平成5989日目

2005/06/01

【三菱信託銀行】17万人分の顧客情報を紛失

三菱信託銀行は1日、法人や個人の顧客約17万3000人分の氏名や取引記録などを記したデータシートを紛失した、と発表した。個人情報保護法の施行もあり、顧客情報を一括管理するため保管状況を調べたところ、判明した。

大半が10年以上前の記録で、氏名が含まれているのは約13万4000人分。同行は「誤って破棄した可能性が高く、外部への情報漏えいの可能性は極めて低い」と説明。再発防止に向けて管理体制を見直す。

紛失したのは顧客の名前などが記された「マイクロフィッシュ」と呼ばれるデータシート251枚。約7000人分については、氏名と預かり残高、電話番号、生年月日が含まれていた。このほか名前と生年月日が含まれていたのが約1万8000人分あった。《共同通信》




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【チームQ】マラソン・高橋尚子選手が結成、始動

新天地でシドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子が始動した。10年にわたった小出義雄・佐倉AC代表との師弟関係を解消し、練習拠点を佐倉市から千葉市緑区に移転。専属スタッフを迎えて「チームQ」が1日発足し「ついにこの日がきた。うれしい」と充実の笑顔をのぞかせた。《共同通信》

【プロ野球・ヤクルト】4年ぶりの単独首位

ヤクルト9−1オリックス◇1日◇大阪ドーム

ヤクルトが4連勝で4年ぶりの単独首位。一回にラミレスの二塁打で先制すると、二回にも城石に二塁打などで2点を追加。終盤も着実に加点して突き放した。8回1失点の藤井が3勝目。オリックスは投打に決め手を欠いた。《共同通信》

【プロ野球・巨人】球団初の3試合連続引き分け

巨人5−5日本ハム◇1日◇札幌ドーム

延長12回の末、5−5で引き分けた。巨人は球団史上初の3試合連続引き分け。巨人は4−4の8回に二岡のソロで勝ち越したが、日本ハムもセギノールの1発で追いついた。その後は両チームとも決め手を欠いた。

巨人は5連敗後、球団史上初の3試合連続引き分け。堀内監督は疲れきった表情で「めがしょぼしょぼする。粘っているが、引き分けじゃ疲労がピークになっちゃうよ」前夜、18残塁の拙攻だった打線はこの日も中軸の3人が無安打で攻めきれなかった。この
2試合で延べ13人の投手をつぎ込むむなしい消耗戦に、堀内監督は「だから困っちゃうんだよ」と嘆いた。《共同通信》

【この日の民主党】

議院議員総会を開催 郵政法案めぐる与野党合意について報告

民主党・新緑風会は1日昼、国会内で参議院議員総会を開き、郵政民営化関連法案をめぐる与野党間の対立の結果、国会審議がストップした問題について、与野党間の折衝の結果、国会が正常化する運びとなったことを、今泉昭参議院国会対策委員長が報告した。

総会冒頭に、江田五月参議院議員会長が挨拶し、「参議院では与野党の合意で、予定をされていたものを全て延期をして衆議院の事態を見守る」としてきたが、衆議院が正常化をする運びになったことを受け、郵政民営化関連法案について「反対で廃案をめざしていく、この態度は微動だにしない」としつつ、「一定の折衝の結果、一定のものが取れた」と述べ、「一致結束、足並みを乱さず、次へのたたかいに向かっていきたい」と呼びかけた。

輿石東参議院幹事長の挨拶の後、今泉参院国対委員長がこの間の経過を改めて報告するとともに、参議院においても午前中に与野党国対委員長会談を開催し、参議院を5月20日以前の状態に戻し、法案審議や日程の相談に応ずることとなった旨を報告した。総会ではこうした報告を受け、出席議員から多岐にわたる質問や意見が出された。

「最強最善の委員で郵政法案を徹頭徹尾審議する」鉢呂国対委員長

鉢呂吉雄国会対策委員長は1日、国会内で記者会見し、郵政民営化関連法案審議をめぐり、郵政民営化に関する特別委員会の委員名簿を河野衆議院議長宛てに午後1時に提出したことなどを報告。河野衆院議長から十分な審議を行うよう求められたのに対して鉢呂国対委員長は、「会期末を控えている段階で、審議も十分にできない中、この法案の取り扱いが問題になってくる」との考えを表明したことを明らかにした。

また、この特別委員会委員メンバーに関して鉢呂国対委員長は、「最強最善の委員で、この法案を徹頭徹尾審議し、国民の皆さんに分かりやすく、この民営化がいかにニセの民営化であるか、ニセの構造改革となっていくかを完膚なきまでに示していきたい」と語った。法案提出後1カ月弱に過ぎない現状にあっては、「かなり慎重な審議が求められる」との考えを示し、理事会においても慎重な審議を担保する形をとっていくとした。

郵政民営化関連法案が抱える4項目の問題に関して、同日の衆院議院運営委員会で政府が説明するとしていた点についても、郵便局の設置基準など法案で政省令に委ねるとしている問題に関しても箇所を示すだけにとどまるなど、政府の対応が極めて不十分だったことを鉢呂国対委員長は指摘。政府・与党との合意事項にかかわる説明も、簡単に記載しているだけで極めて説明不足だった点を踏まえて、鉢呂国対委員長は、「政府に差し戻しし、改めて与党側に説明を求めていく」と述べ、あくまで追及していく構えを示した。

鉢呂国対委員長はまた、「郵政民営化関連法案の中身について正確に伝える努力が必要」との観点で、国会正常化にむけて民主党が結論を下したことを明らかにした。《民主党ニュース》



6月1日　その日のできごと(何の日)