平成6012日目
2005/06/24
【この日の小泉総理】
日本・フィジー首脳会談
来日中のフィジーのガラセ首相は24日、首相官邸で小泉首相と会談し、日本などがまとめた国連安全保障理事会を拡大する枠組み決議案の共同提案国になる意向を表明した。
ガラセ首相は「常任理事国は拡大すべきで、決議案の共同提案国になることをうれしく思っている」と述べた。小泉首相は「(安保理改革が)なかなか厳しい状況の中で、勇気づけられる」と謝意を伝えた。《読売新聞》
平成17年6月24日、小泉総理は総理大臣官邸で、フィジー諸島共和国ライセニア・ガラセ首相と首脳会談を行いました。
会談では、愛知万博に関する意見交換の後、国連改革、島サミット、二国間関係などについて話し合いが行われました。
国連改革に関して小泉総理から、安保理の改革についての議論が盛り上がっている中で、フィジーのわが国への協力に感謝する旨の発言がありました。ガラセ首相から、「フィジーとしても日本の立候補を支持できることを喜ばしく思っているし、常任理事国が拡大することやまた、アジアからも増えることが適切だと考えている。決議案についても支持し共同提案国になることもうれしく思っている。」と述べました。これに対して小泉総理は、「日本としては、インド、ドイツ、ブラジルとともに4カ国で努力しているが、厳しい状況の中で、フィジーが共同提案国になるということで勇気付けられます。」と発言し、改めて謝意を表明しました。
また、島サミットの開催に向けて協力、一般的な経済協力に加えて日本からフィジーへの観光増進について協力することで一致しました。《首相官邸》
男女共同参画社会づくりに向けての全国会議
平成17年6月24日、小泉総理は東京都内で男女共同参画社会づくりに向けての全国会議に出席しました。
男女共同参画社会の実現のために何が必要か、我が国社会が今後どう進んでいくべきかを考える機会を設け、男女共同参画社会づくりに向けて人々の一層の理解と協力が得られるよう、「男女共同参画週間」の中央行事として全国会議を開催しています。
男女共同参画推進本部長である小泉総理は、冒頭「子供ができても預けられない待機児童が3年前の想定で15万人いましたが、本年度で当時の目標値をクリアしました。しかし、当時と比べて現在は増えているので工夫して待機児童ゼロに向けて取り組んでいきます。さらに、女性が男性と同じように社会で活躍できるような環境を整えていくよう努力をしていきたいと思います。」と述べました。
その後、男女共同参画社会づくり功労者表彰受賞者、女性のチャレンジ賞受賞者、「男女共同参画週間」標語受賞者などの紹介が行なわれ、その後、男女共同参画会議議員の猪口邦子氏の基調講演やシンポジウムが行なわれました。《首相官邸》
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【ファスティック】JR東日本が新型新幹線試験車両を公開
JR東日本は24日、営業速度360キロの世界最速を目指して開発した新幹線の試験車両「ファステック」を、宮城県利府町の車両センターで報道陣に初披露した。8両編成の鮮やかなひすい色の車両は、2つの先頭車両の形状が異なるのが特徴。
1号車は丸みを帯びた流線形で、8号車は鼻先が突き出したように長い。地震で緊急停車する際には、半円形の板が屋根の上から羽のように広がり、空気抵抗で急減速する装置を搭載。低騒音化のためパンタグラフは現行1編成当たり2基から1基にした。《共同通信》
【拉致被害者家族会】官邸近くで座り込み
北朝鮮による拉致問題の早期解決を求め、拉致被害者家族会や支援団体「救う会」メンバーらが24日、東京都千代田区の首相官邸近くで座り込みを始めた。26日までの3日間、断続的に座り込み、小泉純一郎首相に経済制裁発動の決断を迫る。《共同通信》
【東京都議会議員選挙】告示
東京都議会議員選挙が24日、告示された。立候補者は220人で、昭和48年の223人を下回り、過去最少となった。無所属候補が半減したことで「政党対決」の図式が強まり、各党とも党首クラスが遊説に入るなど次期衆院選をにらみ総力態勢で臨む。国政で二大政党化が進む中、ともに50人を超す候補者を擁立した自民、民主両党の攻防が最大の焦点になりそうだ。石原都政への姿勢も有権者の判断基準になるとみられるが、際立った争点がないことから投票率の伸び悩みも懸念される。投票日は7月3日で、即日開票される。
立候補の受け付けは午前8時半から、都内42選挙区の選挙管理委員会で行われた。
「小泉内閣」発足直後に行われた前回選挙でブームに乗り53議席を獲得した自民党は、追い風が去ったとされる今回は勝敗ラインに据えた現有51議席を死守できるかがポイントになる。昨年の参院選で躍進した民主党は現有を大幅に超える51人を擁立。30議席以上の獲得を目指し、無党派層の取り込みに懸命となっている。
7人が引退し、新人9人が立候補した公明党はスムーズな世代交代を目指す。都議選では初めて自民党とも選挙協力を進め、23人全員の当選を目指す。前回11議席を失った共産党は都議会の「唯一野党」を掲げ、反石原色を前面に打ち出し、組織を動員した選挙を展開する。
地域政党の生活者ネットワークは現有6議席への上積みを狙い、社民党は前回失った議席の奪還を目指す。
23日現在の有権者数は過去最多の1026万7003人。《産経新聞》
【この日の民主党】
東京都議選スタート 「東京から日本を変える」岡田代表、第一声で
東京都議会議員選挙が24日に告示され、岡田克也代表は、新宿駅西口にて、新宿区のとみた俊正、猪爪まさみ両公認候補者らとともに力強く街頭演説を行った。
蓮舫参議院議員が司会を務めたこの街頭演説会で、冒頭の挨拶に立った海江田万里党東京都連会長(衆議院議員)は、「東京都議会議員選挙は都議会議員を選ぶだけではない」と最初に指摘。4年前、小泉政権誕生直後に実施された都議選では、期待感だけで自民党が大勝したが、小泉内閣は人々の生活を良くする政治を行っていない、と海江田会長は述べ、民主党が今回の都議選で議席を伸ばし、都政ではっきりものを言えるように勝たせていただきたいと訴えた。
岡田代表は、第一声の演説の冒頭に「今、東京があぶない」と呼びかけ、都議会が2期目の石原都知事に対し、はっきりチェック機能を果たしていないことに憂慮の念と危機感を示した。岡田代表はその上で、都議会には何でも賛成の巨大な与党や、何でも反対の野党は、「いずれも必要ない」と述べ、都民の立場で都政をしっかりチェックし、アクセルを踏むべきところはアクセルを、ブレーキを踏むべきところはきちんとブレーキを踏む民主党の力をもっと大きくして欲しいと訴えた。
続いて個々の政策課題について触れた岡田代表は、郵政民営化関連法案に関して、「国会審議のすぐそばで、自民党の抵抗勢力と小泉首相との談合政治」が続いており、「本当に大事な政策課題が置き去りになっている」と鋭く批判した。岡田代表は、年金をはじめとする社会保障制度の抜本改革、安心して子育てができる環境づくりのための大きな政策転換、日本とアジアの関係など、「政治の責任」が果たされるべき諸課題に対して、あまりにも無責任であり、談合政治を続ける小泉首相のことを、「総理は日本国総理大臣の器にあらず、と強く確信している」と断じ、「都議選をきっかけに、次の総選挙で政権交代」を成し遂げ、政治を大きく変えるために、民主党に力を与えて欲しいと力強く訴えた。
岡田代表は、新宿区両公認候補者を「自信を持って送り出す」と紹介し、「東京が変われば日本が変わる、都議選に力を結集しよう」と改めて決意を述べて、両公認候補者と壇上でかたく握手を交わした。岡田代表はまた、演説会終了後、新宿駅西口に集った聴衆の間をぬって「がんばります」と挨拶して握手を交わし、9日間の選挙戦が開始された。
川端幹事長、都内で第一声 都議の役割とマニフェストの意義を訴える
24日、東京都議会議員選挙の告示日に、川端達夫幹事長は、岡田代表と手分けして、複数の公認候補を擁立している選挙区を中心に、応援の遊説を行った。川端幹事長は、現在民主党都議のいない足立区において、梅島駅近くで第一声を行った大西さとる候補者(新人)、綾瀬駅東口で第一声を行ったへんみ英幸候補者(新人)と続けて、第一声への応援演説を行った。
川端幹事長はまず、都議会議員選挙が国政などに与える影響の大きさを指摘し、民主党は都議選対本部を設置して全党を挙げて取り組んでいることを強調した。川端幹事長は続いて、政治家の公約が空々しくなっている時代に、政治家が有権者と契約を結んでその実現に責任を持つマニフェストの意義を説いた。そして、震災対策などの例をあげて民主党が都政について掲げているマニフェストの中身を紹介し、聴衆に対して民主党のマニフェストとその実現を担う候補者への支持を強く訴えた。
川端幹事長は更に、知事と都議会の並立する東京都における都議会議員の役割を都政の方向の提示と監視であるとした上で、知事に対して何でもゴーの自公両党と何でもノーの共産党と異なり、マニフェストにもとづいてきっちり発言し実現を求めていく民主党の立場を説き、その候補者への支持を強く訴えた。また川端幹事長は、今回の都議選であえて複数の公認候補者を擁立した理由について、都議会における現有の19議席では都政をリードしかつ政権交代を視野に入れるには不十分であると述べ、全ての公認候補者の当選に向けての民主党への支持を熱く訴えた。
川端幹事長はその後、北区において、飛鳥山公園脇での和田宗春候補者(現職)、赤羽駅東口での原田大候補者(新人)の街頭演説での応援演説を行った。さらに、板橋区において、大山駅南口での土屋たかゆき候補者(現職)、東武練馬駅近くでのくまき美奈子候補者(新人)の街頭演説での応援演説を行った。
腐敗した権力を正す 藤井裕久代表代行が三鷹駅前で第一声
東京都議会議員選挙が告示された24日朝、藤井裕久代表代行は三鷹駅南口で、松本しょうじ候補の応援演説に立ち、権力は腐敗し、世の中の人の幸せと乖離することを平然と行うようになるとして、国政においても都政においても、こうした権力をチェックするため、と民主党への支持を訴えた。
藤井代表代行は、「権力は腐敗する。これを防ぐために二大政党制がある。幸いにわが国でも皆さまの温かいご理解で、国政ではこのような体制でき上がった。権力を放置すれば、必ず安逸に流れる。世の中の人の幸せと乖離することを平然と行うようになる。皆さんの立場に立って、この権力をチェックすることが、われわれ民主党の現在の責任だ。国政・都政すべてにわたっての責任だ」と強調。都政での責任を果たしたいと訴えた。
藤井代表代行は更に、権力が腐敗する例として昨年の年金改悪を挙げ、「参議院選挙で皆さんの大きな批判を受けたにもかかわらず、強行したあの案を、100年安心であると、まだ言っている。これは、政策も腐敗していると言わざるを得ない。人口構造が変わっているのに、小泉改革は今まで通りのことをやろうとしている。毎年毎年、保険料を上げる、給付を下げる。こういう発想しかない」と厳しく批判。また、政府税制調査会の増税方針を、「地域で買い物できなければ、地域の経済は良くならないのに、その担い手のサラリーマンを狙い撃ちした増税をしようとしている」と強く批判した。
その上で「都政については、これから7月3日まで松本さんが詳しく訴えられる。よく聞いていただきたい」と、民主党への支持を訴えた。この演説会には地元選出の山花郁夫衆議院議員も参加した。
岡田代表らが拉致被害者家族の皆さんの国会前座り込みを激励
今年初めての真夏日となった24日、気温30度を超える猛暑の中、拉致被害者の家族会と支援団体・救う会の皆さんは、被害者救出のため北朝鮮への経済制裁発動を政府に求め、国会前で座り込みを行った。東京・新宿で都議会議員選挙初日の第一声街頭演説を終えた岡田克也代表も駆けつけ、流れる汗をぬぐいながら家族の救出を願う横田めぐみさんのご両親はじめ、拉致被害者の皆さんと一人ひとりと握手し、激励した。
座り込みには多くの民主党国会議員も激励に訪れた。ロシアから帰ったばかりだという鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣も参加し、北朝鮮から渡された横田めぐみさんの遺骨だとされた骨が偽物だったにもかかわらず、その後何ら手を打ってこなかった政府の無策ぶりを批判。「政府がしっかりと手を打ってくれば、皆さま方が座り込まれてまで救済を求める必要はなかったと思う」と語った。鳩山ネクスト外務大臣は、多くの拉致被害者の方々が北朝鮮の中で厳しい目に遭遇されていることを思うとき、身につまされる思いだとし、「北朝鮮に強く働きかけることによって問題解決を力強く進めていきたい」と訴えた。
岡田代表に対する懲罰動議について(コメント) 2005/06/24
民主党国会対策委員長
鉢呂吉雄本日夕刻、冬柴鐵三議員(公明党幹事長)、中川秀直議員(自民党国対委員長)他を提出者として民主党代表である岡田克也議員に対する懲罰動議が提出された。
理由は定かではないが、先の「酒気帯び本会議出席懲罰動議」に対する意趣返し、そして、竹中大臣の「随意契約疑惑」が日々濃くなっている状況を踏まえて、郵政民営化法案の強行採決を睨んだものとも思われ、極めて遺憾と言わざるを得ない。
仮に、岡田代表の決算行政監視委員会での発言の言い間違いを理由とするのであれば、既に訂正を公に発表し、本人から関係者にも直接、電話で遺憾の意を表明し、議事録の修正も理事を通じて申し入れているところであり、委員会における発言の言い間違いを懲罰の対象とするのは信じがたい。
民主党としては、会期延長が強引に行われた以上、言論の府である立法府が、閣僚の疑惑解明や郵政民営化法案の徹底審議を尽くすことで健全な機能を発揮すべきと考えており、泥仕合や疑惑隠し、法案強行採決などに動議を悪用することに対して警鐘を鳴らし、自公与党に猛省を促したい。《民主党ニュース》