平成1182日目
1992/04/03
この日のできごと(何の日)
【任天堂】マリナーズ買収に調印
ゲーム機のトップメーカー任天堂(本社京都市、山内溥社長)を中心とする企業家グループ「シアトル野球クラブ」は3日、米大リーグ球団シアトル・マリナーズ買収について現オーナーのジェフ・スマリアン氏と合意に達し、文書に調印したと発表した。
最終的には大リーグの承認が必要だが、既に大リーグ側は基本的に了承する意向を表明しており、日本人が経営に大きく関わる大リーグ球団が史上初めて誕生する見通しとなった。
シアトル野球クラブのジョン・エリス代表(ピュージェット湾電力会長)は「これで地元(資本)によるマリナーズ所有へ大きく前進した」と述べ、最終承認の獲得に自信を示した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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【佐野岳さん】誕生日
【自民党・小沢一郎元幹事長】経済の構造に改革のメスを
自民党の小沢一郎・元幹事長(竹下派会長代行)は3日、福岡市内のホテルで開かれた同派衆院議員の政務次官就任を祝う会であいさつし、「今日の経済の状況を見ると、従来のように高度経済成長を前提とした経済政策でいいのか。経済構造に改革のメスを入れなければならないと述べた。
これは、緊急経済対策や公定歩合の引き下げにもかかわらず、従来のように直ちに景気好転が望める状況にはないことなどを踏まえ、生産力重視などを柱としてきた経済政策の根本的な転換が必要との考えを示したものとみられる。《読売新聞》
【連合】6人委員会
連合(山岸章会長)は3日、会長、事務局長、副会長の代表で構成する事実上の最高幹部会、「6人委員会」を開き、自衛隊・日米安保など国の基本政策について討議した。
この中で、自衛隊の存在を容認したうえで、憲法論議に深入りせずに、自衛隊の現実的なあり方をさらに討議を重ねていくことでほぼ一致。また、日米安保条約については軍事色を薄め“経済同盟的”なものにすることを前提に容認する方向で同意。連合はさらに論議を重ね、来月15、16の両日開く連合三役会議で、基本政策の方針をまとめ、6月4日の中央委員会で決める。
6人委員会には、山岸会長のほか、山田精吾事務局長、得本輝人自動車総連会長、岩山保雄電機労連委員長、芦田甚之助ゼンセン同盟会長、大場昭寿日教組委員長が出席した。
焦点の自衛隊問題については「真正面から憲法論議をとりあげない」との意見が大勢を占めた。その上で、望ましい自衛隊のあり方を議題にすえ、①専守防衛にふさわしい自衛力②文民統制(シビリアンコントロール)の仕組み③国際平和協力への対応―などの論議を深めることで一致した。《読売新聞》
【日本サッカーリーグ】MVPに三浦知良選手
日本サッカーリーグは3日、第27回日本リーグの最優秀選手賞に、三浦知良(25)(読売クラブ)を選んだ。同僚で得点王のトニーニョも有力候補に挙がったが、日本リーグは今回で最後であり、来年からプロリーグに発展していくうえで、サッカー人気を盛り上げた三浦知が評価された。初受賞。
三浦知の話「10得点、10アシストの目標には届かなかったが、内容的には去年より良かった。35歳まで現役を目標に、さらに上を目指したい」《読売新聞》
【クロアチア】戦闘再び激化
民族紛争が続くクロアチアで3日、再び激しい戦闘があり、今年に入って最多の17人の死者を出し、負傷者も38人を数えた。クロアチアでは、国連平和維持軍(PKF)「国連防護軍」が4日から本格展開を開始し、停戦監視活動にあたるが、この活動への悪影響が懸念される。
国営タンユグ通信などによると、クロアチア軍対セルビア・連邦軍の砲撃、銃撃などによる交戦は、北東部のオシエク、その西部のバルポボなどで終日続き、オシエクで12人が死亡、28人が負傷、バルポボで5人が死亡、10人が負傷した。
また、先月下旬以来すでに約40人の死者を出し、クロアチア内戦の波及が懸念されているボスニア・ヘルツェゴビナ共和国でも戦闘が行われ、北東部ビエリナで、同市を包囲するセルビア人部隊とイスラム系住民が衝突、ベオグラードのボルバ紙によると三日間で少なくとも20人の死者を出したのをはじめ、クロアチアとの国境に近いボサンスキ・ブロッドなどでも計4人が死亡した。