平成1359日目

平成4年9月27日(日)

1992/09/27

【大相撲秋場所千秋楽】貴花田が有終の美

大相撲秋場所千秋楽(27日・両国国技館)14日目に二度目の優勝を決めた貴花田は、北勝鬨を豪快な上手投げで破り、14勝1敗で有終の美を飾った。霧島は、小錦に一方的に押し出されて負け越し、九州場所は四度目の大関力ド番。関脇武蔵丸は10勝で、名古屋場所に続く二けた勝利を挙げ、九州場所で大関昇進に挑む。

三賞は殊勲賞貴花田、敢闘賞が旭道山と大翔鳳で、技能賞は該当者がなかった。十両は琴別府が初優勝、8人で優勝決定戦が行われた幕下は、元高校教師でアマ横綱の成松が勝った。《読売新聞》

人気者20歳の貴花田の優勝で、千秋楽の27日、国技館や藤島部屋周辺はファンや地元の人たちが大フィーバー。その一方で、子供もある28歳が幕下優勝をものにした。史上最年長の新弟子だった、立浪部屋の成松。来場所十両昇進の夢も添えて実家に残した妻子への最高の贈り物となった。

東幕下八枚目の成松は、この日、6勝1敗同士八人による決定戦で、若手力士に3連勝。初土俵を踏んだ春場所以来4場所目で、見事に優勝を決めた。優勝賞金(30万円)の使い道を聞かれた成松は、「貯金します」と言った後、「いえ、妻に渡します」とあわてて言い直した。

九州場所で晴れて給料のもらえる十両になれば、埼玉県伊奈町の実家に帰っている妻(28)と長男(3つ)を呼び寄せることができる。

高校教師の職をなげうち、妻子を置いて大相撲入りした28歳の成松(本名・成松伸哉さん)は、平成元年のアマ横綱。春場所、夏場所で各1敗。名古屋場所では2敗して連戦連勝とはいかなかったが、今場所は体重も113キロまで戻り、本来のしぶとい相撲巧者ぶりがさえた。《読売新聞》

貴花田の優勝パレードが行われた両国国技館周辺では、雄姿を一目見ようと、約8000人のファンが詰めかけ大フィーバー。午後5時すぎからファンの数は徐々に増え、通路を確保するためにロープを張る警官と押し合いを演じるなど熱気ムンムン。

午後6時35分ごろ、国技館正面出口から2台の白バイに先導された貴花田と若花田らの乗ったオープンカーが姿を現すと、一帯は「ウオー」という地鳴りのような歓声と拍手の渦に包まれ、興奮は頂点に。

優勝パレードは午後7時半には、藤島部屋の地元・中野区に到達。青梅街道から中野新橋商店街を経て同部屋までの約2キロの沿道には地元のファン約5万8000人。同商店街では缶ビール、日本酒など1500本、乳酸飲料2000本を無料配布。そば、すし店、電器店など約30店も無料や割引のセールを実施するなど、「貴花田景気」にわいた。《読売新聞》



【雲仙・普賢岳】最大規模の火砕流

長崎県雲仙・普賢岳は27日、活発な活動が続き、午前9時すぎには43人の死者不明者の出た昨年6月3日の大火砕流を上回る規模の火砕流が発生した。被害はなかったが、雲仙岳測候所は臨時火山情報を出して警戒を呼びかけた。

午前9時18分、震動波形の継続時間が2分40秒の火砕流が発生、東側斜面の水無川方向と南東側斜面の赤松谷方向の2ルートに分かれて流下した。水無川方向は、住家があった島原市上木場地区の三合目に達し、赤松谷方向は三合目を少し越え、深江町上大野木場地区の住家のすぐ近くまで達した。《読売新聞》

【埼玉県富士見市】「ドラクエ」ひったくられる

27日午前11時25分ごろ、埼玉県富士見市水子の国道254号線の交差点で、自転車で信号待ちしていた同県志木市内の中学三年生の男子(15)が、後ろから自転車で近づいてきた若い男に、前かごに入れていたテレビゲームソフト「ドラゴンクエストV」(9880円相当)をひったくられた。

東入間署の調べによると、男は年齢18歳ぐらい、白いジャンパーにジーパン姿だった。被害にあった中学生はこの日、同市や富士見市内のゲームショップを探しまわり、やっとソフトを手に入れたばかりだった。《読売新聞》

【米シニアゴルフ】青木功選手、初優勝で通算60勝目

50歳以上の選手を対象にした米シニアプロゴルフツアーのネーションワイド選手権で27日、日本の青木功選手(50)が同ツアー初優勝を飾った。日本で55勝(ツアー競技50勝)を挙げている同選手は、これが海外5勝目で、日本、海外合わせると60勝目の快挙。優勝賞金12万ドル(約1440万円)を獲得した。《共同通信》

【青島幸男参院議員】ハンスト中脱水症状で無念のダウン

5億円献金疑惑の金丸信・自民党副総裁の議員辞職を要求して26日午前10時から東京・永田町の参院議員会館前で無期限のハンガーストライキを行っていた二院クラブの青島幸男参院議員(60)は27日夕、脱水症状のためドクターストップとなり、板橋区内の日大板橋病院に運ばれ、入院した。2、3日で退院できそうだ、という。《共同通信》

【韓国・盧泰愚大統領】北京入り

韓国の盧泰愚大統領は27日午後4時(日本時間同5時)過ぎ、北京空港に到着した。30日までの公式訪問中、楊尚昆国家主席、李鵬首相、江沢民共産党総書記ら中国要人と会談する。

先月24日の中韓国交正常化に続く韓国元首の初の中国訪問は、二国間関係のみならず、北東アジア情勢が大きく変化したこと、を示す象徴的な意味を持つ。盧大統領にとっては、自身の「北方外交」(社会主義諸国との関係改善)の総仕上げとなる。

楊主席と大統領との首脳会談は、28日午前10時(日本時間同11時)からの歓迎式典に続き、人民大会堂で行われ、席上、盧大統領は楊主席の訪韓を正式に招請する予定。また、29日には、李鵬首相、江沢民総書記らと会談し、朝鮮半島をとりまく北東アジアの安保問題や、経済協力など二国間関係を話し合う。

一連の会談で、韓国側は、核問題が障害となり、こう着状態にある朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との南北対話で、韓国側の政策に対する中国側の支持を得たい考え。一方、中国側は、今年度見込みで100億ドルにのぼる貿易や経済協力分野での関係拡大に強い期待を示しており、民間レベルだった貿易、投資保護の両協定を政府間レベルに格上げした協定や、「経済・貿易・技術協力共同委」設立協定など四つの協定が署名される。《読売新聞》



9月27日のできごと