平成6744日目
2007/06/26
【この日の安倍総理】
日本・ガイアナ共和国首脳会談
安倍首相は26日、ガイアナのジャグデオ大統領と首相官邸で会談し、地球温暖化対策に関する共同声明を発表した。世界の温室効果ガス排出量を2050年までに現状から半減する日本の基本戦略「美しい星50」をガイアナが支持することのほか、(1)美しい星50の長期目標を共有する(2)ポスト京都議定書の枠組みの構築に積極的に参加する――などを盛り込んだ。
首相は今後も各国首脳との会談で「美しい星50」への賛同を求め、来年の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に向けて理解を広げたい考えだ。《読売新聞》
平成19年6月26日、安倍総理は総理大臣官邸で、ガイアナ共和国のバラット・ジャグデオ大統領と首脳会談を行いました。
冒頭安倍総理は、「今年の6月で国交関係樹立40周年ということでありますが、40年になる年に大統領をお迎えできることをうれしく思います。」と歓迎の言葉を述べました。
首脳会談では、二国間の経済協力関係、日本とカリコム(カリブ共同体)との関係強化について話し合われました。環境分野ではジャグデオ大統領は、温暖化による海面上昇によりガイアナで洪水被害の問題が深刻であるため、日本の協力を求めるとともに、「日本が提案した温室効果ガス削減に向けた戦略『美しい星50』について高く評価し賛同する。」と述べました。また、国連安保理改革や、北朝鮮問題についても意見交換を行いました。
会談後、環境・気候変動問題を全世界的な課題として捉え、この分野における協力を一層推進することとする「日本とガイアナによる環境・気候変動分野における協力の一層の強化に関する共同声明」に署名しました。
年金記録確認中央第三者委員会委員長と会談
平成19年6月26日、安倍総理は総理大臣官邸で、総務省に置かれた年金記録確認中央第三者委員会の梶谷剛委員長と会談しました。
この委員会は、年金記録の確認について、社会保険庁の記録や本人の領収書などの記録がない場合に、様々な関連資料を調査して記録訂正に関して公正な判断をすることを任務とするもので25日に初会合が開かれました。
安倍総理は、「払った年金が返ってくるだろうかということが関心が高いし、不安を持っている方も多いと思います。国民の立場に立ってまじめに払った年金がちゃんと給付されると、そういう観点から調査をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。」と述べ、これに対して梶谷委員長から「誠実に年金の掛金を払って、社会保険庁の事情によって支払いができないというのは不条理だと、そういうことがあってはならないということで国民の目線で取り組んでいこうと思います。」と応じました。
再チャレンジ支援功労者表彰式
再チャレンジ支援功労者表彰式で挨拶する安倍総理の写真 再チャレンジ支援功労者表彰式の写真
平成19年6月26日、安倍総理は総理大臣官邸で再チャレンジ支援功労者表彰を行いました。
この表彰は、様々な事情・状況にある人々が、就業・起業、学習、居住等に関して何事か実現できるようになるための障害を取り除く、もしくは選択肢を多様化しようとする取組、すなわち「再チャレンジ支援」において顕著な功績又は功労のあった個人又は団体を顕彰して、優れた取組みを広く普及させ、社会全体において再チャレンジする気運を高めようとするものです。
今年度の表彰では、就職難や経済的困窮からの再チャレンジ支援や障害者、高齢者などに対する機会均等といった再チャレンジ支援などに功労があった24の個人と団体が選ばれました。
安倍総理は受賞した皆さんに対して、「再チャレンジしたいという意欲のある人にとって、チャンスに満ちた、チャレンジのやり甲斐のある社会、こうした方向に向かって進んでいく上において、いろいろな分野でそうしたチャレンジに取り組んでいただいてますことに本当に御礼を申し上げる次第です。本日受賞された皆様方におかれましても、今後とも再チャレンジ社会実現のために、さらにご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。」と述べました。《首相官邸》
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【時津風部屋力士暴行死事件】
大相撲・時津風部屋に所属する序ノ口力士、斉藤俊さん(17)=時太山(ときたいざん)、新潟県出身=が愛知県犬山市でけいこ中に倒れて急死していたことが分かった。死因は急性心不全とされ、28日、新潟市内で行政解剖される予定。時津風親方(元小結双津竜)は「通常のけいこ中のことだった」としている。
遺族らによると、斉藤さんは26日午後0時40分ごろ、来月8日からの大相撲名古屋場所を前にしたけいこ中に倒れ、搬送された犬山市内の病院で死亡が確認された。26日深夜に新潟市の自宅に運ばれた遺体の顔面には打撲とみられる跡などがあった。このため、遺族は同部屋や愛知県警に死亡経緯の説明を求めたところ、27日午後、時津風親方から「激しいけいこで倒れた」などと説明があったという。斉藤さんは今月17日、けいこ場を逃げ出して自宅に戻り「帰りたい」などと話していたという。
斉藤さんは4月に時津風部屋に入門し、5月の大相撲夏場所で初土俵を踏んだ。入門時の身長182センチ、体重112キロと体格に恵まれていた。《毎日新聞》
【光市母子殺害事件】差し戻し審で元少年が殺意を否認
山口県光市で1999年、会社員本村洋さん(31)の妻弥生さん(当時23歳)と長女夕夏ちゃん(同11か月)が殺害された事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた当時18歳の元会社員(26)の差し戻し控訴審の第2回公判が26日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であった。
元会社員は「(弥生さんを)亡くす意思がないのに亡くしてしまった。乱暴しようという思いは全くなかった」と述べ、1、2審で認めた弥生さんに対する殺意や乱暴目的を全面的に否認した。
元会社員は、弁護側の被告人質問に対し、事件時の心境を「赤ちゃんを抱いていた弥生さんに中学1年の時に亡くなった実母をイメージし、甘えたいという衝動が起こり、抱きついた」と述べ、「性的なものは期待していなかった」とした。《読売新聞》
【ミートホープ】全従業員に解雇通告
偽牛ミンチ問題で業務が停止し、廃業の方向で検討に入った食品加工卸会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)は26日午前、パートを含めた従業員60人の約半数を本社に集め、全員の解雇を通告した。説明会に先立ち、T社長は、銀行からの借り入れが約7億円にのぼり、債務超過の状態だと報道陣に話した。
T社長の自宅も銀行の抵当に入っているとしている。会社側は、解雇する社員に「誠実に対応したい」としているが、どれだけの補償ができるかは不透明だ。《朝日新聞》
【この日の民主党】
小沢代表 国民のための政治に変えようと訴え
小沢一郎代表は26日午後、埼玉県ふじみ野市で会場からあふれ出た500人を超す聴衆を前に、夏の参議院選挙は「国民サイドに立った皆が幸福になれる社会をつくる最大のチャンスであり、最後のチャンスである」として、この選挙で与野党逆転を果たす意義と決意を改めて表明した。
小宮山泰子衆議院議員が、「生活を守るのが政治」と簡潔に民主党の考えを表明して集会が始められた。木下厚参議院比例区予定候補がまず、「このままでは、強いものがより強くなり、豊かなものがより豊かになる。弱い人たちにスポットを当てるのが政治」と訴えた。
次に、埼玉選挙区の現職の山根りゅうじ予定候補が、年金問題に触れ、「申請しないと訂正しないのが政府・自民党の考え。それに対して、調査しお詫びして、年金を復活させるのが私たちの考え。年金・医療・介護の社会保障に取り組む」と決意を表明した。
続いて、埼玉選挙区のこうだ邦子予定候補が、「本当はこうだと、思うのは年金。100年安心の年金プランはどこへ消えてしまったのか。育児と仕事、介護と仕事が両立できるように働く環境を変えたい。世の中本当はこうだ、と訴えていきたい」と力強く表明した。
割れんばかりの拍手に迎えられて登壇した小沢代表は、「このままでは取り返しのつかない日本になると危惧している。権力主義、復古主義が強くなっている。経済の面では、自由主義、市場原理万能を打ち出している。手段を選ばず儲かればいいという事件が起きて、政治がそれを助長している。自由は大事だが、このままでは弱肉強食になる。安定した生活、人生を送れるようにしなければならない」として、そのためにも参議院選挙での勝利、1人区での勝利と、複数候補を擁立した1都4県での勝利、2人当選を訴えた。《民主党ニュース》