地検は、長男が犯行前日にも放火を決意するなど6月初めごろから計画、母子の逃げ道の階段に放火していることから「確定的に近い殺意があった」と判断。「刑事処分相当」として検察官送致(逆送)を求めた。

長男は「家が灰になってすっきりした」「勉強しなくていいので、留置場は快適だった」と供述、事件の重大性を認識していない様子だという。

家裁はこの日、2週間の観護措置と少年審判を合議で開くことを決定、長男を奈良少年鑑別所に収容した。《共同通信》

【歌手・忌野清志郎さん】喉頭がん治療のため入院

ロック歌手の忌野清志郎さん(55)が喉頭(こうとう)がんの治療のため入院したと13日、所属事務所が発表した。出演を予定していたライブなどはすべてキャンセルする。

所属事務所によると、忌野さんは6月末、のどに違和感があり検査を受けたところ、今月7日、喉頭がんと診断され、12日に入院した。忌野さんは「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できればと思います」とのコメントを自身の公式ホームページで発表した。《産経新聞》

【阪神・金本知憲外野手】通算350本塁打

広島2-4阪神◇12日◇甲子園

自らを暑い季節に強い男だ、と言っていたのは本当らしい。蒸し暑い甲子園で金本外野手が2本のアーチで実証した。

3回の逆転2ランは、広島時代の同僚の心理を読んだ。「絶対に真っすぐはない」。カウント0−3から、佐々岡投手の変化球をじっくり引きつけてフルスイング。打球はバックスクリーンにあっという間に吸い込まれた。

逆に8回、横山投手の内角を狙った2本目は読みが外れたものの、技術力の高さを感じさせた。外寄りの真っすぐにすぐに体が少し泳いだが、しっかりバットにとらえたため、打球の勢いは左翼席まで衰えなかった。

この今季13号ソロはプロ野球20人目の通算350本塁打。阪神4番の先輩にあたる掛布雅之氏の通算記録も上回った。「偉大な先輩をこえられてうれしい」と笑ったが、数字に関しては「もうちょいやろ」と、まだまだ打ち続ける気でいるらしい。

岡田監督が「本当は弱いチームがやるもの」と自嘲する日替わり打線で、4番打者だけはずっと金本外野手だ。38歳にして衰えない向上心、それがある限り指揮官の信頼が揺らぐことはない。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山幹事長、フィリピン日本議員連盟一行を党本部に迎え意見交換

鳩山由紀夫幹事長は12日、パンフィロ・ラクソン・フィリピン共和国上院議員を団長とするフィリピン日本議員連盟一行を党本部で迎え、意見交換した。党側からは田名部匡省両院議員総会長(参議院議員)、長妻昭『次の内閣』ネクスト国土交通大臣、末松義規国際局長、泉健太青年局長(各衆議院議員)、尾立源幸調査局長、白眞勲国際局副局長、松下新平男女共同参画推進本部副本部長(各参議院議員)が出席した。

冒頭の挨拶に立った鳩山幹事長は、来日と来党に歓迎の意を示すとともに、出席議員を中心に日本フィリピン議員連盟(仮名)を党内に立ち上げていく考えを表明。「もともと日本人はフィリピンのみなさんに友好的な思いを持っているので、議員連盟の必要性を感じなかったのかもしれないが」と前置きしたうえで、今後設置に取り組んでいくとした。

また、司会の末松国際局長からクールビズのスタンスで上着を脱いでの意見交換が提案されたのに関連して、「友好の証としてクールビズを受け入れてくれたことに感謝する」と鳩山幹事長は発言。フィリピン政情がどのような状況にあるか伺い、フィリピンと日本との友好確立に向け、何をなすべきか、まさに胸襟を開いて議論しようと呼びかけた。

自己紹介に続いて行われた意見交換で、白議員が靖国神社問題をどう見るか質問したのに対し、「14名のA級戦犯が合祀されている以上、日本国総理大臣は参拝すべきでない」との考えをフィリピン側は明示。「入浴の際、私人として入るか大統領としてか問われても、私人と断定できない。公職にある限り、私人になる時間などない」と語った エストラーダ元大統領などの発言も引用して、私人と限定する術はないことを指摘し、フィリピン各紙も日本国総理の靖国参拝には批判記事が掲載されることが多いことを明らかにした。また、今後も交流して行くことが提案されるなど、なごやかな意見交換が行われた。《民主党ニュース》



7月12日 その日のできごと(何の日)