平成9523日目
2015/02/03
この日のできごと(何の日)
【日本サッカー協会】アギーレ代表監督を解任
日本サッカー協会は3日、八百長疑惑でスペイン検察当局から告発された日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の解任を発表した。2日深夜に告発の受理が確認できたとし、今後、アギーレ監督が捜査対象となり代表監督としての活動に支障が出るのは避けられないと判断。2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア予選が6月に始まるのを前に解任に踏み切った。後任は未定で、3月下旬の国際試合までに決めたいとしている。
昨年8月に、W杯ブラジル大会での惨敗を受け、日本サッカーの再建を託されて就任してからわずか半年。拙速な選任に加え、八百長疑惑発覚後の対応も後手に回った。その代償はあまりにも大きい。
東京都内で記者会見した大仁邦弥会長は「最大のミッションはW杯出場。予選へのリスクを排除する必要があると考えた」と解任理由を説明。「一番考えないといけないことは日本代表への影響。八百長への関与が理由ではない」と、裁判で結論が出ていない疑惑による解任ではないと強調した。
日本協会は2日夜に告発受理を確認。3日午前の緊急会議で契約解除を決め、会長が直接通達した。アギーレ監督は「やむを得ない。分かりました」と答え、「日本代表チームの将来に幸運を祈っています」などとコメントしたという。
ブラジル大会での1次リーグ敗退を受け、日本協会はイタリア出身のアルベルト・ザッケローニ前監督の後任としメキシコ出身のアギーレ監督を招聘した。しかし、先月、オーストラリアで行われた2連覇のかかるアジア・カップでは準々決勝でアラブ首長国連邦(UAE)に敗れていた。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【生活の党と山本太郎となかまたち】日曜討論に呼ばれずNHKに抗議
「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員(40)、小沢一郎衆院議員(72)の両代表が3日、都内で会見。1日に放送されたNHK「日曜討論」に、党として呼ばれなかったことを抗議したと明らかにした。
1日の同番組は「拘束事件・経済再生 与野党に問う」のテーマで討論が行われたが、参加したのは自民党、民主党ら7党の代表者のみ。「生活―」など、複数の政党には声がかからなかった。その点を同局に問いただしたところ「『現役議員が5人以上おり、かつ直近の衆院選で得票率が2%以上』という、局が定めた条件を満たしていないため」と説明されたという。
山本氏は「公職選挙法では、いずれかの条件を満たせば、政党の要件となっており、根底には明らかに局の思惑がある。民放なら分かるが、公共放送ですから。我々の党にも、支持者はいるんです」と、NHKが「生活―」を“排除”したと指摘。山本氏が局まで足を運ぼうとしたところ「来てもらったら困ります」と言われたことも明かした。
また、邦人人質事件について、小沢氏は「安倍さんの行為は集団的自衛権の事実的行使というか、実行。戦争というのは、戦費の調達が大前提なんです。日本と直接関係がない紛争は、国連を通じて意見を言うべき。憲法第9条に抵触する行為だと思います」。イスラム国対策に2億ドルの支援を表明した安倍晋三首相を批判した。《スポーツ報知》
【自民党・二階俊博総務会長】戦後70年談話「各党と調整を」
自民党の二階俊博総務会長は3日の記者会見で、安倍晋三首相が今夏出す戦後70年談話について、政府が各党の意向を聞くべきだとの考えを示した。「各党と調整を図ることが当然だ。世界各国が注目する談話になる。できるだけ多くの皆さんの合意が得られる努力はすべきだ」と述べた。
公明党の山口那津男代表も会見で「談話は、国内外で日本の姿勢と受け止められる。常識的には政府、与党でコンセンサスが形成されるべきだ」と語り、政府と与党が協議する場の設置を求めた。
70年談話をめぐっては、公明党の井上義久幹事長が1月30日の会見で、与党協議を経て作成すべきだと求めた。《共同通信》
【この日の安倍総理】
参院予算委員会
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人人質事件について、安倍晋三首相は3日、中東歴訪中に表明した2億ドル(約234億円)の支援がIS側を刺激したとの指摘に対し「テロリストに過度な気配りをする必要は全くない」と述べた。同日の参院予算委員会で人質への危険性の認識をただされ、「支援表明は極めて重要だ」と反論した。《毎日新聞》
安倍晋三首相は3日の参院予算委員会で、公的年金の給付を安定化させるために経済成長が必要との認識を示した。「年金は緩やかなインフレが続くことを前提に設計されている。しっかりと経済を成長させることにより、将来の安心を確保したい」と述べた。
少子化対策に関しては「保育の受け皿を5年間で40万人分増やし、待機児童を解消していく。育児休業給付を引き上げ、育休取得を促進する」として、子育て支援を強化する考えを示した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古移設について「一日も早く実行したい。沖縄の負担は大きく減少する」と移設推進に重ねて理解を求めた。《共同通信》
「製鉄所勤務は財産」
安倍晋三首相は3日夜、東京都内の経団連会館で開かれた製鉄業界のパーティーに出席し、政界入り前に神戸製鋼所で勤務した自身の経歴を振り返り「日本の製造業の強さを体感できたのは財産だった」と語った。
同時に「社会人としての人生は(兵庫県加古川市の)加古川製鉄所がスタートだった。ヘルメットをかぶって安全靴を履いて現場に出ていた」と懐かしんだ。《共同通信》
【東京都・舛添要一知事】ソウル市長と会談
東京都の舛添要一知事は3日、来日中の朴元淳ソウル市長と都庁で会談し、「引き続き都市間関係を強化する」とした共同声明を発表した。
知事と市長は自治体交流を強めることで、冷却した日韓の政府間の関係改善に意欲を示している。昨年7月には知事が訪韓して朴市長と面会し、都市の安全対策や五輪などの分野で緊密な交流、協力を進める合意書を締結した。ソウル市長の都知事への表敬訪問は2007年9月以来。
会談では知事がデジタルサイネージ(電子看板)を都庁に導入したことを引き合いに、「ソウルの先進的な取り組みを参考にし、東京五輪・パラリンピックを成功させたい」とあいさつした。《共同通信》
【イスラム国】ヨルダン人パイロット「焼殺」映像を公開
イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は3日、拘束していたヨルダン空軍パイロットを殺害したとする映像をインターネット上に公開した。配信された映像と画像によると、ヨルダン空軍のムアーズ・カサースベ中尉はおりの中に閉じ込められ、生きたまま火をつけられて死亡したとみられる。CNNはこれらの放映を控えている。
映像の長さは22分間。冒頭でヨルダンのアブドラ国王を非難し、中尉殺害は国王の責任だと追及している。ヨルダン軍の報道官は映像公開の直後、中尉は1月23日に「暗殺」されていたと述べた。《CNN》
【イタリア】マッタレッラ新大統領が就任
高齢を理由に辞任したイタリアのナポリターノ前大統領(89)の後任のセルジョ・マッタレッラ氏(73)が3日、下院で宣誓し大統領に就任した。国防相や憲法裁判所判事を歴任した重鎮で、1月31日の投票でレンツィ首相の民主党(中道左派)の推薦を受け選出された。首相は新大統領と連携し、政治改革を進める考えだ。
マッタレッラ氏は南部シチリア州知事だった兄が1980年にマフィアに殺されたのをきっかけに政界入りし、83年に下院議員に初当選。組織犯罪撲滅に取り組み、高潔な人柄で政界でも一目置かれる存在だ。《共同通信》
【米・オバマ大統領】ヨルダン・アブドラ国王と会談
オバマ米大統領は3日、訪米中のヨルダンのアブドラ国王とホワイトハウスで会談し、過激派「イスラム国」が拘束したヨルダン軍パイロットが殺害されたとみられることを受け、今後の対応を協議した。イスラム国への空爆など軍事行動にも参加するヨルダンを全面的に支援する意向などを伝えているとみられる。
大統領はこれに先立ち、パイロットの殺害時とみられる映像が流れたことについて「イスラム国を弱体化させ、壊滅させる有志国連合の決意を倍増させることになる」と記者団に語った。《共同通信》