平成169日目
1990/06/25
この日のできごと(何の日)
【参院新潟補選】社会党公認・大渕絹子氏が自民候補に圧勝
宇野内閣発足後初の国政選挙として注目された参院新潟選挙区補欠選挙は、社会党公認の大渕絹子氏が自民党後任の君英夫氏を約8万票の大差で破り当選を決めた。リクルート事件、消費税、農政批判による有権者の自民党離れが全く収まっていないうえに、宇野首相の女性問題が影響したと見られる。
政権交代によって7月の参院選必勝を図った自民党は大きな衝撃を受けており、引き続く東京都議選、参院通常選挙でも同党の大幅な後退は避けられない状況となった。
宇野首相としてはあと1カ月弱となった参院選投票に向け、自民党支持回復を目指して懸命の努力をする考えだが、、首相の女性問題が足かせになる可能性もあり、7月以降の政局運営で極めて苦しい立場に追い込まれた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【自民党・橋本龍太郎幹事長】今秋解散を重ねて示唆
自民党の橋本幹事長は25日、京都市内で開かれた党京都府連決起大会であいさつし、衆院の解散・総選挙問題に言及し、見解を明らかにした。
この中で橋本幹事長は「リクルート事件の一番のけじめは衆院の解散総選挙だ。しかしいまその方法を講ずるゆとりがない」としながらも「参院選後の臨時国会で政治改革案件に真正面から取り組んだ後、国民の審判を受けたい」と述べ、今秋の解散・総選挙の可能性を重ねて示唆した。《共同通信》
【尾上松緑さん】死去
江戸前のかっ達、豪快な芸風で戦後の昭和歌舞伎界に重きをなした文化勲章受章者、人間国宝の尾上松緑さんが25日午後1時8分、急性肺炎のため東京都品川区の関東逓信病院で死去した。76歳。東京都出身。
昭和62年に長男の尾上辰之助さんを病気で亡くし、孫の尾上左近さんの成長を見守っていたが、ひざ関節症、痛風などの持病でここ数年体調が悪く、2月の歌舞伎座公演「楼門五三桐」の五右衛門役などが最後の舞台となった。5月に「松緑芸話」を刊行したばかりだった。《共同通信》