平成4544日目
2001/06/17
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】道路特定財源「一般化」目指す
小泉純一郎首相は17日、東京都議選の街頭演説で、道路整備に使途を限定している道路特定財源の一般財源化を目指す意向を鮮明にした。
首相は「教育、福祉、環境に使いたいと言っても道路にしか使えないのでは地方にとっても不幸ではないか」と指摘。「もっと有効な、道路だけでない他の予算にも使うようにするのが道路財源の見直しだ」と強調した。
道路特定財源の見直しをめぐって、首相はこれまで自民党内の反発も考慮、参院選前は「見直し方針」だけを確認して具体論は先送りする考えを示していたが「一般財源化」を明確にしたことで党内に波紋を広げそうだ。自民党は参院選での追加的な公約となる重点政策案で「制度を維持しながら充実を図る」としており、今後は首相と党側の調整が焦点となる。
また首相は街頭演説で、保育所に入所できない「待機児童」問題について「待機児童ゼロ作戦を展開するため、その実現に向けて、はっきりした予算措置を講じる」と述べ、2002年度予算編成で保育所の増設などを重視する方針を表明した。《共同通信》
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【中谷元・防衛庁長官】米のミサイル防衛構想「当面参加せず」
中谷元・防衛庁長官は17日午前、テレビ朝日の報道番組に出演し、ブッシュ米政権のミサイル防衛構想について「米国がやろうとしていることであり、現在のところ参加するということはない」と述べ、当面、日本政府として同構想に関与することはないとの考えを明らかにした。
政府はこれまで同構想に関して「米国の検討を理解する」などの見解を示してきたが、防衛庁長官が関与しないことを言明したのは初めてとなる。
米国のミサイル防衛構想は、クリントン政権時代、米国が長距離ミサイルから国を守るための全米ミサイル防衛(NMD)構想と、中・短距離ミサイルから同盟国や駐留米軍を守る戦域ミサイル防衛(TMD)構想に分けられ、日本政府は1999年度から、TMDの日米共同技術研究に着手した。しかし、ブッシュ政権になって、このTMDとNMDを区別せず、ミサイル防衛構想を一体化したため、日本政府が米構想に対し将来的にどう対応するかが焦点となっている。
これに関して、中谷長官は「米国に向かってくる長距離ミサイルと、日本に飛んでくるのは別のもの」と指摘した上で、「日本ができるのは個別的自衛権の範囲。現状のTMDはわが国を防衛するレベルの研究で、現時点でそれを逸脱することはない」と述べた。《共同通信》
【サッカー・セリエA】最終節
サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)は17日、最終節を迎え、首位ローマはパルマと対戦、3−1で快勝し、勝ち点を75として、18年ぶり3度目の優勝を飾った。
中田は公判34分から出場した。攻撃的MFの位置でプレーし、得点には絡めなかったが、日本人として初めてセリエA優勝チームの一員になった。
2位のユベントスと勝ち点2、3位のラツィオと同3の差で最終戦に臨んだローマは、前半19分、トッティが決めて先制。同29分にはモンテラが押し込んだ。後半もバティストゥータが得点し、反撃を1点に抑えた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が17日のパドレス戦で5打数3安打1盗塁、打率を3割5分5厘へと上げた。ア・リーグの首位、ラミレス(レッドソックス)の3割5分7厘とわずか2厘差。乱打戦の試合はパドレスが11−9で勝ち、佐々木はリードされた場面で打者1人に投げ、三振を奪った。
メッツの新庄外野手はヤンキース戦に「二番・中堅」で出場、4打数無安打だった。試合は8−7でメッツが勝った。《共同通信》
【田中真紀子外相】留学先の同級生と再会
「みんな、おじいさんとおばあさんになってしまった」−。訪米中の田中真紀子外相は17日午後、高校生時代に留学した思い出の地、ペンシルバニア州フィラデルフィアを訪ねた。卒業後2回目、13年ぶりとなる母校訪問では、同級生らとの再会に終始上機嫌で、昔話に花を咲かせた。
田中外相は1961年9月から同市内でジャーマンタウン・フレンズ・スクールに留学し、63年6月に卒業した。同校では、学校関係者や同級生らの出迎えを受け、抱き合ったり手を取り合ったりして再会を喜んだ。また、留学中に利用した図書館や礼拝堂を見学し「このにおいを覚えている」と感慨深げだった。《時事通信》