平成8161日目
2011/05/13
【菅直人首相】原発停止「歴史が評価」
菅直人首相は13日午後の参院予算委員会で、中部電力に対する浜岡原発の全面停止要請について「行政指導で私の政治判断だ。評価は歴史の中で判断いただきたい」と述べた。浜岡原発は地震発生の可能性が非常に高い地域にあるとした上で「緊迫性と特別な事情がある」と指摘、他の原発への停止要請は必要ないとの認識を重ねて示した。
東京電力の清水正孝社長は福島第1原発事故の賠償のため、退職金や企業年金を削減すべきだとの意見に対し「老後の生活に直結する問題で現時点では考えていない」と拒否した。
東日本大震災復興に絡み首相は、住宅ローンなどを抱えた被災者が新たな債務に苦しむ「二重ローン」の救済策を検討する考えを表明した。
浜岡原発について経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は、首相からデータ提供は求められたが、停止要請の事前相談は一切なかったと明らかにした。これに関し、首相は「熟慮を重ね、国民の安全と安心のために必要との結論に達した」と強調した。
清水氏は、福島原発事故で海水注入が遅れた理由について「1号機の爆発で、準備していた海水の注水ラインが全て損傷した。最善の努力をしたが少し時間がかかってしまった」と釈明した。民主党の今野東、自民党の山本順三、衛藤晟一、みんなの党の中西健治、共産党の大門実紀史の各氏への答弁。《共同通信》
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【トヨタ・プリウスα】発売
【内田裕也さん】住居侵入で逮捕
交際をやめようとした女性を脅し、復縁を迫ったとして警視庁原宿署は13日までに、強要未遂と住居侵入の疑いでロックミュージシャンの内田裕也容疑者(71)=本名雄也=を逮捕した。内田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。妻で女優の樹木希林(68)は同日、東京都渋谷区内の自宅で記者会見し、夫の逮捕について「私としてはありがたい」と話した。
【中日・谷繁元信捕手】23年連続本塁打
中日谷繁元信捕手(40)がメモリアル弾で勝利を決めた。2点リードの7回、プロ入りから23年連続本塁打となる今季1号2ランを左翼席にたたき込んだ。22年連続で並んでいた王貞治氏(70=現ソフトバンク会長)を超え、新人からは歴代トップタイ。通算211本は決してホームラン打者ではない。常に勝利を追求してきた「一捕手」らしい勝負どころでの1発だった。《日刊スポーツ》
【焼肉酒家えびす集団食中毒事件】
卸業者「生食用出荷ない」
4人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、牛もも肉を納入した食肉卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)が同チェーンを運営する「フーズ・フォーラス」と取引を開始する約1年前の2008年5月、板橋区保健所の検査に「生食用の肉は出荷していない」と説明していたことが13日、同区への取材で分かった。
板橋区によると、同区保健所は08年5月、精肉店や焼き肉店などの衛生状態や設備を検査。食中毒防止の観点から、生食用の肉を販売しているかを大和屋商店に聴いた際、同社から「加熱用の肉だけ」との回答を得たという。
大和屋商店は09年5月に「ユッケ用のサンプルを送付する」などと記したメールをフーズ・フォーラスに送ったとされ、同社は「ユッケ用としての販売を提案された」と主張している。県警などの合同捜査本部の任意聴取に対し、大和屋商店の幹部は「加熱用として出荷した」と話しているが、従業員は「生食用と認識していた」と異なる説明をしており、合同捜査本部は取引の詳しい経緯などを調べている。
大和屋商店は東京都内の飲食店やスーパーにも牛肉を納入していたが、事件後の都の調査では、食中毒の発生は確認されていない。《北日本新聞》
富山県内患者19人増え132人に
フーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、県は13日、砺波店(砺波市となみ町)と高岡駅南店(高岡市大野)、富山山室店(富山市公文名)を利用した患者数が同日午後4時現在、計132人(死者3人含む)と発表した。前日から19人増えた。現在の入院者数は1人減の25人となり、このうち重症者は21人。
砺波店の患者数は、53グループの1~70歳の71人(男性36人、女性35人)で前日から17人増。うち現在の入院者数は1人減って20人となり、この中で溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した重症者は17人で前日と同じ。《北日本新聞》