平成6376日目
2006/06/23
【小泉純一郎首相】沖縄全戦没者追悼式に参列
小泉純一郎首相は23日午前、沖縄全戦没者追悼式に参列し「沖縄戦では、苛烈を極めた戦いにより、多くの尊い命が失われた。最愛の肉親を失ったご遺族の皆さまの深い悲しみと心の痛みは、今も消えることはない」と哀悼の言葉を述べた。その上で「二度と悲惨な戦争を経験することのないよう、将来にわたって平和を大切に守っていかなければならない」と不戦の誓いを表明した。
また、小泉首相は「(沖縄では)今なお、米軍施設の集中が県民生活への大きな負担になっている」と米軍基地の過重負担を指摘。沖縄の負担軽減を最重要課題の一つとして取り組んだ米軍再編の最終報告に触れ「(政府計画を)具体化していくため、沖縄のご理解とご協力を得られるよう十分協議していく」と述べた。《沖縄タイムス》
平成18年6月23日、沖縄戦終結61年目の「慰霊の日」に、県主催沖縄全戦没者追悼式に出席するため、沖縄県糸満市の平和祈念公園を訪れ、稲嶺沖縄県知事を始めとする県関係者のほか、小泉総理、衆参両院議長、関係閣僚、遺族ら約4500人が参列して、24万人を超える戦没者を追悼しました。
式典では、開会の式辞後、正午の時報に合わせて1分間の黙とうが捧げられました。引き続いて、遺族連合会からの追悼のことばの後、各代表者による白菊の献花、そして稲嶺知事の平和宣言、地元高校生による詩の朗読が行われました。 続いて、来賓の挨拶として小泉総理は「二度と悲惨な戦争を経験することのないよう、将来にわたって平和を大切に守っていかなくてはなりません。」と述べるとともに、在日米軍の兵力見直しについて「具体化していくため、今後とも引き続き地元沖縄のご理解とご協力を得られるよう十分協議してまいります。」と決意を述べました。《首相官邸》
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【福田康夫元官房長官】インドネシアで講演
自民党の福田康夫元官房長官は23日午後、ジャカルタ市内で講演し、冷却化している中国や韓国との関係について「もはや地域的、世界的な関心事だ。日中韓3カ国は互いに相手の立場を思いやりながら現状を打開するために政治的英知と決断が求められている」と述べ、関係改善に向けた努力の必要性を訴えた。
9月の自民党総裁選で有力なポスト小泉候補とされる福田氏は、出馬するかどうか態度を明らかにしていないが、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を念頭に、後継の首相は中韓に配慮し参拝を控えるべきだとの考えをあらためて示した発言だ。《共同通信》
【皇太子ご一家】オランダで静養へ
宮内庁の野村一成東宮大夫は23日の定例記者会見で、皇太子ご一家が8月中旬から下旬にかけて私的にオランダを訪問し、雅子さまの治療を兼ねて静養なさると発表した。
皇太子ご夫妻での外国訪問は、2002年12月にニュージーランドとオーストラリアを公式に訪れて以来で、愛子さまにとっては初めての体験となる。皇太子ご夫妻が静養目で私的に海外を訪問することは過去になかったケース。
雅子さまの治療を担当する東宮職医師団は「静かな環境でのご静養、特に3人でゆっくりと時間をお過ごしになることは治療的に有意義」などと訪問を勧めた見解を東宮職を通じて公表。天皇、皇后両陛下も理解を示されているという。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢代表、王毅中国大使と会談
小沢一郎代表は23日午前、党本部で王毅駐日中国大使と会談。王毅大使から、7月中の訪中の招待を受け、小沢代表もこれを快諾した。
小沢代表は会談後に記者団の質問に答える形で、「たまたま、まだ大使とは面識がなかったが、わざわざおいでいただいた」とし、小沢代表自身が取り組んできた「長城計画」など、「いずれにしても、色々な話をした」と述べた。そして、「最終的には、来月、是非中国を訪問して下さいというお招きをいただいた」ことを明らかにし、「具体的な期日などについては、これから詰めていく」とした。
具体的な日程等については、今後協議が進められる。
沖縄の現状打開を何としても図りたい 鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は23日午後、党本部で記者会見を行い、沖縄全戦没者追悼式、靖国神社参拝問題、野党党首会談、民主党代表選挙などについてコメントした。
鳩山幹事長はまず、今日23日に沖縄全戦没者追悼式が開かれたことに言及。多くの県民が犠牲になった沖縄での戦いから61年が経つ今でも、「未だに基地問題に大変苦しんでおられる」現状の打開を「政治家として何としても図っていきたい」との決意を披露し、「亡くなられた方々の御霊に対して、心から哀悼の誠を捧げたい」と述べた。
小泉首相の靖国神社参拝をめぐる訴訟において、最高裁判所が憲法判断を避けたことについても鳩山幹事長は触れ、「憲法判断をしなかったのは大変残念なこと」としつつ、民主党としては、憲法裁判所の設置を求めていることも指摘。同時に、靖国神社問題に関して、今後、総理大臣をめざして行動する政治家は、「この問題をどう考えているのか、少なくとも国民の皆さま方に公約として誓っていただかなければならない」とし、「この問題には真剣に、正面から取り組んで貰いたい」と強調した。
鳩山幹事長は更に、明日午前に野党四党の党首会談が開催されることも明らかにした。そして、この会談では、日本銀行の福井総裁の進退問題、米軍再編問題、イラクからの自衛隊の一部撤退問題、米国産牛肉の輸入再々開問題など、内外に山積する課題について話し合われるであろうとの見通しを示し、閉会中審査の要求も、議論を深めるため、当然行っていくとの意向も併せて示した。
民主党代表選挙についても鳩山幹事長は触れ、7月11日に常任幹事会と両院議員総会を開催して代表選の実施細則と日程を決め、9月中に告示を行い、代表を決定する党大会も行う方向で調整をしていることを明らかにした。
また、小沢代表と王毅駐日中国大使との会談についての記者団からの質問に関して鳩山幹事長は、訪中の要請があったことなどに触れながら、小泉政権の下では、「まさにアジア外交が無きに等しい5年間」で、「非常に信頼を失った状況」だとし、「きわめて不正常だと言わざるを得ない」と批判。小沢代表の訪中が、アジアの国々の信頼を取り戻し、アジア外交を正常化させる一助になれば、との思いを披露した。
福井日銀総裁に対して政府・与党から擁護論が相次いでいることに関し、このことが日銀の独立性・中立性を損ねるのではないかとの質問については、鳩山幹事長は「全くおっしゃる通り」だとし、福井総裁が当然恩義を感じることで、「日銀の独立性が失われかけている」現状を指摘。福井総裁がその座に「とどまっている限り、市場によい影響はない」との声があることにも触れて、「政府・与党が福井総裁を守るという姿勢そのものが、市場に悪影響を与えている」などとした。
サッカー・ワールドカップで、日本の一次リーグ敗退が決まったことへの感想についても記者団から訊ねられた鳩山幹事長は、「大変な期待と希望をもって臨んだワールドカップであった」が、「きわめて残念だ」とするとともに、「全体的に見ると、やはり壁は厚かったなという思いがする」と述べた。そして、「ファンの期待を取り戻していくかということに、是非、専心をしていただきたい」などと、「ファンの一人として」の感想を語った。《民主党ニュース》