平成9522日目
2015/02/02
この日のできごと(何の日)
【韓国・光州地裁】冨田選手の裁判を通訳が欠席
昨年9月に韓国・仁川アジア大会でカメラを盗んだとして窃盗罪で略式起訴され、後に無実だとして正式裁判を求めた競泳の冨田尚弥選手(25)の公判が2日、仁川地裁で開かれた。法廷通訳人が出席せず、韓国語が分からない冨田選手が内容を理解できないまま審理が行われた。
弁護人の黄文錫弁護士が、自分が通訳も兼ねるとして審理の続行に同意したが、証拠採用をめぐる同弁護士と検察との応酬や裁判官による訴訟指揮の説明は廷内で冨田選手に伝えられず、被告人の権利保護が十分だったか疑問だ。
検察は同日までに、犯行現場の監視カメラの映像を冨田選手側に開示したが、同選手側は「映像は不鮮明で本人かどうか分からず、編集でカットされている部分 もある」として証拠採用に反対し、元の映像を示すよう求めた。検察は元の映像を証拠申請すると表明。裁判所は捜査した警察官らを証人として尋問することを 決めた。
冨田選手は公判後、記者団に、事前に見た映像は「僕が写っているのかいないのかも分からない」と述べ、窃盗の証拠にはならないと主張した。通訳の不在について裁判所は「通訳人が公判期日を錯覚し来なかった」と弁明した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【この日の安倍総理】
参院予算委員会
安倍晋三首相は2日の参院予算委員会で、同盟国による先制攻撃をきっかけに生じた事態でも、武力行使の新3要件を満たせば日本の集団的自衛権行使を排除しないとの認識を示した。
民主党の大塚耕平氏が「密接な関係がある他国が先制攻撃をした結果、相手側から武力行使を受けた場合も必要条件を満たすか」と質問したのに対し「3要件を満たすか否かの中で判断する」と述べた。
「密接な関係にある他国」は一般的に、同盟関係にある米国などを指す。《共同通信》
「日本はテロに屈することはない」
中東のイスラム過激派組織「イスラム国」が後藤健二さん(47)を殺害したとする映像を公開したことを受け、政府は2日午前、首相官邸で臨時の政府・与党連絡会議を開いた。
安倍晋三首相は「残虐非道なテロリストたちを私たちは絶対に許さない。その罪を必ず償わせるため国際社会と連携していく」と改めて強調。「日本はテロに屈することは決してない。政府・与党の総力を挙げて日本人の安全を確保する」と述べた。《毎日新聞》
【秋葉原無差別殺傷事件】被告の死刑確定へ
平成20年に、7人が死亡し、10人が重軽傷を負った東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われ1、2審で死刑とされた元派遣社員、加藤智大被告(32)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は2日、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。《産経新聞》
【特急トワイライトエクスプレス】大雪で12時間にわたり立ち往生
1日午後11時5分ごろ、札幌発大阪行きの寝台特急トワイライトエクスプレスが青森県平川市のJR奥羽線津軽湯の沢駅近くで、積雪のため立ち往生した。乗客約130人は車内で一晩を過ごし、2日午前11時45分ごろ、運転を再開した。
JR東日本によると、電力は確保され、暖房設備にも問題はなく、体調不良を訴えた乗客はいない。同社担当者は「半日以上の立ち往生は珍しい」としている。
青森地方気象台によると、1日午後11時時点で、平川市碇ケ関の積雪は101センチで、平年を大幅に上回っている。《共同通信》
【大崎事件】最高裁、服役した女性の再審請求を棄却
鹿児島県大崎町で昭和54年、男性の遺体が見つかり、殺人と死体遺棄罪で懲役10年が確定、服役した原口アヤ子さん(87)が冤罪を訴えた「大崎事件」の 第2次再審請求について、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は、原口さんの特別抗告を棄却する決定をした。再審開始を認めなかった福岡高裁 宮崎支部決定が確定した。決定は2月2日付。
【民主党・枝野幸男幹事長】政府対応を冷静に検証−邦人人質事件
民主党の枝野幸男幹事長は2日の記者会見で、邦人人質事件への政府対応の検証について「こうした事態が二度と起こらないようにするために行わなければならない。対決姿勢で臨まねばならないとは思っていない」と述べ、冷静な対処が必要との認識を示した。
共産党の山下芳生書記局長は会見で「検証は『こうした悲劇を繰り返さないため』というスタンスが大事だ。政府がどう対応したかをまず検証すべきだ」と強調した。
社民党の吉田忠智党首は「人質となった2人が昨年から拘束されている中で安倍晋三首相が中東を訪問したタイミングや、エジプトでの演説などがテロ組織『イスラム国』に口実を与えたのではないかと疑問に感じている」と指摘した。《共同通信》
【中ロ首脳】相互に戦後70年行事出席へ
中国外務省によると、ロシアのラブロフ外相は2日、北京で王毅外相と会談し、戦後70年に合わせて今年、中国とロシアでそれぞれ開催される記念行事に、プーチン大統領と習近平国家主席が相互訪問して出席する予定だと明らかにした。
北京では2日、中国、ロシア、インドの3カ国外相会談も行われる。
ロシアは5月9日に対ドイツ戦勝70周年記念式典を、中国は9月3日の「抗日戦争勝利記念日」に記念行事を開催する予定。両国首脳が共に記念行事に出席して緊密さをアピールし、日本や欧米をけん制する狙いがあるとみられる。
中国は9月3日の記念行事として、北京で軍事パレードを計画していると報じられており、注目を集めている。
王氏は会談で「中ロは第2次大戦の東西の主戦場であり、両国で記念行事を開催することには重要な意義がある」と指摘。ラブロフ氏も「中ロの全面的な戦略協力をさらに進めたい」と応じた。《共同通信》
【エジプト】同胞団支持者ら183人に再び死刑判決
エジプトの裁判所は2日、首都カイロ郊外で2013年8月、警官殺害などに関与したとして、モルシ元大統領の出身母体イスラム組織ムスリム同胞団の支持者など計183人の被告に対し、再び死刑判決を言い渡した。地元紙アルアハラム(電子版)などが報じた。
昨年12月に188人に死刑判決を言い渡していたが、最高イスラム法官の意見を踏まえ、このうち183人の死刑判決を確認した。残る5人には、減刑や被告人死亡による棄却などが言い渡された。被告は上訴できる。34人は逃走中で欠席裁判となった。《共同通信》