平成84日目
1989/04/01
【消費税】スタート
消費税が1日午前0時を期してスタートした。戦後のシャウプ勧告以来40年ぶりの税制抜本改革。その中核となる同税は、国民が初めて体験する大型間接税となる。実施前日の1日、全国各地のデパート、スーパーには、日常品など値上がり前の買いだめを狙う主婦らが殺到、大混雑となり、閉店時間を急きょ延長する店が続出するなど、早くも先行き不安を暗示する混乱ぶりを露呈した。《共同通信》
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【NHK連続テレビ小説・純ちゃんの応援歌】最終回
【仙台市】政令指定都市に移行
仙台市は1日、政令指定都市に昇格した。昭和55年の広島市に続いて11番目、東北地方では初めて。《共同通信》
【自民党・伊東正義総務会長】首相は陳謝ずべき
自民党の伊東総務会長は1日、京都市内で開かれた奥田幹生通産政務次官を励ます会に出席し、あいさつの中でリクルート事件で招いた政治不信について「総理は少なくとも、検察が結論を出した時点で国民に陳謝し、それからどう政治改革を行うかを表明すべきだ」と述べ、政治改革の前にまずけじめをつける必要があるとの見解を改めて強調した。
伊東会長は「消費税と農業自由化は政策であり、世論に迎合するわけにはいかないが、リクルート問題は率直な国民の怒りだ。国民との金銭感覚がずれており、選挙制度を含め政治に金がかからぬような政治改革が必要だ」と述べた。《共同通信》
【竹下登首相】大平元首相の墓前に消費税スタートを報告
竹下首相は1日昼、東京・府中の多摩霊園を訪れ、故大平元首相の墓前に消費税スタートの報告をした。故大平氏は10年前「一般消費税」(仮称)導入を図り、シャウプ税制以来の税制の抜本改革に手を染めながら、総選挙で惨敗、挫折したいわば大型間接税導入の先人。
首相はこの日午前、都内のデパートで消費税PRの視察を済ませると、まっすぐ多磨霊園に。墓前に献花してじっと手を合わせたが、スタート前から野党の反発に加え政府、自民党や財界でも「早期見直し論」が噴き出している不評の消費税に併せ、リクルート事件の激しい逆風が吹く中、多難な船出とあって表情は終始硬かった。《共同通信》