平成5293日目
2003/07/06
この日のできごと(何の日)
【民主党】小泉内閣不信任案提出へ
民主党の菅直人代表は6日午後、熊本市で講演し、小泉内閣への不信任決議案と竹中平蔵金融・経財担当相の不信任決議案を今国会に提出する考えを明らかにした。自由党も同調する方向だ。共産、社民両党にも協力を呼び掛ける。
菅氏は、小泉純一郎首相の政権運営について「この2年余り、言葉は踊ったけれど、改革も景気回復も何一つ進んでいない」と指摘。終盤国会の対応に関し「野党第一党としてしっかりした意思表示を今国会案に、何らかの形で行うことが必要だ」と強調した。
また、竹中氏についても「不適任だということを国民に分かってもらうよう意思表示しなければならない」と述べた。
菅氏は「構造改革を行わなければならないが、経済の立て直しも同時に行わなければならない。構造改革をやれば自動的に景気回復すると、首相は勘違いしている」と批判した。
民主党の枝野幸男政調会長は6日午前の民放テレビ番組で「今の小泉内閣を信任できる状況にないので、残りの会期の中で問題点をあぶり出した上で、最終的に不信任案を提出する」と明言した。《共同通信》
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【国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館】開館
原爆による犠牲を後世に伝え、恒久平和を祈るための施設「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」(長崎県平野町)が6日開館し、被爆者や遺族、観光客が訪れて犠牲者のめい福を祈った。同祈念館は地上1階、地下2階の延べ約3000平方メートル。昨年8月に広島に開館したのに続いて、長崎原爆資料館の隣に国が約44億円をかけて建設した。《共同通信》
【ああ上野駅】上野駅前に歌碑
1960年代のヒット曲「ああ上野駅」を後世に伝えようと、元プロボクサーのファイティング原田さんや中小企業経営者ら有志の団体が東京・上野駅前に歌碑を建立、6日に除幕式が行われた。
「くじけちゃならない 人生が あの日 ここから 始まった」と歌手井沢八郎さんが歌った曲は、中学校を卒業し地方から集団で上野駅に着いた人たちが、心のよりどころにしたといわれる。歌碑は高さ2.6メートル。上野駅広小路口前のガード下に設置された。《共同通信》
【大相撲】
大相撲名古屋場所初日(6日・愛知県体育館)横綱、大関陣が安奏。4場所連続の休場から再起を目指す横綱武蔵丸は、新関脇の旭天鵬に攻め込まれたが右上手投げで退けた。連続優勝を狙う横綱朝青龍は、小結栃乃洋を落ち着いて送り倒した。横綱、大関が全員出場して初日白星は1998年秋場所以来。大関は魁皇が雅山、千代大海が安美錦、武双山が旭鷲山をそれぞれ押し出した。栃東は琴ノ若を右上手投げで退けた。関脇若の里も元大関の貴ノ浪を下して白星発進。《共同通信》
【民主党、社民党】43選挙区で協力
次期衆院選に向けて小選挙区での選挙協力協議を進めている民主、社民両党は6日までに、全国16県43選挙区で統一候補を擁立することで基本合意した。7月中に正式発表する見通し。
民主党は、既に110選挙区で協力を合意している自由党との間でも、新たに十数選挙区で選挙協力を行う方向で最終調整している。現段階では民主党を中心にした自由、社民両党それぞれとの2党間の選挙協力が大部分。民主党は「300小選挙区すべてに3党から候補を立てることで政権交代の可能性が出る」(幹部)として、自由、社民両党との協力区の上積みを図るとともに、3党の統一候補も増やしたい考えだ。《共同通信》
【群馬県知事選】小寺氏4選
任期満了に伴う群馬県知事選は6日投票、即日開票の結果、無所属で現職の小寺弘之氏(62)=自民、公明、社民、保守新推薦=が、無所属新人で弁護士の吉村駿一氏(59)=共産推薦=を破り四選を果たした。投票率は37.41%で、過去最低だった前回の40.15%を2.74ポイント下回った。
小寺氏は3期12年の実績と現職の強みを生かし終始優位に選挙戦を展開し、幅広く支持を得た。県内の経済力強化を強調し、吉村氏をかわした。《共同通信》
【長崎男児誘拐殺人事件】「若い男」の足取り追う
長崎市の幼稚園児、Bちゃん(4つ)が誘拐され殺害された事件で、同市浜町の商店街の防犯ビデオに写っていた「若い男」は白っぽいシャツに黒っぽいズボン姿だったことが6日、長崎県警捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、この男が殺害に関与した疑いが強いとみており、ビデオの詳細な分析や商店街周辺の聞き込みなどで、男の割り出しを急いでいる。
遺体が見つかった同市万才町の駐車場ビル屋上には、運動靴の靴跡のほか、Bちゃんとみられる幼児のはだし跡も鉄さく2カ所に残っていたことも判明。運動靴は同市内の一部の中学校で通学用に指定されているが、最近は少数しか流通していないという。捜査本部は、靴跡は「若い男」と関連があるとみて、流通経路などを調べている。
調べでは、「若い男」は、Bちゃんが殺害された1日夜、駐車場ビルから150メートルしか離れていない商店街の防犯ビデオに、Bちゃんとみられる男児と歩いているところを録画されていた。ビデオでは顔の特定は難しいが、輪郭や服装などは判別できるという。
運動靴は月星化成製造の「ベンチャーメイト」とみられ、白色布地のシンプルなデザイン。約10年前まで長崎市内の中学校が通学用に使い、現在も指定靴の一つにしている中学校もあるという。
Bちゃんは1日夜、同市三芳町の家電量販店で行方不明になり、約4キロ離れた市中心部の駐車場ビルで、同日午後8時から2日午前0時までの間に殺害された。
◇
長崎市北陽町の幼稚園児、Bちゃん(4つ)の誘拐殺人事件は、7日で発生から一週間。長崎県警の捜査本部は、商店街の防犯ビデオに写っていたBちゃんとみられる男児を連れた男の映像や、人出の多い場所から騒がれずに連れ去った手口から、犯人像を子どもの扱いにたけた「若い男」と描く。
周辺では、ほかにも男児が服を脱がされるなどの被害がありながら、市民に十分な注意を呼びかける対策が取られなかった。県警は威信回復をかけ犯人の絞り込みを急いでいる。
長崎市三芳町の家電量販店に、家族と買い物に来ていたBちゃんが、店内のゲーム売り場から姿を消したのは、1日午後7時すぎ。家族と離れたわずか20分ほどの間の犯行だった。翌2日朝、南に約4キロの駐車場ビル(同市万才町)で遺体で見つかったBちゃんはビル屋上から落とされたとみられる。
捜査本部が重要な手がかりとみているのは、駐車場ビルに近い同市浜町の商店街の防犯ビデオ。犯行があった1日夜、Bちゃんとみられる男児を連れて歩いていた男の映像の解析を進めている。《西日本新聞》
【ゴルフ】
日本ツアー選手権宍戸ヒルズカップ最終日(6日・茨城県宍戸ヒルズCC=7030ヤード、パー71)単独首位で出た伊澤利光が69で回り、通算14アンダーの270で1年8カ月ぶりとなるツアー通算13勝目を挙げた。ツアープロナンバーワンの座をかけたこの大会では3年ぶり2度目の優勝、賞金2400万円と5年間のシード権を獲得した。
伊澤は15番までボギーなしの4バーディー。16、18番でボギーとしたが辛くも逃げ切った。1打差の2位に高山忠洋とデービッド・スメイル(ニュージーランド)が入った。
◇
ベルーナ・レディースカップ最終日(6日・群馬県小幡郷GC=6339ヤード、パー72)大山志保、山口裕子、シン・ソーラ(韓国)の3人が通算9アンダー、207で並び、プレーオフの末、プロ4年目の大山が初優勝し賞金1080万円を獲得した。
8位でスタートした大山は、17、18番の連続バーティーを含む5バーディー、ボギーなし67をマーク。プレーオフでは2ホール続けてパーセープして競り勝った。《共同通信》
【テニス・ウィンブルドン選手権】
テニスのウィンブルドン選手権最終日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子ダブルス決勝で、第2シードの杉山愛(ワコール)キム・クライシュテルス(ベルギー)組が、6月の全仏オープン決勝に続き、第1シードのビルヒニア・ルアノパスクアル(スペイン)バオラ・スアレス(アルゼンチン)組を6−4、6−4で破って初優勝した。
杉山は1975年に同種目で優勝した沢松和子以来、日本の女子選手として28年ぶり2人目のウィンブルドン制覇。四大大会では99年全米混合ダブルス、2000年全米女子ダブルスと合わせ4度目の優勝となった。
男子シングルス決勝は、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)がノーシードのマーク・フィリプーシス(オーストラリア)を7−6、6−2、7−6で破り初優勝。スイスの男子選手の四大大会制覇は初めてで、賞金57万5000ポンド(約1億1600万円)を獲得した。
混合ダブルスは、リンダー・パエス(インド)マルチナ・ナブラチロワ(米国)組が初優勝した。ナブラチロワはシングルス、ダブルスを合わせた女子のウィンブルドンでの最多タイとなる20度目の優勝。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ機構は6日、オールスター戦(15日・シカゴ、USセルラー・フィールド)の出場選手を発表し、ファン投票でヤンキースの松井秀喜外野手(29)が1年目で選ばれ、マリナーズのイチロー外野手(29)は両リーグ最多得票で3年連続3度目、マリナーズの長谷川滋利投手(34)も監督・機構推薦で初選出された。日本人選手が3人出場するのは初めて。《共同通信》
【この日の民主党】
菅代表、阿蘇で畜産農家と意見交流
民主党の菅直人代表は5日、6日の両日、熊本県の南阿蘇地区を訪問。衆議院熊本県第3区の池崎一郎予定候補とともに、肥育畜産業や稲作農業などを営む、およそ20名の生産者たちと対話集会を行うとともに、赤牛の肥育・繁殖などに取り組む畜産農家の現状を視察した。
5日夕、阿蘇郡長陽村の下野構造改善センターで行われた対話集会では、畜産家から、堆肥の野積みや放牧のための草地の更新事業をめぐって国が補助金と引き替えに不合理な規制をかけている実態などが訴えられた。菅代表は、農水行政のムダを大胆にカットする改革が必要だとし、自給率向上と国土保全を統一的に追求する新しい農政のあり方について提起した。
6日は、長陽、白水、久木野の各村を回り、牛の野草放牧や肥育・繁殖の様子を視察。また、肥後赤牛の肥育で日本農業賞大賞を受賞した南阿蘇畜産農業協同組合を訪問し、畜産業の振興に必要な施策について意見を交換した。《民主党ニュース》